2024年ですね!
皆様、今年もよろしくお願い致します。
職種柄、年明け月初は鬼のような忙しさになるのが恒例だったりします。
そんな私の日々の癒やしは好きなキャラ達(*´▽`*)
というわけで……今日は今年最初の週刊少年チャンピオン発売日ですし、さっそく弱虫ペダルのお話に入りたいと思います。
本誌未読の方はネタバレにご注意ください!
『◎潮風を受け、何を思う…!?』と綴られ、今週の弱虫ペダルは始まります。
インターハイのスタート地点、関門海峡に架かる巨大な吊り橋の見える場所に鏑木と段竹が立っています。
鏑木「荒ぶる波!! 渦巻く海峡!! 段竹ゥ!!」
鏑木はバァッと手をあげて続けます。
鏑木「オレたちは今、決戦の地、九州!! 下関にいる!!」
段竹「落ちつけ一差、ここは門司だ。下関は対岸だ。山口県だ。」
鏑木「1000年前、ここで源氏と平家の最後の合戦が行われた」
段竹「それは正しい。最近日本史でやってたからか…起きてたのか…」
鏑木「かの剣豪、宮本武蔵と佐々木好太郎が決闘した巌流島もすぐそこだ!!」
段竹「あーー惜しい。佐々木小次郎だ。好太郎はおまえの友達だろ」
鏑木「ここで!! ここをスタート地点とするインターハイで!!」
鏑木はパーで掲げていた手をぐっと握り、拳をつくります。
鏑木「オレたちは!! 日本一になるぞ、段竹!!」
力強く宣言をする鏑木。
段竹はその言葉を聞いてザワッとします。
段竹(く……!! つきそいのつもりで来たのに…途中まで何言ってんだって思ってたのに…こいつのシンプルな想いと言葉には、いつも心ゆさぶられる!!)「ああ!! 一差!!」
鏑木はこたえると、鏑木の掲げた拳をがしっと包むように握ります。
鏑木「サジは投げられた!!」
段竹「“賽は投げられた”だ!! 賽はサイコロ。“すでに始まった 前進しかない”という意味だ!! サジを投げるは“あきらめる”ってことになる!!」
鏑木「ああ、くそォ、マジで高ぶってきたァ!! この高ぶりをあいつに伝えにいこう!!」
鏑木は突然どこかに向かって走り出します。
段竹「あいつ!?」
鏑木「銅橋だ!! ハハッ」
段竹「ん…まて、箱根学園(ハコガク)のテントにいく気か!? 乗り込む気か。とまれぇ一差!!」
ここで場面は変わり、箱学のテントの入り口でドンと腕組みしている鏑木。
段竹が必死に止めようとしていた様子も滲み出ていますが、結局来てしまったようです。
テントの奥では銅橋が腕組みして、鏑木達に視線を送ります。
段竹(来てしまった)
箱学の生徒が口々に言います。
「なんだおまえは、いきなりィ。銅橋さんのマッサージ中だ」
「総北の2年か!! 敵陣のテントにあいさつもなしに入ってくるなァ」
段竹「ほらみろ一差」
銅橋「構わねぇ。通してやれ」
鏑木は銅橋に近づいてから言います。
鏑木「久しぶりだな。オレは今、高ぶっているぞ銅橋!!」
銅橋「“さん”な!!」
鏑木「リングネームか!? サンナ銅橋か!!」
銅橋「サン付けしろつってんだよバカ!! ブハァ!!」
段竹はそんな二人を呆然と見つめます。
段竹(でかい…!! 箱根学園(ハコガク)3年銅橋正清!! 座わってんのに、立っている一差と一緒くらいに見える。去年あんなデカかったか!? …いや、デカくなったのか。この1年で更に!! ヒザにある無数のキズは、闘ってきた痕跡か。ヒジにも…!!)
鏑木「オレ様がいかにこの1年で強くなったのかを言いに来た」
銅橋「おい、やめとけ。そういうの先に言うとあとで絶対気まずくなるやつだぞ」
鏑木「いいや、言う」
銅橋「!」
銅橋はピリと肌で何かを感じます。
銅橋「も一人いるな」
段竹「あ」
銅橋「そいつも…レギュラーか?」
段竹「あ、はい、総北…2年の…」
鏑木「ハハッ、紹介しよう!!」
銅橋「おまえの相棒か、オレンジ?」
銅橋「ハハッ、そうだ!! チーム名はSS!! 名は段竹!!」
銅橋「悪いことは言わねェ、やめとけ」
段竹(!)
鏑木(!)
銅橋「こいつぁ“弱心臓(チキン)”だ」
銅橋は段竹を見つめて続けます。
銅橋「すぐ逃げだす。ブハァ!! ロードレースは半分メンタルのスポーツだ!! 距離も長いし、キツイ場面はいくらでもある。てめェがどんな走りするか知らねぇが、メンタルが貧弱じゃ、プレッシャーに潰される。ましてやインターハイだ!!」
段竹(一発で俺の弱点を…!!)
