お盆は週刊少年チャンピオンも休刊。
楽しみにしている弱虫ペダルがまた2週間後だなんて寂しいなぁと思っていたのですが。
思いのほか慌ただしいお盆だったので、案外あっという間に過ぎていました。
そして今日はもう木曜日!
なので弱虫ペダルの続き、読めますよー♪
ってことで、以下は今週の弱虫ペダルの内容や感想になります。
本誌未読の方はネタバレにご注意ください。
『◎熱気こもる朝…!!』
総北高校自転車競技部
合宿___
4日目
最終日 午前10時18分
木中「来たぞ六代!!」
六代「おう!! っテ、木中くん」
木中「合宿4日目、最終日!! ここまでの走行距離__来たぞ!! 800㎞!!」
木中と六代はハッハッと荒い息で、スタート/ゴール地点を通過します。
電光掲示板の木中と六代の横には800㎞と記されており、彼らの上は名前は見えませんが865㎞という距離だけは見えています。
そして六代の下には杉元(弟)の名前が見えており、横には680㎞とあります。
木中「1000㎞あで残り200!!」
六代「テ~~~!! めちゃくちゃ走ってきたっテ」
木中「そぉだ。オレが最初に言った『青森』はとっくに過ぎてる!!」
六代「『青森』!」
木中「まだ今午前10:30、このままいけば今日中には条件ののこり200㎞は走りきれる!!」
六代「おう!!」
木中「足はバキバキだがな」
六代「オレはプルプルだっテ」
そう語る二人の足は確かにブルブル、プルプルと小刻みに震えています。
六代「青森って最初きいた時は、ムリかもって思った。初日で先輩たちに差がついた時は、やっぱりそうかって諦めかけた。でも、その日の夜に、木中くんにアイデアもらって、朝から頑張って差を埋めて、ここまで走ってこれた。やっぱり『相棒』が“突破口”だったっテ!!」
木中(突破口…!!)「だな!!」
六代「テ~~~!なんか『ゴール』見えてきてるって考えると、パワー湧いてくるっテ!!」
木中「おーー。よっし、いいぞ六代、それでいい!! ここまで生き残ってこれたんだ。走り抜くぞ!!」
そう気合いを入れ、六代の少し前を走る木中。
対する六代は、パワーが湧いてくると言ったところでしたが、話が途切れ一瞬気が抜けたのか、そのまま俯いてしまいます。
六代「ふぅ、おう…走っ…がん、ば ろ う…」
言いながらボトルに手を伸ばす六代でしたが、伸ばした手はスカっとボトルからそれてしまいます。
六代「あれ、ボトルどこだ?テ」
六代の自転車は大きく傾いていきます。
そんな異変に前を走っていた木中も気づきます。
木中「六代ぃ!!」
キキィッと急ブレーキをかけると自転車を飛び降り、六代の方へ走り出しす木中。
木中「おおおお」
間一髪、六代が自転車ごと倒れる前にがしっと脇から抱き抱えるようにして支える木中。
六代「あ……、木中…くん?あれ…オレ…倒れて…ボト…ル?」
木中「六代ィ!!」
意識がまだ混濁している六代の名を木中が呼びます。
ばっと我にかえる六代。
六代「ご、ごめん。た、助けてくれたの。バ『相棒(バディ)』だから!!」
木中「友達だからだ」
木中はしっかり六代を見て言います。
木中「オレの大切な、信頼のおける友達だからだ!! 倒れるな。まだ倒れるな!!」
木中は六代の肩に手を置き力強く言います。
木中「まだ可能性はある。わずかだがある。この合宿、今日一日が終わるまではわからない。オレたちの目標は2人でインターハイに行くことだ!!」
六代「おう!!」
木中と六代は走りつづけます。
場面はそんな二人をスタート/ゴール地点で眺める先輩、鏑木へと移っていきます。
鏑木「なんだ、息を吹き返したじゃないか、1年。800kmこえてから2~3周ペースが落ちてたがな。そのまま失速するのかと思っていた」
鏑木は冷やしてあったボトルをとり、頭から水をかぶります。
鏑木「ロードレースには2つの勝ち方がある。ひたすら耐え続け、どんな状況にもあきらめず、ついていき、最後の一人になるまで生き残る方法と、自ら攻撃をしかけ、積極的に敵を追い落とし、引き離し、力を誇示して勝ち獲る方法と___!! どちらも『勝ち』それは変わらない。だが、より称賛され、見る者を惹きつけるのは」
鏑木は纏っていた長袖ジャージをバッサと脱ぎます。
段竹「後者だ、一差!!」
鏑木「その通りだ、段竹!!」
鏑木は満足そうにこたえてから、一年に言います。
鏑木「1年、尾見畑、ジャージだ」
尾見畑「はい!!」
鏑木「ここまでの耐暑修業はここで一旦終わりだ!!」
尾見畑(鏑木さん…ジャージを脱いだ……!! 本気になったってことか!!)
