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弱虫ペダルRIDE.735『杉元の覚悟』☆腐女子フィルター越しまとめ&感想 (ネタバレ注意です!)

週刊少年チャンピオン発売日、木曜日がやって参りました!
弱虫ペダルの続きが楽しみで楽しみで、待っていたんですよね、木曜日♪
と言うわけで、さっそくですが今週の弱虫ペダルのお話に入りたいと思います。
以下は今週の弱虫ペダルの内容や感想になりますので。
本誌未読の方はネタバレにご注意ください。

 

 

 

今週の弱虫ペダルは巻頭カラーです。
『両者、欲するはレギュラージャージ!! 相棒(バディ)とともにインターハイへ!!』という文字とともに、今泉、杉元、鏑木、段竹がカラーで描かれています。

続いて本編、『◎杉元VS段竹、勝敗は…!?』という文字が綴られ、杉元と段竹、二人がラインに向かって飛び込んでいく様子が描かれます。

鏑木「決まったァ!!」

鏑木の声が響きます。

ラインを通過した直後、段竹はばっと隣の杉元を見ます。
すると杉元はバイクを前方へ投げ出すような姿勢で、自転車の前車輪をラインにくい込ませています。

片手を上げ、勝利を確信して叫んでいた鏑木も呆然としています。

後方で勝負を見守っていた六代と木中も話しています。

六代「ど、どっちが勝ったっテ!? 今の」

木中「ここからじゃわかんなかった」

勝負を終えた段竹は隣の杉元を見ます。

杉元は力を出しきって俯いたまま、荒い息です。

段竹「杉…元…さん…!?」

実際に勝負をした当事者以外、後方で勝負を見守っていたメンバーはどちらが勝ったのか、分からずにいるようです。

鳴子「今のは…小野田くん…!!」

小野田「うん、杉元くんがうしろから最後並んで、ハンドルを前に出して。ほとんど同時にラインを割ったように見えた!!」

杉元と段竹が目指したライン、電光掲示板のあるスタート/ゴール地点に、キキィっというブレーキ音が響きます。

ものすごい勢いで飛んできたのは鏑木です。
そこにいた一年生は『ひっ、鏑木さん』と声をあげます。

鏑木「1年、尾見畑、富広!!」

尾見畑「ヤベ」

富広「す、すいません。休んでばっかりですいません」

焦る二人に自転車を降りた鏑木がずんずん近づいてきます。

鏑木「今の2人のスプリント見てたか」

尾見畑「え!?」

鏑木「真横から!!」

富広「スプリント!? ひっ。は、はい」

鏑木「どっちが先着したァ!!」

富広「え」

二人は顔を見合わせてから言いました。

富広「あれって、わざと合わせたんじゃないんですか?車輪がラインを超えたのは、同時でした」

尾見畑「重なって見えました」

鏑木「あーーーちくしょう!! くそっ」

尾見畑「え、オレたち怒られてる!?」

鏑木は『くそっ』と言いながら、今泉達に報告しに戻ります。

鏑木は今泉、鳴子、小野田に言います。

鏑木は「結果は__『同着』す」

鳴子「……………」

今泉「“杉元を人柱にする”__と言っておいて。自分からしかけて『同着』__てのは、“胸をかされた”な、鏑木」

鏑木はがしがしと頭を掻きながら言います。

鏑木「あーー本当すよ。マジすよ、悔しいすよ。杉元さんのこと甘く見てました、正直。オレのせいすよ、くそ」

鏑木は悔しそうに続けます。

鏑木「オレが、『白黒熊雄叫(パンダーシャウト)』出せって、ためらわずに言えばよかったんすよ!!」

鏑木の口から、出さなかった必殺ワザの名前が出たのを、冷静な表情で受け止める今泉、鳴子、小野田。

鏑木「けど、段竹はまだあの自転車に乗り始めて2日。時々まだ、トルクかけすぎるとフラつくんです。ジャストサイズとはいえ、新しいフレームに慣れるには時間がかかる。完全な白黒熊雄叫(パンダーシャウト)やるには成功率は低かった。だからためらいました。オレの見立てだと現在75%…。100%になるには、明日3日目の夕方くらいまではかかると踏んでます」

