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弱虫ペダルRIDE.728『鏑木の相棒(バディ)!!』☆腐女子フィルター越しまとめ&感想 (ネタバレ注意です!)

弱虫ペダルの続きが気になって。
週刊少年チャンピオンの発売日を楽しみにしていました。
今日はその発売日、木曜です✨
なので、さっそくですが弱虫ペダルのお話、させて頂きます。
以下は今週の内容と感想になりますので。
本誌未読の方はネタバレにご注意ください!

 

 

 

今週の弱虫ペダルは巻頭カラーです。
『IHへの切符はたったの6枚!運命のレギュラージャージを、その手で__奪い取れ!!』
そんな文字とともに描かれているのは、全員ではありませんが、CSPのコース上に立つ総北のメンバーです。
小野田を筆頭に今泉、鳴子、鏑木が大きめに描かれ、ついで杉元、後ろの方に六代や木中、村紙が立っています。

そして本編は『◎鏑木と組んで絶好調…!?』という文字が綴られ始まります。

村紙「3周目ぇ!!」

村紙の声とともに、鏑木と村紙の二人がスタート/ゴール地点のラインを超えます。
描かれる電光掲示板は3位の部分までしか見えませんが、『1鏑木、2村紙、3今泉』とあり、二人が現在トップを走っている事が分かります。

村紙「単独!! 1年生の中ではダントツで。トップで総北合宿3周目に入った!! オレが!! この村紙豊架はもう誰にも情けはかけない!!」

村紙はとても喜んでいます。
一方、鏑木は対照的です。
顔を伏せたまま走っている鏑木。

鏑木「………来ない…」

村紙(チッ、またか、鏑木さん)

鏑木「段竹が、『来る』って、あの日__…)

鏑木は、いつぞや教室で、段竹が言った言葉を思い出しています。

鏑木「『合宿は出る!! スタートラインに立って、おまえと一緒に走り出す!! そのつもりだ!!』て、言ったのに…。オレはインハイを一緒に…」

村紙(くそ…)「大丈夫です!! 大丈夫鏑木さん!! あれですよ、きっと…渋滞で遅れてるんですよ」

鏑木に気遣いの言葉をかける村紙ですが、内心は全く違う事を考えています。

村紙(この人に今心折られたらヤバイんだよ!! まだまだおだてて走ってもらって、オレを引いてもらわないと困るんだ!!)

村紙は気持ちは隠したまま、鏑木に続けます。

村紙「すぐに来ますよ!!」

鏑木「さっきスタート/ゴール地点のとこに通司さんのバンが見えた」

村紙(え!?)

鏑木「来てるのにコース上に現れないってことは…」(段竹の不調は……)「……………そういうことじゃないのか…!!」

 

 

鏑木の言葉を残しつつ、場面は通司と段竹に移ります。

通司「見えるかコースが、段竹。わかるか、もがいてる連中が」

段竹「…はい」

通司「さっきも車の中で言った通りだ。おまえのあの自転車は、もう乗るな。やめといた方がいい」

段竹「……はい」

通司「そのかわり、こいつに乗れ!!」

通司はバンに積んであった自転車を降ろします。
自転車のホイールには『SPECIALIZED』の文字が刻まれています。

通司「出発前にこいつを手配すんのに手間取った。おまえが乗ってたのと同じメーカーだが、型落ちの中古だ。コンボも古いしホイールも中級だ。サドルもヤレてる」

段竹は目を見張りながら、通司の話を聞きます。

通司「だが間に合ってよかったよ。もし今までの自転車でこの合宿にのぞんでたら、おまえはおそらく完走できていない!!」

段竹「…え。オレの…この不調の原因て…『自転車』なんですか!?」

通司「…………。そうとも言えるが、そうでもない。2週間前、小野田が来て、おまえのことを相談された」

通司は2週間前、小野田が寒咲サイクルにやってきた時の事を思い出し、場面もその2週間前に遡ります。

 

 

小野田「あ…あにょっ、あっ…お話というのはですね。今泉くんや鳴子くんとも話したんですが、判断が…ですね…あの、どうにもつかず、段竹くんを合宿で走らせるべきか、止めるべきか、迷ってます。本人は走りたいと言っていますが、彼にはまだ来年もあります。無理をさせるべきではないとも思っています」

