木曜日、週刊少年チャンピオンの発売日ですね!
天気も良いですし、爽やかな気分で弱虫ペダルを読みたいところですが、私は推しキャラが敗退したので。心が若干曇りがちです(T-T)
なんて言っていても晴れないので、さっそくですがその弱虫ペダルのお話、させてもらおうと思います。
以下は内容と感想になりますので、本誌未読の方はネタバレにご注意ください!
『◎2人で完走を目指す総北1年生!!』と綴られ始まる今週の弱虫ペダル。
描かれているのは木中と六代です。
2人は時間内に1000km走破すべく必死で走っています。
木中「気合い入れろ、六代!! 午後9時を回ったァ!! のこり3時間…!! 1000kmまで__あと60kmだ!!」
六代「おう!!」
木中「1時間に20km__このコースを4周ずつ走れれば、できる!! 1000km到達できる!!」
六代「おう!!」
声をかけあい走る木中と六代。
一見順調に走っているように見えますが、木中は足にズキッと走る痛みに堪えながらペダルを回しています。
木中「できる!!」
六代「おう!!」
二人がスタート/ゴール地点を通過する度に、そこで応援しているメンバーが口々に声をあげます。
「いけー!! がんばれー!!」
「あと55kmー!! だぞー!!」
「ボトル足りてるかー」
「あの2人やるな」
「これマジ1000kmいくんじゃねーか、木中と六代。1年なのに!!」
「一時はきつそうにしてて、木中が励ますところもあったけどさ」
「今のメッチャ気合い入ってたぜ!?」
「息ふき返したなー」
「目つきヤバかった!!」
そんな1年生達から少し離れて椅子に座って見ている今泉や鳴子も、彼らの会話を耳にしています。
今泉(杉元は覚悟をもって走った)
鳴子「……」
今泉は杉元と段竹のバトルが始まる前、小野田が『けど…この闘いは…』と言いかけた事。
そしてその時、自分が小野田に『ヤツは…杉元は全てわかってる。わかった上で闘っている』と告げた事を、二人のゴール前の姿を、思い出します。
今泉(それはおそらく段竹も同じだ。段竹は2年間、総北の走りを見てきた。杉元は3年間__!! だからあの勝負を選んだ!! 闘う方を!!)
今泉はポツリと言います。
今泉「バカだな…杉元。3年最後のインターハイでオレと一緒に走りたい__つんだったら、オレのうしろに張り付いて、楽して楽してそのままゴールすりゃあ、メンバー……なれたのにな…『6人目』__に。おまえは過酷な方を選んだ。チームのことを考えて…自分の、なすべきことを考えて__おまえらしいけどな…」
今泉の独り言のような声を、鳴子と小野田が黙って聞いています。
今泉は思い出しています。
バディを組んで走る中で、杉元が言っていた言葉を。
杉元は言っていました。
『ボクはね、ボクは、今泉。必要だと思うんだ。思ってるんだ。ボクら3年目の今年のインターハイメンバーには、必ず___が!!』
杉元が必ず必要だと言ったものの部分が伏せられたまま、場面は1000km走破を目指して走る木中と六代に移ります。
木中「午後10時!! のこり40km!! いけるぞ六代」
六代「おう」
木中「いくぞ六代!!」
六代「おう」
木中「さっきゴール通過した時、確認した。朗報だ喜べ!!」
六代「えっ、おう!!」「!?」「朗報!? テ!?」
木中「オレたちはすでに、3年の杉元さんを追い抜いている!!」
六代「え!?」
木中「休んでるのか、温存してるのか、わからないが、今とにかくどうやら杉元さんはコース上にはいないんだ!! 今オレとおまえが暫定__6位と7位だ。『6位』は__インターハイメンバーの圏内だ!!」
六代「メン…。……本当に!? まってっテ。頭クラクラしてきた。すご…これってすごくないっテ!?」
木中「仮説だが、杉元さんがここから猛追してきても『追い禁ボード』があるから、オレたちが走り続けてさえいれば、追い抜くことはできない」
六代「木中くん、頭いいっテ!!」
木中「だろ!!」
六代「うわぁ~~~メンバー…届くところまできてるっテ~…これってすごいことだっテ~~!! よかったっテ~木中くん」
木中「ああ!! いや、泣くの早えーだろ!!」
二人は走りながら手をがしっと合わせます。
六代「走りつづけてきてよかったっテ~」
木中「だからまだあと40kmあるんだ!! 気抜くな!! 涙はゴールのあとだ!!」
木中はビシッと親指をたてて言います。
六代「出たっテ~~久々薄味コメント~」
木中「おおい~はげましてんのにツッコむな!!」
六代「でも、今は心に響くっテ!! 木中くんの鼓舞のおかげでここまで来れてるっテ!!」
木中「うむ!!」
木中は再び親指をビッとたてて相槌を打ちます。
木中「目指すぞインターハイ!!」
六代「おう!!」
木中は『おう!!』と言っている六代の背中に触れ、そのまま押し、前に出します。
木中(行け。行ってくれよ、六代。たった40kmだ。残りは…一人でいけるだろ、六代」
木中はがしっと足をおさえます。
木中「痛っ!!」(もう痛みが限界なんだ。『いくぞ』『やるぞ』とおまえを鼓舞することでごまかしてた。でなきゃ、とっくに足ついてる。『インターハイ』目の前まで、来てんのに。悔しいけどな)「!?」
はっとする木中。
なんと、背中を押して前に送りだしたつもりの六代が、木中の背中にがしっと手を添え、押そうとしています。
木中「のわ、六代。いつの間に下がって__」
六代「疲れてペース落とすなら落とすって言ってくれっテ。押して手伝うっテ!! 元マネージャーの“手伝い力”なめないでっテ!!」
木中「六代!!」
六代は登り坂を木中の背を押しながら走ります。
木中(六代ぃぃ!! 『まだいこう』てのか!! 可能性をつなげてくれてるのか、今、この六代の手が!!)