銅橋「なァオレンジ!! オレはおまえとガッチガチの勝負がしてぇんだ」
鏑木「お!?」
銅橋「もっとマシなヤツ連れてこい!!」
鏑木「あ!?」
銅橋「こいつはダメだ、走れねぇ!! オレの磨き上げた肉体のセンサーがそう言ってる。総北にゃ補欠要因(リザーバー)はいねえのか!? 今すぐ__そいつと交換した方がいい」
銅橋の台詞を残したまま、場面は変わります。
鏑木を前に、並んで歩く鏑木と段竹。
段竹は銅橋に『悠人はこんな奴に負けたのか』『まー地元レースは相当有利だからな』と言われた事などを思い返しています。
鏑木「あいつ、悪いやつじゃないんだ。けどなー、時々まちがったこと言うんだ。去年もなー」
鏑木は一歩前を歩きながら話していますが、段竹にその声は届いているのかいないのか。
段竹は一人考えています。
段竹(オレは交代した方がいいのか__?いや、いや違う!! 何言ってる!! 走る!! 走るんだオレは!! インターハイを!! 一差と共に!!)
考えているうちに、段竹達は総北のテントにつきます。
テント内では杉元がバイクの整備をしてくれています。
杉元「やあ、おかえり。散歩は楽しかったかい?注油とギアチェックはやっておいたよ」
杉元が話しかけるも、段竹は弱気な考えが止まらなくなっています。
段竹(『オレの心臓(ハート)は小さい』『あなたの方が何倍も』杉元さん__)
杉元「着がえたらちょっと乗ってみてくれるかい?」
段竹「あの、杉元さん」
杉元「ん?」
段竹「………か、仮にですけど、今ここで、オレが走れないって言ったらどうしますか?」
その言葉で、テントに居た鏑木や幹、六代や木中も段竹を見ます。
杉元「ボクはリザーバーに選ばれた日から、1日も練習を休んでいない」
段竹がはっとした表情になる中、杉元が続けます。
杉元「メンバーたちは万全のように見えて、ふとしたことで転んでケガをする。病気を患うこともある。誰かが走れないとわかった瞬間、レースに出る準備をする。それがリザーバーだ。ボクは、この努力が徒労に終わってくれと願いながらすごしてきた。走るよ3日間!! 今すぐこの工具を置き、クリートをはめて自分の自転車を組み上げる!! 15分でやれる!!」
杉元の真剣な眼差しと声に段竹ははっとし、合宿で闘った時に杉元から『覚悟を決めろ!!』と言われた事も思いだします。
段竹「し、失礼しました!!」
杉元に頭を下げる段竹。
段竹「すみません。くだらないことを言って」
杉元「ロードレースの補欠要因(リザーバー)は初日のスタートまでだ。ロードレースに途中交代はルール上ない。レースが始まってから誰かが走れなくなっても、交代はできない。リタイアして人数が減る__それがロードレース。もし具合が悪いんだったら、申し出るなら今のうちだよ。6人万全で走った方が有利だからね。大丈夫、キミがした決断なら、誰も責めないよ」
杉元の言葉を最後に、再び場面が変わります。
ジャージに着替えて、ウォーミングアップで走りに出た段竹。
段竹の後ろには鏑木も走っています。
鏑木「この試走コースたまらんな、段竹。海が丸見えだ!!」「あのタンカーでかっ!!」
鏑木ははしゃいでいますが、段竹は杉元の言った『誰も責めない』という言葉を思い出しています。
段竹(うつむくな。下を向くな。何考えてる、オレ!! 顔を上げろ!! 一差だっている。あこがれのインターハイだ」
段竹の脳裏に、銅橋の『やめとけ』『弱心臓(チキン)』という言葉が過ぎります。
段竹(賽は投げられたんだ!!)
苦悩に満ちながらも段竹がバッと顔を上げると、ちょうど試走コースの脇に現れた人物が目に入りました。
その人物とはなんと!青八木一です。
『◎段竹のピンチに無言で現れたのは…!?』と綴られ、今週はおしまいです。
補欠要因の制度が明かされました!!
途中交代はなし。初日のスタート前までという条件なのですね。
これは……杉元はやはり走らないという展開!?(T-T)
だって最後に青八木出てきましたよ?
これ、青八木が、鏑木にはおまえが必要なんだ!とか言って、SSがT2みたいになる流れなのかな?なんて思ってしまったのです、私は。
ちなみに私は東巻に次いで青八木が大大大好きなんで。
今週の最後は久々に見せてくれたその姿に、うひゃ~とテンション爆上がりだったんです。
だったんですが!何話か前、杉元がリザーバーになっているという話を聞いてから、杉元がインハイを走ってくれるに違いないとめちゃくちゃ期待しまくっていたので。只今絶賛モヤモヤ中です。
たとえば、青八木に言葉をもらった段竹がメンタル復活&強くなれてインハイのスタート地点に立てるとしたら、たったそれだけのことで、杉元リザーバーの話をちらつかせて期待させるのマジやめてくれ~!って思うのです。
…メンタル大事ですよね、銅橋も語っていたくらい大事な事ですが、あえて今日は“それだけの事”と言わせてください。
だってこちとら杉元が走るか走らないかで一喜一憂してるわけですし、何より!今週の杉元と段竹の会話!
あれ聞いたらもう~何とも言えないですよ。
杉元にあそこまで言わせて、結局やっぱり杉元は走りませんって流れ、残酷すぎません?
杉元くんにも、彼を応援しているファンにとっても残酷ですよ……。
段竹か杉元か、どちらに転んでも気が重い。
初日のスタート前までしかリザーバーが使えないのなら、このリザーバーの話はやめて欲しかったです。
せっかく合宿の最後でなんとか落ち着いた気持ちが、読者的にもまたぐわぐわと揺れてしまいます。
段竹だって好きだから走って欲しいし、杉元にもめちゃくちゃ走って欲しいし。
で、結局どうなるの~!って。
早く教えて欲しいです(>_<)