鏑木「フルスペックでいくぞ、段竹!! 体は仕上がった。今度は確実に“人柱”を__杉元さんを倒してインターハイへ行く!!」
段竹「もちろんだ一差!!」
二人は半袖のジャージでコースに入ります。
鏑木「とらえたぞ、段竹!!」
鏑木がそう言った時、前方に見えはじめた人物、杉元が振り返りました。
杉元「来たね、2人とも!!」
鏑木「“貸された胸”を返しに来ましたァ!! 杉元さん!!」
そう言いながら鏑木と段竹は、今泉と杉元に並びます。
鏑木「段竹はもう完全に新しい自転車を乗りこなし、フラつかなくもなりました。おかげ様で完全な状態です!! 一分の隙もなく!!」
杉元「……ああ。隣にいるだけでそのプレッシャー、十分に感じるよ!!」
段竹「杉元さん、すいません。オレは一撃であなたを倒します」
杉元「倒されないね、一撃では」
段竹「………それは『予想』ですか?『希望』ですか?」
杉元「ああ…とりあえず、ボクもウデのウォーマーを外そう!!」
今泉(杉元が腕のウォーマーを外した!!)
杉元「そっちが本気で来るなら__ぼくも本気になってあげるのが礼儀だからね!!」
言いながら杉元は段竹のバイクにハンドルをガキッとぶつけました。
今泉(杉元が自らハンドルを当てた!! 接触系のラフプレイは本来一番さけるのがあいつのプレイスタイルなのに!!)
段竹「気合い十分すね…!!」
杉元「おまえ程じゃあないよ!! 段竹!!」
段竹「正直驚いてますよ。そこまで全力になっていただけて…倒し甲斐があります!!」
杉元「もう一度、追加で、胸を貸すよ、段竹!!」
二人が啖呵を切ったところで、場面は一度、杉元や段竹達の後方にいる、鳴子と小野田に移ります。
鳴子「あかん、もう始まっとるで!! 合宿4日目、最終日__最後の闘いが!!」
小野田(段竹くん!! 杉元くん!!)
そして最後の一ページで、再び場面は木中と六代に変わります。
六代「次はオレが引くっテ、木中くん」
木中「ああ、たのむ六代!! たのむ…」
木中はそっと自身の足に触れます。
ズキッと走る痛みを確認する木中。
木中(いやぁ…まいったな……せっかくのこり200km…切るところまで来たってのに…あん時か……ちょっとムリした、な…足痛めた…………!!)
木中は少し前、六代が倒れそうになった時の事を振り返りながら思います。
『◎1000km走破間近にして不穏な気配…!? 次号、杉元vs段竹バトル白熱!!』と綴られ、今週はおしまいです。
木中ーーー!!!
足痛めてしまった展開キター(>_<)
しかも倒れそうな六代を助けた時に痛めただなんて。
最近すっかり腐女子的にも木中と六代の二人を推したい気持ちがむくむく大きくなってきていたところに今週の支えるシーン。
ニヤニヤしていただけに、それが原因で痛めたとか、とても辛いです。
ロクちゃんというキャラも好きですが、もうとっくに木中の事も好きになっているので。
今年のインハイ、出られてもロクちゃんだけかなと、分かってはいましたが。それでも切ないです。
今週、『オレたちの目標は2人でインターハイに行くことだ!!』なんて言ってるのを聞いたら、T2を思い出さずにはいられませんし。
出来れば二人でインハイに出させてあげたいです……あげたいですが、二人で出場するのは来年…ですかね。
さて、気になるその他のインターハイメンバーの決まり方ですが。
木中&六代の前方を走るバディとの差を考えると、杉元と段竹、負けた方がリタイア→続いて木中もリタイア→六代が繰り上がりって事になるのかなと思いました。
定時と川田は1000キロは無理なので夕方で走りを終わりにしてしまうが、六代だけは諦めずに走り続け、小野田一年目のように皆に見守られゴールって流れかなぁなんて。
今週のお話を読みながら考えてみたり。
まあ、これは六代がメンバー入りする前提で考える流れなので。
ぶっちゃけ、現時点での上位6人。今年は3年4人、2年2人の布陣で良いじゃん!なんて気持ちもあります。
さらに言うと、枠増やして8人にしてあげて~と思ってしまうくらいに皆に出て欲しいです。
まあ、それでも6人、選ぶわけですよね…。
となると、やはり杉元か段竹のどちらかが出ない流れですかね……
その杉元か段竹かについてですが。
『フルスペックでいくぞ、段竹!!』なんて言って描かれていた鏑木と段竹、とてもかっこよくて。
レギュラーの風格が出ているなと感じました……が!私はやはり杉元くん応援なのです。
本来ラフプレイはさける杉元が自らハンドル当てて。本気の表情で。
かっこいいじゃあないですか!行けるって。私は信じています!!
頑張れ~杉元ー!!(≧Д≦)