弱虫ペダルの続きが読みたくて。
週刊少年チャンピオン発売日の木曜日を待っておりました!
というわけで、さっそく以下は今週の弱虫ペダルの内容と感想に入ります。
本誌未読の方はネタバレにご注意ください!
今週の弱虫ペダルは『IH(インハイ)メンバーを賭けた合宿バトル、最終周回!?』という文字が綴られ始まります。
川田「最終周回!? この周が!? どういうことだよ、今泉。まだ時間あんだろ。合宿のリミットは今日の夜0時までだって聞いてる!」
今泉「まわりを見ろ、川田。もう日が陰ってきている。もうすぐ日没の時刻だ。この合宿では、それに合わせて追い抜き禁止の黄色いボード__『追い禁ボード』が出されるんだ」
今泉が言ってる側で、小野田がまさにその追い禁ボードを用意し始めています。
今泉[安全上の理由で、そこからは原則追い抜き禁止となる。その先の『勝負』は成立しない」
小野田「コース上に出すよ」
鳴子「ああ、もう日の入りや」
今泉「この合宿で数回に渡って行われたヤツらの“勝負”は、この周回で最後だ!!」
今泉の言葉とともに、場面は杉元と段竹に移ります。
杉元「日の…日の入りだね…段竹」
段竹「…!!」
杉元「ちゃんとライトはつけたかい?『うしろ』もね。もう暗くなってきてる」
段竹はうしろのライトをチカッとつけます。
段竹「………」
杉元「今ごろ追い禁ボードが出てる。この周回が最後の勝負だよ」
段竹「…!!」(落ちつけ段竹竜包。喋るな。勝負の周回だ。集中しろ。この人との会話はペースをくずされかねない!! すいません、無視しますよ、杉元さん!!)
段竹は心でつげ、杉元を置いて加速します。
段竹(さっきの周回でわかった…一差が言ってたよりも__かなり下だと思っていた杉元さんの力、それなりにある!! 特にライン前で追い込まれた時は、けっこうな力を発揮する!)
杉元「くあ!!」
ペースを上げた段竹に杉元が食らいついてきました。
段竹(今の加速にもしっかり反応する)「く…」(普段のペダリングが頼りないから…!! ここ一番てところの力を見誤るんだ!! 何度も。何度も。やってみてわかった。この人も、この合宿で強くなってる!!)
段竹は後ろの杉元を見ながら思います。
段竹(準備してきたって言ってたからな…仮にもこの総北で3年間、あの人たちと練習してきた人だからな。けど!!)「力がわかれば対処法はいくらでもある!!」
段竹はゴォォと息を吐き、雄たけびをあげます。
段竹「ヒィガルア!!」
段竹は再び超加速します。
段竹(『勝てる』走りをするだけだ!!)「ヒィガルア!!」
段竹の視界にコース脇の看板が入ります。
看板なは『5km周回コース ゴールまでのこり3km』とあります。
段竹(のこり3km、ここで差をつけて心を折る!!)
段竹は加速し、杉元との差を広げます。
杉元(段竹が猛烈に加速した!! ここで引き離して、ゴールスプリントに持ち込ませないつもりだ!!)「ぷはぁっ」(キツイ!!)「くああああ」(キツイ!!)
杉元も必死に食らいついていきます。
杉元(キツイ!! でも行かせないよ、段竹。先には!!)
下ハンドルを握る杉元の手はプルプルと痙攣していますが、それでも進みます。
杉元(のこり2kmォ!!)「くああああ」(心臓が痛い。バクバク言ってる!! 心拍数は190をこえてる!!)
