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弱虫ペダルRIDE.737『新しいペダル』☆腐女子フィルター越しまとめ&感想 (ネタバレ注意です!)

木曜日ですよー!
週刊少年チャンピオン発売日、気になる弱虫ペダルの続きが読める日です♪
嬉しい日なのですが、ちょっと体調を崩してしまい病院へ行ったりしていたもので。
今日はアップが遅くなってしまいました(>_<)
遅くなりましたが、以下はいつも通り、今週の弱虫ペダル、内容や感想になります。
本誌未読の方はネタバレにご注意ください!

 

 

 

『◎先輩から手渡されたのは…!?』という文字とともに始まる今週の弱虫ペダル。
手嶋がドサッと置いた袋の中にはペダル入っています。

小野田「新しい…『ペダル』」

手嶋「そうだ。つけてみろ。おまえならたぶん、使いこなせる!!」

小野田(え)

木中(____!! 使いこなす!?)

六代(ペダル…を!?)

手嶋「六代くん」

六代「は、はいっテ!!」(先輩の先輩『超先輩』!!)

手嶋「悪いが小野田の自転車をここまで持ってきてくれるか」

六代「はい!! 最速にて!!」

六代は胸に手をあて、キリっと返事をすると、びゅうんという効果音とともに、風のように去って行きます。

小野田「おー」

手嶋「速っえ」

そして六代はすぐに小野田の自転車を持って戻ってきました。

ハッハッと荒い息ですが、確かに最速で持ってきた六代。

六代「はい!!」

小野田「ありがとー」

手嶋「サンキュ」

木中(マジ速えー!! さすが筋金入りのマネージャー気質!!)

皆がその速さに驚いていますが、等の本人は別の理由で喜んでいました。

六代(うはーっ、公式にうらも…小野田さんの自転車触ってしまったっテ~~~!!)

木中(そしてなぜか一人で照れてる六代……)

手嶋はペダルの入った袋を持ち、六代が持ってきた小野田の自転車の方へ向かいます。

手嶋「さっそく取りつけて」

小野田の自転車にペダルを取り付けようと、膝をつく手嶋。
六代と木中はキラキラした眼差しでその様子を見つめます。
ですが、そこで小野田が声をあげます。

小野田「あ、あの。あの…やはり、頂くわけにはいきません」

ぽかんとする六代と木中。
手嶋も黙って小野田の方を向きます。

六代「テ!?」

六代・木中(小野田さん断ったー!!)

小野田「わざわざ激励に来てくださって、飲みものまで出していただいて、その上『ペダル』まで頂くなんてできません!! 1年生にもお声かけいただきましたし、十分です。ありがとうございます」

小野田はバッとお辞儀をします。

六代「お…小野田さん」

手嶋はそんな小野田を見つめ、ひとつ、息をつきます。

手嶋「そうか」

小野田「はい!!」

木中「あ…本当に断って…」

六代「あわっ、あわっ」

手嶋「小野田には合うと思ったんだがな」

手嶋と小野田の様子を見ている六代と木中は、ヒソヒソと二人で話します。

六代「あ、新しいペダル見たかったっテ~~~」

木中「使いこなすって、ど、どういうイミだったんだろうな」

六代「形がかわってるとかかな?」

木中「使い方が難しいんじゃないか?2つついてて両方使えるみたいな」

六代「それ、どうやって踏むっテ」

手嶋は持ってきたペダルの袋を見つめ、言います。

手嶋「こいつは、本当は自分用にって手に入れたんだが__オレのペダリングは限界付近でトルクが抜けるクセがあって、使ってはみたが、合わなかった。元のペダルに戻したよ」

手嶋はソファーに腰を下ろし、話を続けます。

手嶋「そんなことをしながらフト思ったんだ。小野田__あいつのペダル、いつから交換(カエ)てない?__って」

小野田(え)

はっとする小野田。

1年生の時の合宿で、手嶋がペダルを変えてくれた、その時の事が頭を過ります。

手嶋「自転車競技の専用ペダルは消耗品だ。転べば、一番最初に地面につくし、衝撃で削れる。構造がシンプルだから、それでも意外に使えちまうが、金属も万能じゃあない。足の動力とトルクを伝える最重要部品のひとつと言っていいペダルが、大切なレースの時に限って壊れるなんてことがないとは限らない__」

小野田(レース…!!)

