木曜日ですよ！！
週刊少年チャンピオンの発売日です。
大好きな弱虫ペダルの続きが気になって昨夜からソワソワしておりました。
というわけで、早速ですが今週の弱虫ペダルのお話に入らせてもらいます。
以下は内容や感想になりますので。
本誌未読の方はネタバレにご注意ください。
今週の弱虫ペダルは先週のラストのシーンが再度描かれて始まります。
鏑木「ところで杉元さん、あなたの『必殺ワザ』は？
杉元「…ああ。それを準備してこないほど、意識低くはないよ!!」
『◎杉元、受けて立ち…!?』と綴られたのち、話が進んでいきます。
『杉元照文、３年生の矜持を示す!! 最後の合宿に準備してきたものとは…!?』という文字とともに描かれるのは決意を固めている杉元の背中。
鏑木（え!?）
段竹（ある…のか、『必殺ワザ』が!?）
今泉（!!）（杉元！！）
杉元「あらためてもう一度言おう＿＿もう一度ね。かかってきなよ!! 段竹竜包!!」
杉元の言葉に鏑木が言います。
鏑木「いっけ、段竹!!」
段竹「ガルッ」
段竹がバンと勢いよく飛び出します。
鏑木「竹のしなりの飛躍加速(ﾊﾞﾝﾌﾞｰﾎｯﾌﾟｼｮｯﾄ)!!」
段竹「ガルァ!!」
段竹は超加速により、一瞬で少し先行していた杉元に並びます。
鳴子「ひと息で追いついた!!」
鏑木「いいぞ段竹、そのまま追い抜き、ひきちぎれ!!」
段竹「すいませんが杉元さん!! ぬかせてもらいます。ガルァ!!」
杉元「それはさせない。させないよ段竹!!」
再び超加速する段竹に、抜かせまいとする杉元。
カーブや植え込みのせいで、二人は後方の他のメンバーの視界から消えます。
鏑木「くそっ!! ハハッ、肝心なところが!! 植え込みが邪魔で見えなかったァ!! ハハッ!!」
六代「どうなったんだっテ、お２人は…」
木中「段竹さんが一気に並んでそのまま抜いていくように見えたけど」
鳴子「杉元!!」
小野田「段竹くん!!」
今泉（杉元!!）
鏑木「心配ない１年!! 植え込みを抜ければ見えるはずだ。段竹が杉元さんを引きちぎり100m…いや200m差をつけ先行してる姿が!!」
六代「……………」
木中「そ、そうか、それもそうだ。先輩たちが話してるのを聞いたことがある…杉元さんはこれまでのレースで目立った成績もなく…リタイアしてることも多い…て。一方段竹さんは去年の峰ヶ山ヒルクライムで箱根学園のインハイメンバーの人と闘って優勝してるって!!」
六代「テ!?」
木中「実力差は最初から＿＿はっきりしてたん………え!?」
木中が言い終わる前に、視界から消えていた二人が見えました。
なんと！二人はピタリと並んでいます！
木中「並んでる!! 杉元さん!!」
杉元は俯き、汗をボタボタたらしながらも、しっかり段竹に並んでいます。
そんな杉元に段竹も驚き、目を見張っています。
段竹「……!!」
六代「ついていってる!! おわっ、しっかり並んでるっテ、杉元さん!! え!?」
鏑木「ハハッ、何をやってる段竹ゥ!! 本気で踏まないとダメじゃないか!!」
段竹「………オレは本気で踏んだ…」
鏑木「！」
段竹「植え込みのコーナーをぬけて、めいっぱいフレームをしならせて。肩がぶつかり、ひるむと思った。そのまま加速して置き去りにできると思った。けどこの人は、離れなかった!! しかも…普通、敵についていく時はうしろにつくんだ。敵を風よけにつかって…。けど、この人は…今の加速で横に並んでついてきた!! あくまで“対等”だと示すみたいに!! 体力を消耗するのを承知で!!」
鏑木「!!」
杉元は疲労の色を見せながらも、しっかり言います。
杉元「あたり前じゃないか。２年生が頑張っているんだ。ボクは３年で＿＿この勝負、胸を貸しているのだからね!!」
段竹も鏑木も驚きを隠せません。
杉元「一差…オレは…」
鏑木「落ちつけ段竹ゥ!!」
鏑木は後ろから段竹に追いつき、横に並びながら続けます。
鏑木「おまえの方が実力は上だ。確実に上だ!! 大丈夫だ。一発目でたまたまついてこられただけだ。何度もしかけろ、千切れるまで!! この人は何度もはついてこれない!!」