ハァハァと荒い息の杉元。
杉元(心臓は限界の心拍数をこえると血液を流す力を抑える。体が急に動かなくなるんだ。だから、そのギリギリ手前で足を止める)
杉元は足を回すのを止めています。
ジィィィィと余力で進む自転車。
杉元「ま、だ、い…」
ペダルを回していない杉元の足はプルプルとする痙攣しています。
ハッハッと荒い息づかいの中、ボタボタと落ちる汗。
心臓はドクンドクンと音を立てています。
杉元「ける!!」「ハァッ」「まだ…」(少しだけ心拍が落ちるまで)「い、ける!!」(5回…念じるんだ)「まだ…まだいける!!」
杉元は声をあげます。
杉元(『まだいける』って!!)「くあ!!」(そしてそこからもう一度加速する!!)「くああああ」「ハッハッ」「キツイ…」(これをひたすらくり返すんだ。どうだい段竹)
杉元は鏑木に『杉元さん、あなたの必殺ワザは?』と聞かれた時の事を思い出します。
対する杉元は『それを準備してこないほど意識低くはないよ!!』と答えていました。
杉元(ま、だ。『地味』だし、『名前もない』けどね。これがボクの必殺ワザだよ!!)
杉元は段竹の真後ろまで追いつきました!
ハッハッと荒い息でフラフラしていますが、段竹につけています。
杉元「ゼッ、ゲホッ」
段竹は驚きます。
段竹「まだ、ついてきた!!」
思わず声をあげてしまった段竹ははっとし、手でばっと口を覆います。
杉元「のこり…1kmだよ、段竹!!」
荒い息の合い間で、杉元は言います。
段竹(何だ、何だこの人。フラフラだ。息も限界まで上がってる!!)「あきらめて心折れる程引き離したってのに!!」
杉元「追い…ゲホ、つくよ……あきらめないよ。最後のラインをこえるまではね…………『最後』だからね」
段竹「最…ええ!! これが『最終周回』ってことですよね。わかってますよ」
杉元「……」「段竹……この勝負、もし負けたら…って、想像したことあるかい」
段竹「!」(杉元さん?)
段竹「あるよボクは、何度もね」
段竹「!!」
杉元「それを想像して、怖くて胸をかきむしりながら眠りにつけなくて。ここ数日は生きた心地がしなかったよ。ボクはインターハイに出て、6人目になるために、これまで精一杯の努力をしてきたつもりだ。だから今年こそ、段竹…キミに勝ってインターハイに行く。けれど、ここでもし、負けたらね、この『勝負』が__ボクにとっての『引退レース』になるんだ」
『◎3年杉元照文、決死の覚悟!!』と綴られ、今週はおしまいです。
杉元ぉぉお(>。<)
やはり今週も彼の名前を叫びたくなります。
これを引退レースになんてさせないって。もしも私の声が届くのなら、声が枯れるまで応援するのに。
6人目になる為にしてきた精一杯の努力が報われて欲しい!今年こそ、インターハイを走って欲しい!
彼が昨年の一年生レースで流した涙も忘れられません。
まだ杉元には活躍する場面があるはずなんですよ!
ここで終わりになんてさせないでって。心の底からそう思います。
今週のラストの台詞を聞いた瞬間、杉元推しとしては、それこそこちらが胸をかきむしるような色々な想いが溢れてきますよね。
なんか………本当に見ていて苦しいです(T_T)
杉元の、最後だからねって辺りの台詞を聞いていると、本当に最後になってしまうフラグが立ったように思えてしまって。読んでいて泣きそうでした。
杉元vs段竹のこの勝負、このまま走れば負けた方でも上位6人になるわけじゃないですか。
なのに、杉元は負けたらこれが引退レースだと話しています。
それってこの合宿のルール、上位6人がインハイというものとは別に、杉元が独自に自らに誓っている条件があるというわけですよね?覚悟って事ですよね?
来週この続き、なんと語るのか……気になって気になって仕方ないです。
うわああぁぁ~!どうなるんでしょう(≧Д≦)
杉元の名も無き必殺技ですが、地味で上等!かっこいいですよ!!
というか、一度ペダルを回すのをやめてから、再びすごい回してるって。それで追いついているんですから。その加速、実はものすごい威力の加速なんじゃないですか?めっちゃすごい必殺技じゃないですか!
是非インハイの舞台で見せて欲しいです。
段竹ではなく他校の選手の驚く顔、見たいです。
そしてもうひとつ。
渡辺先生に言いたいです。
エース今泉の背中を押す杉元、見せてください!!
引退だなんて早すぎるっ!
杉元頑張れ~!!!