鏑木は外していたヘルメットを再度被りながら続けます。

鏑木「けど、ま、よかったかもすね。今日勝って段竹の完全復調って思ってましたけど、100%で圧勝した方が、『自信』つくしょ!!」

鏑木は今泉たちに告げると、自転車に乗って去っていきます。

今泉、鳴子、小野田「…………」

今泉「鏑木…何であいつは」

最初に口を開いたのは今泉でした。

今泉「オレにタンカ切ってんだ?」

今泉の言葉に驚く鳴子と小野田。

鳴子「そらおまえが杉元のバディやからに決まっとるやろ!! オイッ!!」

今泉「ハァ?でも勝負の相手は杉元だろ?」

小野田「バ…バディはですね。支え合う総北をあらわしてて…ですね。お互いに…あの、何ていうか…」

今泉「そうなのか」

鳴子「とか何んとかクールぶって__さっき杉元が段竹追いかけて並びかけた時、小さく『よし』言うとったやないかー」

今泉「ぬ」

鳴子「ほんでもって同着ぽかった時、にやーってごきげんそうにしとったやないか」

今泉「観察するな、人のことを!! 記憶にはない!! たまたまそう見えただけだろ。なぁ、小野田」

今泉は小野田に同意を求めようと、小野田の方を見ます。
すると、小野田はほわーんと微笑んでいるではありませんか!

今泉「!?」

小野田はフフフと笑いながら言います。

小野田「2人が仲よさそうでボクは嬉しいよ」

今泉「ぬあ!! 仲良くない!!」

小野田「鳴子くんもそんなに今泉くんのこと見つめてたんだね」

鳴子「してへんわー」

今泉「勘違いするな小野田!! く…こいつに聞いたのは間違いだった」

鳴子「あれやで小野田くん。スカシが目の横でスカシすぎて悪目立ちしとったから視界に入っただけやで」

小野田「フフフ」

 

 

そんな三人の会話を最後に、場面は勝負を終えた杉元と段竹に移ります。

ハァハァと息をつきながら、杉元が言います。

杉元「段…竹…。ど…どうだった………?」

段竹「!」

杉元「全力は……出せたかい?」

荒い息で、顔を伏せたまま、杉元は続けます。

杉元「今のはギリギリだった…よ。だけど並べた。ボクが今まで失敗しながらもやってきた練習が、間違ってなかったって、少し確信できたよ」

段竹(!!)

 

 

そして場面は夜、食堂で夕食をとるメンバー達に移っていきます。

お茶碗に山盛りによそったご飯をもりもりもり、皆が驚く程の量をたいらげているのは、杉山です!
ご飯だけではありません。
主菜も副菜もサラダもスープも、全て山盛りの食事をもりもり食べる姿に、隣に座った弟、定時も驚いています。
定時の隣に座った川田も驚き目をむきます。

定時「すごい量だおん…兄ちゃん」

川田「杉元!?」

杉元「カロリーをね、消費するからね!自転車は!! カロリーを」

杉元はもりもり食べながら言います。

杉元「必要な栄養を細胞の隅々までいき渡らせるのが大切なんだよ、定時!うん!!」

川田「そんな食って大丈夫か、杉元」

杉元「胃腸もきたえなきゃならないんだ」

川田「!?」(きたえる………!?)

杉元「胃腸もね……。インターハイでしっかりと走るためには!!」

杉元はもぐもぐ食べます。

そして食べ終わって席を立つ杉元。

杉元「じゃあ先に部屋に戻っているよ、川田」

杉元のお腹はどーんとふくれ、Tシャツがまくれ上がる程です。

川田「マジで大丈夫なのか、それ!?」

定時「兄ちゃん!?」

 

 

そして場面は再び変わります。
『3年生』と書かれた部屋の方へタオルを持って歩いていく小野田。

小野田「うわー空くもってるなー。夜に降るかなー。明日3日目雨かなー」

3年の部屋の扉から、ひょこっと中を除き込む小野田。

小野田「杉元くん、ミーティングのことなんだけど。あ…大丈夫だった?さっき少し食べすぎかなって思ったけど…」(あれ?暗い。どこかに行ったのかな)

小野田は部屋の入口で中をのぞきこみます。
すると、見えたのは、横になって苦しむ杉元の姿。

杉元「う…う…う…苦しい…けど…消化しろ…消化しろ…これくらい消化しろ…ボクの体!!」

ハァハァと息も荒く、敷いたシーツをぎゅっと握りしめ、苦しみに耐える杉元。

小野田は言葉を失います。

持っていたタオルを抱えたまま、廊下を引き返します。

小野田「苦しい中からしか、強くなれない。それはわかってるけど、見るのはやっぱり、つらい…」

先ほど暗かった空ですが、雨がサアアと降り始めました。
小野田は窓の外を眺めながら思います。

小野田「止めるべき…?もしものことがあって…無理して…ケガをして………」

小野田は古賀の事を思い出します。

小野田「ボクには止める権限があって__いや!! いやいや何を考えてるんだ、ボクは」

小野田は大きく首を振ります。

小野田「強くなろうとしてる人の努力を、横からうばう権利は誰にもない!! み、み、見た目がつらいからと言って止めるのは、それはボク側のストレスを減らそうとしてるだけであって、け…決してその人のためじゃない、うん。って…わかってるんだけど…うぅ…皆にがんばってほしいから…つらいんだよな~」

悩める小野田はふら~っと廊下を歩きます。

小野田(合宿…雨になっちゃったなー)

小野田がちょうと合宿所の外に出れる扉の前にさしかかった時です。
小野田は外の気配に気づきます。

小野田(誰かいる。雨の中…カサをさして。誰?)