手嶋「もちろん、普段通司さんがおまえの自転車を見てくれてる。見落とすなんてことはないと思うが、以前どこかで、大事な場面でビンディングが外れて困ったなんてことないか?」

手嶋の言葉に、小野田はまさにインターハイ最終日、真波と闘っている時に、それが起こってしまった事を思い出すのでした。

小野田(インターハイ3日目__…最後…)「あります……」

手嶋「インターハイを二度闘い、県予選を走り、日々の練習でもおまえと自転車をつなぎ、今合宿でも酷使してる。いつ壊れてもおかしくない状況だ。いたわれ……時には小野田…部員のことばかりじゃなく__自分の自転車のことも!!」

小野田(1年生の合宿の雨の日に、手嶋さんに頂いたペダルは、通司さんにたのんで、大切なものだからと、新しい自転車にもつけ直してもらった)

小野田は自分の自転車のペダルを見ます。

小野田(よく見るとキズだらけだ)

手を伸ばしペダルに触れながら、小野田は思います。

小野田(皆とつなぐ自転車。その自転車とボクをつないでくれてる、ペダル)

手嶋「おまえはオレが渡したペダルでインターハイに行った。最後のゲートにジャージまで届けてくれた。二度もだ。ペダルを渡したオレの方もありがたいし嬉しいよ。けど、もう十分だ。そいつの役割は十分に果たした。休ませてやれ」

小野田は手嶋の言葉を受け取ります。

手嶋「おわっ、もうこんな時間!? ヤベ、明日の講義、一限からなんだ」

手嶋はスマホで時間を見ながら声をあげます。

手嶋「帰んねーと」

小野田「た、大変です」

手嶋「…あ、けど、新しいペダルは断られたからなー。頂くわけにはいきません………てな」

小野田「あっ、はっ」

手嶋「どうすっかなー」

小野田「あっ」

手嶋「仕方ない。ロビーに忘れて帰ろう」

ウインクをしながらそう告げる手嶋。

小野田も六代も木中も、はっとした表情で手嶋の言葉を受けとります。

手嶋「合宿がんばれよー。ああ、いいってここで」

言いながら、手嶋は合宿所の入り口で傘を広げ、出ていきます。

小野田「ありがとうございました」

ぺーこぺこと頭をさげる小野田。
隣では六代もペコーっとお辞儀をしています。
その隣ではビシーッと木中が直立で固まっています。

手嶋「他のヤツらにもよろしくな。あれは皆で分けて食ってくれ」

手嶋は小野田へのペダルと、ドーナツの大きな箱を置いていってくれたのでした。

小野田の『ありがとうございましたーっ』という声が響き、手嶋が『大声出すと皆おきるそー』と返す、そんな様子を見ていた六代と木中は驚きと感動に包まれていました。

木中「な…なんていい先輩…なんだ」

六代「総北のキズナを見た感じするっテ!!」

木中「だぜ!! アツいな!!」

手嶋を見送った小野田は自転車のところに戻ってきて言います。

小野田「……交換します、今から。ペダルを!!」

六代「どんなだっテ、新しいペダル」

木中「使いこなすって!?」

小野田は袋から新しいペダルを出します。
手に乗せられたそのペダルは、まん丸い形をしています。

木中「え!? これがペダル!?」

六代「見たことない形状だっテ。先端が……丸い!!」

 

 

そして場面は翌日、コースを走っている小野田に変わります。

小野田「足を置く部分が丸いペダル……!!」

小野田は走りながら声をあげます。

小野田「すごい。このペダル、丸いから、踵の左右の可動域がとてつもなく広い!! 足首が__膝がすごく自由に動く!! そしてペダルが__足の裏のすごく近いところにある感覚だ」

小野田はぐるぐるぐるとペダルを回します。

小野田「これならもっといろんな回し方ができそうな気がする!! ありがとうございます!! 手嶋さん!!」

小野田は喜び声をあげて進みます。

 

場面はまた少し変わります。

今泉と鳴子が並んで走っています。

鳴子「気づいたかスカシ。小野田くんの__」

今泉「ああ、ペダルが新しくなってるな。『スピードプレイ』。世界で唯一、クリート側にキャッチ機構を持つペダルだ。足の左右の可動域を広く設定できるから、バイクを振ってどんな状況下でも高回転(ハイケイデンス)で回してトルクを出す小野田のペダリングにはピッタリだ」

鳴子「通司さんか?」

今泉「さぁな……あのペダルを渡してるあたり、何かの意図を感じるな。あのドーナツのラインナップチョイスからいって、たぶん手嶋さんだ!!」

 

場面は最後、大学の講堂で講義を待つ手嶋へと移ります。

机に突っ伏しながら、手嶋は考えています。

手嶋(小野田…!! 回せ、限界まで。前にも言ったろ…!! オレは見たいんだ。おまえがどこまで強くなるのかを!!)