小野田は真剣な表情で語ります。

通司「…………」(すっかりキャプテンの顔になってるな、小野田…)「ああ、幹からおおよその話もきいてるよ。準備もあるだろう。そっちに集中しろ。段竹のことはオレが預かろう」

通司は小野田に続けます。

通司「毎日通わせろ。話きいて様子見て判断しよう」

小野田「す、すいません、お忙しいのに。ありがとうございます」

小野田はぺーこぺーこと頭をさげます。

通司「峰ヶ山がんばってたからな、あいつは。それに自転車で不調だってきくとオレも気になる」

通司は自分のひざをさすり、言います。

 

 

そして場面は現在に戻ります。

通司「オレが預かったおまえの進退。オレが出した答えは、“進む”だ。合宿を走れ、段竹!!」

段竹「…や、けどオレは、峰ヶ山のあと体の節々がキシんで…病院いっても何ンともなくて、いまだに__」

通司「そこだ。たまたま峰ヶ山のレースのあとだった__だから混乱したんだ」

段竹(混乱!?)

通司「“自分に自信がない”それがおまえの一番の不調の原因だ」

段竹(___!! 『自信』!?)

通司「立ち上がれ、まわりをよく見ろ。そして自分を!! 考えりゃカンタンな話さ、病院にいってもわかんないはずさ。おまえは__伸びてんだ。デカくなってる。身長がだ!!」

段竹(え!?)

通司「伸びざかりだからな。高校2年だ。デカくもなるさ!!」

段竹「え、や…」(身長!?)

通司「成長期は波も大きい。不調にもなる。おまえは不調を隠そうとして、峰ヶ山の優勝のせいにしちまってたんだ」

段竹「え…いや…うっ…」

通司「自分のことが見えなくなるまで悩んだか」

段竹「…!! はい!!」

通司「痛みや関節のキシみは『成長痛』だ。タイムが出なかったのは自転車のせいだ!! おまえも知ってるだろう。クツにサイズがあるように、ロードバイクにも細かいサイズがある。体に合ってないサイズだと、パワーもスピードも出ない」

段竹(それが『自転車』!!)

通司「オレが今日用意したフレームは古い。だが、今のおまえにジャストサイズだ!!」

 

 

ここで場面は変わります。
実際にコースを走り始めた段竹。

段竹「何だ…」(“ジャストサイズ”……!!)「何だこの、体に馴じんで__体とつながって、意のままに進む感覚は!! 気持ちいい」(自転車に乗り出したあの頃の感覚と同じだ!!)

段竹は走りながら、通司に言われた事を思い出します。
『自信もてよ。コースに入れ。思いきり走ってこい。大丈夫だ、おまえはこの半年、悩み苦しんだ分、存分に成長している!!』と。通司は言ってくれました。

背中を押してくれた通司の言葉を思い出し、段竹は走りながら『はい!!』と返事をします。

 

 

ここで場面は再び鏑木&村紙へと移ります。

村紙「6…周目!!」

鏑木「段竹………」

村紙(くそ!! さっきからペースが落ちてる!! 何やってんだ、この人!! 掲示板のタイム見たら、木中と六代が協力して追い上げてきてる。ヤバい!! くっそ!! 段竹どころじゃないよ)

鏑木「もう今年のインターハイにはおまえとは…」

村紙「…」

鏑木「無理なのか…」

村紙(ペースを……)

ペースも落ちて、村紙のイライラは頂点に達しそうです。

鏑木「…竹……」

村紙「もう来ないよ、来ないよ、段竹さんは!! いつまでウジウジ言ってんだよ!! さっさとそんな妄想あきらめてオレと走ってくださいよ!!」

鏑木が後ろを振り返ります。
後ろを走っていた村紙は慌てます。

村紙「うわっ、いやいやいや。すいません。違っうんです、その…」(しまった本音出た。鏑木さん茫然としてる!?)

