木曜日、週刊少年チャンピオン発売日♪
週の後半、疲れも出てきたところですが、大好きな弱虫ペダルを読んで元気をチャージです!
さっそくですが、以下は今週の内容や感想になります。
本誌未読の方はネタバレにご注意ください。
今週の弱虫ペダルは『◎暗闇の中、1人シャワーに打たれ瞑想に耽る男は…?』という文字とともに、シャワーヘッドからポタ、ポタと滴る水を、座禅を組んだその頭に受けている男の背中が描かれ始まります。
その男とは、御堂筋翔です。
御堂筋「タヲルは、濡れてもなお、タヲルか」
そんな御堂筋のいるシャワー室にやってくる船津。
御堂筋は照明もつけず、シャワーをほぼ止めているかのような状態でお風呂座禅を組んでいるので、船津は誰もいないものと思います。
船津「いやー、汗かいたわー。お、ラッキー、シャワー室貸し切りぃー♪」
言いながら中に入ると、船津の目に、いくつか並んだシャワーの一角で、御堂筋が座禅を組んで座っている姿が飛び込んできます。
船津「ぬわっ」
ビクッと驚く船津。
船津(暗がりで?シャワー!? 御堂筋くん!? 水量少なっ。どんだけ時間かかるシャワーや…あいつホンマ独特すぎやろ…)
御堂筋「水ズゥの…流れは、四肢をつたい、地へと降りる。最早タヲルに力はない。意味はない」
御堂筋は濡れた床を5本の指で触りながら言います。
御堂筋「本当にさうか?」
船津「なんかブツブツ言いよる。あ~~早うシャワー終わらせてくれ~。電気つけてええかな…いかんか…)
御堂筋「意味をさがせないだけちゃうの。ボクゥが………。だとしたら!!」
御堂筋はカッと目を見開き、立ち上がります。
御堂筋「あったわ、こんなところに。答えが!!」
ここで場面は変わり、インターハイスタート会場の京都伏見のテントに移ります。
船津が走ってテントに帰ってきました。
船津「おい、御堂筋…くん!! 総北の__あいつらのステージ始まっとるぞ。コメント聞いとくか!? ヤツらの作戦的なの何か言うかもわからんし…」
テントの入り口で勢いよく言う船津ですが、テント内は静まり返っています。
船津「……。おらんのか!? あれ!? 小鞠のヤツは…『いいにく』? 探すとか訳わからんこと言うて試走いったけど…。八丁堀はそれについていったから…やけど、あーくそ、他のヤツらもステージ見にいってテント誰もおらんのか」
ひとり呟く船津ですが、テントの奥の椅子に、一人、誰かが座っていることに気づきます。
船津(子ども!?)
目がぐりっとしたその子は、小学生の頃の御堂筋ですが、船津は誰かわかりません。
船津(何やこのガキ。は?人のテントに!? は?そこ御堂筋の席やぞ!? これやからガキ嫌いなんやオレ!! 言うこときかんし、すぐ泣くし!! 大事なインハイ前やのに胸クソ悪いわ)
頭を抱える船津。
船津は子供の側に寄って行きます。
船津「おいこら何やっとるんやガキ。みずぼらしい汚いヨレヨレのランニング着て、勝手に入ってくんな。開いてたから入っていい訳ちゃうぞ」
船津は子供の前で屈んで、面と向かって言います。
船津「おい!!」
子ども「……」
子どもは船津と目を合わせようとしません。
船津「こっち見ろ、こら。おまえ、小5か小6か!? 本部に連れてったる」
船津は子どもの手首をがっしっと掴みます。
船津「え」(太!?)
先ほどまで見ていた細い子供の手首ではなく、掴んだ瞬間、それは太い手首でした。
船津(え!? え!? え!?)