『◎坂道、先輩の期待を受け、どこまでも駆け上がっていけ!!』と綴られ今週はおしまいです。
『次号より作者取材のため休載します。再開は36+37号(8/3発売)です。』ともありました。

 

 

 

次、8月3日までお休みですかー!!!
って、内容の感想よりも、そこをまず取り上げたくなってしまいます。
私が毎週チャンピオンを買うようになってから、渡辺先生がこんなお休みされるのはたぶん初めてなので。びっくりです。
考えてみれば、週刊誌に月刊誌に連載持ちながら、自身も自転車乗られてて。とんでもなく大忙しの日々だと思います。
取材のためとは言わずに、たまにはお休みされてくださいって思うくらいです。
そりゃあもう続きがめちゃくちゃ気になりますが。
その分自分の大好きな弱虫ペダルがさらに良い作品になるんだろう思うと待つ甲斐がありますよね。
ちなみに……私のもうひとつの大大大好きな漫画、ハンターハンターの作者の冨樫さんなんて、何週間どころか、何年のレベルで休載しますからね。
それに比べりゃ一瞬ですよ(^-^;

とはいえ……お休み辛いですね。
面白くては毎週木曜日を楽しみにしているだけに、辛い!
今週も控えめに言っても最高でした!
手嶋が本当に良い先輩すぎて、読んでいて熱い気持ちになります。
『仕方ない。ロビーに忘れて帰ろう』って、これが手嶋なんですよね!
なんて素敵なんだー!好きー!!って。
ドーナツの差し入れも含めて、全ての行動が素晴らしすぎる先輩ですよ。
そしてそして、対する小野田も良い子すぎるのが弱虫ペダルの大好きなところ。
小野田、2年生で自転車を新しくしていますが、ちゃんとペダルは付け替えて使い続けていたんですね。
チームメイトな手嶋は当然それを知っているわけですから、今回のペダルを渡す流れもすごく自然というか。
小野田が渡したペダルを大切に使い続けていたからこその今回の流れなんだなぁって。
六代じゃありませんが、総北の絆を感じる話だと思いました。
ちなみに私は小野田3年の今年のインターハイ、最終日のゴールは六代vs扉間になるかなぁなんて予想もしていたのですが。
今日のエピソードを読んだら、やはり3年目の今年も小野田vs真波かなという気持ちになってしまいました。
かなり気の早い話ですが、小野田がこのペダルで、今年も総北ジャージを一番最初にゴールに運んで欲しいなって。今週はそこまで考えさせられました。
ちなみに最終ゴールでの戦いはなくとも、六代もインハイへの出場は確実な雰囲気になってきていますし、話を読めば読むほど好きになっていくキャラです。
そしてそれは木中にも言える事なので……インハイメンバーを考えるとやはり苦しいです。どうなるのでしょう(>_<)
今週の最後、今泉と鳴子が並んで走っていました。
小野田は周回遅れがあるので、一人先に走って…というのは分かるのですが、じゃあ杉元は?
苦しんでいた姿を見たきりなので心配です。
手嶋の大学どこー!?とか、色々気になる事てんこ盛りですのに、次が8月3日とは、読めない辛さ、震えますね(´Д`)
今までのところを読み返して復習でもしながら楽しみに待つしかないわけですよね。
それから、最後になりましたが、小野田の新しいペダル!!
先週、ブログにコメントを寄せてくれた方が『スピードプレイ』を教えてくださっていたので。
今週読んでいて、すごーい!やっぱりそうだったー!と密かに感激していました。
ペダルだけでも色々種類があるんだなぁって。自転車って奥深いですね。
弱虫ペダルの連載がお休みの間、自転車の事をもっと知っておきたいなぁなんて気持ちにもなっています。
“何年”レベルの休載に比べれば一瞬なんて表現もしましたが、やっぱり長い(>。<)
早く続き読みたいです!!

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