そこに居たのは、手嶋でした!

手嶋「よぉ、小野田。元気にやってるか?」

『◎迷える坂道の前に現れた先輩!!』と綴られ、今週はおしまいです。

 

 

 

手嶋ーーー!!!
と、叫びたいところですが、まずは杉元と段竹の勝負。
3日目に持ち越しでしたねー!
とりあえずは同着でほっとしています。
まだ二人の必殺技も見れていないですし、杉元の底力はこんなもんじゃないって様を見せつけたにしては、それが弱いなと思っていたので。良かったです。
良かったのですが、今回の勝負、まだ余裕のありそうな段竹に対して杉元のボロボロぶり。
段竹はもうレギュラー入りの風貌ですよね…
対する杉元を見ると、とても苦しい気持ちになります。
食事だって、胃腸も鍛えなきゃってもりもり食べる姿は良かったのですが、その後に部屋で苦しがっている姿とか。小野田じゃありませんが言葉を失ってしまいました。
苦しがる杉元の様子を見た小野田が連想していくのは古賀さんの姿でしたからね……杉元のインハイメンバー入りはないのかなぁって気持ちが大きくなってしまいます……。
いやもう、頭の中では、小野田、今泉、鳴子、鏑木、段竹、六代でしょって考え、あるのですが。
でもでも私はまだどこかで信じているのです、杉元のメンバー入り!
今週のラストに出てきた手嶋。
T2推しとしては最後の1ページで、おおお!キター!ってテンション爆上がりですよ!
どうやってきたの?後ろに見えてる車で?同乗者は?大学どこ?青八木は?等々、もう聞きたい事は山のようにあるのですが。
とりあえずそうゆう気持ちは置いておいて冷静に考えますと、ここでの手嶋登場には必ず意味があるわけじゃないですか。
同じキャプテンとして悩む小野田に助言するという意味はもちろんあると思います。
ラストに添えられてる文章見れば明らかです。
ただ、腐女子願望で、プラスの意味も考えたいのです。
昨年、手嶋もインハイのメンバーをかけて、当時自分より格上と感じていた古賀と勝負したわけです。
古賀と手嶋との勝負。
手嶋は青八木に『おまえだけは俺を応援してくれるか?』なんて言ってるシーンあったじゃないですか!(腐女子的に最高の萌えシーンでした!)
もちろん、手嶋は自分自身の力で勝ったわけです。“頑張らないと期待なんてされない”って手嶋の頑張り、素敵でした。
でもそんな手嶋を支えた存在、青八木がいたわけです。
『たった一人、あそこに俺を信じてるやつがいるんだ!』って。T2推しにとって忘れられないあのシーンですよ!
そうゆう支えでより強くなれる。だから支え合う総北の今回のバディシステムのはず!
なのに、今泉と杉元のところはそれがあまり活用されていないじゃないですか。
手嶋の登場は、支え合って強くなるという事の象徴として、今後の今泉と杉元コンビに何か影響を与えてくれるんじゃないかと、期待したいわけです。
……まあ、なんて色々理由を並べてみたわけですが、要するにもっと今泉の存在が杉元を強くするエピソードください!って言いたいのと(今回の実は『よし』と言ってたエピソードも良かったですが)、杉元に勝利を!って言いたいのです。
まだ杉元と段竹の勝負、杉元が勝つって信じたい。
合宿3日目は雨じゃないですか。
雨の中の勝負。杉元の経験がいきるところだと期待しています!
最終的にインハイ出れなくなるとかでも良いので(本当は良くないですが)、杉元に勝って欲しいです。

ただ……まさか手嶋は、小野田に、“時に止める事も大切だ”とか、言ったりしないかもちょっと心配しています。
なんせ杉元の頑張りが尋常じゃない風なので。
でも、今週の小野田が言っていること。『強くなろうとしてる人の努力を、横からうばう権利は誰にもない。見た目がつらいからと言って止めるのは、自分側のストレスを減らそうとしてるだけであって、決してその人のためじゃない。』って話は、ものすごく心に響きました。
だとするなら、杉元はこのまま3日目、段竹と勝負するわけですよね。
どうなるか、楽しみです。

それから今週、小野田は今泉と鳴子にも良い事言ってましたよね!
『仲良さそう』とか『見つめてた』とか。
腐男子小野田!? 良い仕事するじゃん!って、思っちゃいましたよ( ´艸`)
最近すっかり今杉に目が行きがちな腐女子に、本家本元のカップルを思い出させてくれる感じ、最高でした!
今鳴、ライバルでケンカップル、良いですね(*´▽`*)笑

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