そんな鏑木の言動を見ている木中と六代は言います。
六代「鏑木さんて…すごいよね…テ」
木中「ああ…杉元さん真横で聞いてるのに、正面からディスってる…」
鏑木は段竹を鼓舞します。
鏑木「ひるむな自信をもて、段竹」
段竹「は!!」
鏑木「杉元さん!! とりあえずあのラインまで勝負というのはどうですか。もうすぐ日が暮れる。それに、ちょうどこの周回がお互いに＿＿『500km』目です!!」
今泉（『必殺ワザ』ていうのは、いわば自分の『得意分野』の瞬間的な発動だ。『得意分野』を理解して磨き上げて、自分の意思でコントロールして、必要な時にその特性を爆発させるってもんだ）
鏑木「っけ!!」
鏑木のかけ声とともに、再び段竹と杉元が飛び出していきました。
今泉はその背中を見つめます。
今泉（けど、それを誰もができる訳じゃない。特にやっかいなのは、自分の『得意分野』を見つけられない場合だ。あるいは、たいていのヤツがそれかもしれない。自分が何に優れていて、何が得意なのかわからない。その時は、時間をかけてさがす他ない。知恵や体を使い、自分と向き合い、いろいろ試して、幾度となく『失敗』していく中でしか、それは発見できない。……………フッ、『失敗』か。杉元、それに関しちゃあ、この中でおまえが一番経験してるかもしれねェな!!）
段竹「くそ、また並ばれた!! どういうことだ、この人……メチャクチャ息も上がってるっていうのに!!」
鏑木「段竹!!」
杉元は俯き、ハァハァと荒い息で言います。
杉元「むかっ…昔ね…、この総北には田所さんて人がいたんだよ。体が大きくて…後輩思いでね。早くなるためには“酸素”が大切だって、言ってたんだよ。だから、ボクは酸素をとりこんで走る練習をたくさんした…」
段竹「!?」
杉元「金城さんて人がいてね。その人はバイクコントロールが上手だったから、バイクコントロールの真似をして練習したよ」
段竹は語る杉元にゾクッと何かを感じます。
段竹「………!?」
杉元「全部、失敗に終わったけどね。だけどね、段竹。こんな言葉を聞いたことあるかい？ロードレースにおいて大切なのは『練習』と『経験』なんだって!!」
杉元の真剣な眼差しが段竹を見据えます。
バンと飛び出した杉元。
鏑木「！」「杉元さんがとびだした!! 追え!! 段竹!!」
『◎「経験者」杉元、３年間の思いを爆発させろ!!』と綴られ今週はおしまいです。
ヤバいです、もう泣けてきた(ﾉД`)
あくまでこの勝負は胸を貸しているのだからと、体力消耗を覚悟で横並びにつける杉元。
かっこいいじゃないですか！
失敗を繰り返しながら練習と経験を積んだ杉元くん。
彼は負けちゃいけない存在だと思います！
現実の世界では努力は報われない事があります。練習と経験は裏切らないなんて事もない。
けれどこれは少年漫画ですから！
そこは、報われない努力はないし、積み上げてきた練習と経験は裏切らないってことで良いじゃないですか。
杉元には段竹とのこの勝負、絶対絶対勝って欲しいです！！
ただ……対する段竹ももちろん努力や練習や経験を積んできたわけです。
しかもブランクを乗り越えたという経験付き。
どうなるのでしょう(>_<)
私、最近杉元を相当推しております。
これだけ書いてりゃ改めて言うまでもないのですが、マジで推していますし、インハイに出て欲しい！
ですが、心のどこかで、杉元はインハイはムリなのかなぁって、覚悟もしてしまっていたり。
そんな推しを信じきれていない自分も悲しいところです。
杉元は二年生の時の一年生レースでも、川田とのバトルの時も、めちゃくちゃ可哀想な負け方しているんですよね。
だから、失敗を繰り返しながら練習と経験を積んできた三年杉元、ここでは負けないと、それだけは信じて。インハイは分かりませんが…この勝負は勝つと信じています。
段竹も大好きですし、しかもまだ出していない必殺技もありますし。実力あるのも知っていますが。今の私は杉元応援モードです。
……段竹と鏑木の二人は腐女子的にめちゃくちゃおいしいんですがね。見ててニヤニヤしますが……それでも今は杉元応援でいきます！！
あああ～！早く続き、読みたいです！！