木中の両目からボロボロと涙がこぼれ落ちます。
木中(泣くな、木中次直。泣くのはゴールのあとだ!!)
登り坂が終わって息をつき、木中は六代に気づかれないように涙をぬぐいつつ、言います。
木中「よぉし、登りが終わった。下りはオレが引く!!」
六代「おうっテ!!」
六代が返事をし、進もうとしたその瞬間。タイヤがぐっと形を歪め、六代の自転車がぐらんとバランスを崩します。
六代「!?」「おわっテ!? 急にバランスが!?」
木中「!!」(六代!?)「パンクか!!」
六代「え、パンク!?」
木中「1000kmでタイヤが悲鳴あげたんだ」
六代「あわっ」
木中「くそっ!! こんな時にメカトラかよ!! パンク修理の道具はゴールにしかない!!」(けどパンクしたタイヤで下りは__!!)「ゆるい下り以外は押すしかない!! 急げ!!」
六代は自転車を降り、押しながら走ります。
木中「くっ、ゆっくりしてたら杉元さんが来るかもしれない!!」
六代「杉元さんが猛追してくるっテ!!」
焦る二人ですが、前方に人影が現れます。
木中・六代「!!」
そこに立っていたのは今泉でした。
今泉「杉元は、もう来ない」「杉元からの伝言を伝えに来た」
『◎一心不乱に走ってきた木中と六代に衝撃の通達!今泉が語る杉元の伝言とは…!?』と綴られ今週はおしまいです。
こ、これは……
来週号泣のパターンでしょうか?
杉元の言葉、気になります!!めちゃくちゃ気になる!!
前半の今泉の回想シーンで、杉元が必ずメンバーに必要だと言っていたアレですよね。
結局『__』となっていて、文字が綴られていなかったあの部分。
それが来週、今泉が木中&六代に話す伝言に繋がってるのは間違いないわけで……
杉元がなんと言っていたのか。考え出すと止まりません。
金城さんの時に必要だったのは『意外性』でしたっけ。
今年は?普通に木中&六代より現時点で実力が上の杉元が退いてまで絶対必要なもの、なんですよね??
来週なんと語られるのでしょう……。
そもそも今週の今泉の『バカだな…杉元は』ってくだり。めちゃくちゃ心に刺さりました。
6人目になれたのにって、杉元推しの皆が思っていた事だと思うんですよ、本当に。
だから来週明かされる杉元の伝言が気になりまくりですし、そしてすみません!腐女子的に悶絶なのは、今泉が「バカだな…」って声に出して言っちゃってるところ(心の声でなく、台詞なのがイイです)と、今泉が杉元の想いを1年生に伝えに立ったところ!!
先週から萌える今杉の提供が多くて、心臓バクバクです。
今泉と言えば、鳴子や小野田との絡みも多いのですが、今杉を推さずにはいられない自分がいます。
最近pixivとか見ていなかったんですが。久々に漁りに行きたくなりました。
って、腐女子な話ついでに、気になるもう一組の方についても書かせてもらいます。
木中と六代!彼らもイイ感じですよね。
インハイメンバー入りが手の届くものになってきた時に喜び合い、手をがしっと繋ぐシーン。
私は文中では『がしっと合わせる』なんて書いたのですが、絵を見ると指と指を絡める恋人繋ぎでがしっとやってるんですよね!
ニヤリとせずにはいられませんでした( ´艸`)
こうなってくると、二人そろってインハイメンバー入りさせてあげたい気持ちになってしまいます。
六代の方が6人目になることは間違いないと思いますので、メンバーになれない木中について、『可能性をつなげてくれるのか』『泣くのはゴールのあとだ!』なんて既に泣いてる姿を見てしまうと胸が痛いです。
木中もインハイを走らせてあげたいな……って。
ただ!!言っても木中は1年。チャンスはまだある…というか、彼ならきっと来年はインハイを走ることになるでしょって思うので。
それよりやはり3年杉元ですよー。
比べるものではありませんが、木中の涙よりやっぱり杉元の涙は何倍も辛いです……(ノД`)
思い出すと苦しい……
話は進んで行くので気持ちを切り替えないとですが、杉元のショックはまだ引きずってしまいます。
木中&六代、彼らももちろん好きで応援していますが、これまでの一年生に比べると1000kmに苦戦していますよね。
そもそも1年生の時から得意分野を封じられるという物理的負荷をかけられた状態で1000kmクリアしていた、今泉鳴子小野田。彼らはやっぱりすごいんだなと、改めて思いました。