子どもと同じ視線になるため屈んでいたはずの船津。
しかし今彼は、掴んだ手首の相手を見上げます。
御堂筋「何ァに、船津クゥン。他人の手いきなり掴んでぇ」
船津「うああああ」
船津は驚いて、どさっと後ろに尻もちをつきます。
船津(御堂筋やった…御堂筋やった!! 最初からそうやったんか!? 小学生くらいに見えてた!!)
御堂筋「何ィ!? 船津クゥン。さっきからァ……ボクゥは、おるよ?ここにィ…」
巨大になった御堂筋が船津に迫ります。
船津「うああああ」
御堂筋「『汚い みすぼらしい ガキ』って誰ェ!?」
船津「うはっ」(今年に入ってこいつ…圧(プレッシャー)コントロールする精度が上がって)「いや、いやべつにそれは」(大きく見えてた去年に加えて、圧(プレッシャー)を下げて、小さく見える時があるんや!!)
巨大になった御堂筋におびえる船津。
ですが、突然椅子に座り直すとプシュンと、本来の御堂筋のサイズに戻ります。
もはや船津はハッハッと荒い息です。
船津(こいつ…自在に。子どものサイズにまで圧(プレッシャー)下げれるいうことか…こいつ、インターハイに合わせて、すさまじいまでに、肉体と精神を研ぎ澄ましてきとる!!)
御堂筋「ブク!!」
船津「うひっ」
御堂筋に腰をぬかしている船津ですが、彼は自分の後ろ、テントの入り口に誰か立っているのに気づきます。
船津(!?)
現れたのは真波でした。
真波「すさまじい圧(プレッシャー)コントロールだねぇ、御堂筋くん」
船津「うあああ箱根学園(ハコガク)真波!!」
驚きっぱなしの船津は声をあげます。
船津「何…何しに来たんや」
真波「入っていい?」
御堂筋「かまんよ」
船津「いいんか!?…よし入れ!!」
御堂筋「総北のステキなステージは見にいかんでええの?」
真波「あれはショーだからねぇ。レースとは関係ない」
御堂筋「さすがやね、ブクッ。走ることだけに喜びを感じ、走ることだけに特化した男、マァナァミ」
真波「最後のインターハイだからねぇ。あいさつに来たのさ」
御堂筋「チームとして?」
真波「個人的にだよ」
御堂筋「ドゥコかで争いになると?」
真波「必ずね。キミとは、欲しいものが同じだから」
そう言い放つ真波からは、ゴォオオと圧がみなぎっています。
船津(うぐ!! う………こいつもすさまじいプレッシャー!!)
御堂筋「ホゥ…、ほな、やろか…勝負ゥ。あのサカァミチィを倒したあとにでも!!」
ぐっと真波の方に身をかがめる巨大になった御堂筋。
真波「そうだね」
御堂筋のプレッシャーに一切動じることのない真波が答えます。
御堂筋「今年のボクゥは違うよ?答えはもう、見つかっとるからね!!」
『◎両者、沸き立つプレッシャー!! 狙うはただ1つの王座!』と綴られ今週はおしまいです。
小学生御堂筋、可愛かったです。
弱虫ペダルは御堂筋をまるで巨人のように描いていましたが、今年はその逆!今度はプレッシャーを下げる事によって小学生になりました!
観客から、「あれ?今年の京伏はずいぶん小柄な選手もいるなぁ。小学生かと思った」なんて言われるのでしょうか。笑
ここぞと言う時までは身を潜める感じ面白いですね。
高田城のステルス・レイといい、今年は不意をついた攻撃が多くなりそうです。
そしてそして、今週テンションがあがったのが真波の登場!
まさか真波の方から御堂筋のもとを訪れるとは思っていませんでした。
坂道、真波、御堂筋。この3人の闘いはインハイ一年目、最終日の山からの続きで見てみたいです。
ここに雉も加わり4人になるのか…。
個人的には真波と御堂筋、サシの勝負も見たかったりします。
インターハイ、スタート前にしてちょこちょこ出てくる情報に楽しみがつのる一方です♪