村紙は振り返った鏑木の、大きく目を見開いてるその表情を見て思います。

村紙「い…言いすぎでした、すいません。許してくれます?よねっ?先輩だし」

慌てる村紙ですが、鏑木の目に、村紙は映っていません。
鏑木が見つめているのは村紙の後ろをあがってくる人影でした。

鏑木はヘルメットの鏑紙と書かれたステッカーをビィィッとはがします。

村紙「あれっ、バディのステッカーを!? 鏑木さん!?」

鏑木「あとで拾っとけ、村紙」

鏑木は言いながらステッカーをポイッと丸めて投げます。

村紙「捨てたァ!?」

鏑木「あの首をすくめて加速するダンシング。何度も見てきた…。遠くからでもすぐわかる…………!! 約束したじゃないか」

そういう鏑木の目には涙が浮かんでいます。

村紙「今度は涙!?」

鏑木「言っただろう?」

村紙(誰……?)

村紙も鏑木が見つめる方を見ます。

鏑木「始まらないんだよ、おまえが来なきゃ」

村紙(う…あ)

鏑木「段竹、オレたちチームSSの伝説は!!」

段竹「長いこと待たせたな!! 一差!!おまえの相棒(バディ)はオレしかいない!!」

鏑木「ハハッ、そうだ段竹ゥ!!」

鏑木に合流した段竹。
二人は肩を組合い、喜び合います。

 

 

そして今週の弱虫ペダル、最後の3コマで、また違う人物が描かれます。
杉元です。

杉元「さっき小野田もコースインした。段竹も合流した。ここから、いよいよ本格的なスタートになるね!!」

そう語る杉元の後ろに、彼のバディだと思われる人物が黒くシルエットだけ描かれています。

『◎待望の“相棒”合流!! 杉元、最後の年の覚悟を決める!』と綴られ、今週はおしまいです。

 

 

 

まずは、良かったですねー✨段竹!
私は正直もうちょっと不調の回復までに時間がかかるパターンを想像していました。
鏑木の村紙に利用されまくりの走りを見て奮い立つとか、そんな感じを想像してたんで。
成長痛だったんかー!!って。諸々思うところもありますが、メンタルの不調も乗り越え走り出した段竹は応援したいです。
なんせ今週の鏑木を見ていたら段竹が大好きなのが十分に伝わって、腐女子的には応援せずにはいられませんし。
スタートして鏑木に合流した段竹、なんかとてもイケメンに描かれていたので(あくまで私の感覚ですが)。
T2もレギュラー入りする年に美しくなったので。
めちゃくちゃな理由ですが、段竹のレギュラー入りの可能性もぐぐんとアップしたなと思ってしまった次第です。
そんな鏑木と段竹、バディはくめましたが、現在6周差。
まあ、6周なら早朝とか走れば挽回出来るくらいなのでしょうか。
私はレギュラー争いが過熱して、差を埋められず、鏑木は6位以内に入るも段竹だけ漏れるという可能性も考えていたのですが……。
小野田も同じくらいの差がついてスタートしたらしいという今週の最後を読んで、その可能性はあまりないのかなぁという気持ちになっております。
そしてバディが解消された村紙!!
嫌なヤツすぎて。もうインハイの道はたたれたにしても、新しいバディを組もうにも誰も振り向いてくれなかったり、六代&木中にさらっと抜かれていく様子を見てみたいと思ってしまいました(そんな私も十分嫌なやつですね。笑)
それから、今週はなんと言っても杉元くんです!
ぶっちゃけ最後の1コマで私の気持ちは全部杉元に持って行かれたと言っても過言ではないくらい。キター!って感じでした。
杉元の後ろに控えているのは誰でしょう??
シルエットは定時っぽかったんですよね……
私的には次のお話で、後ろに居たのは今泉でしたー!展開を切に願っております。
杉元「いよいよ本格的なスタートになるね!!」
今泉「ああ、そうだな。6周差なんてあいつらはすぐに詰めてくるだろう」
って、あいつらとは?
遅れた小野田を待っていたのは鳴子でしたー!という展開。
私はものすごく願っております。
シルエット、定時っぽかったですけども……
そこは読者をドキドキさせるだけってことで。
今泉であって欲しい(>_<)
答えが分かるのは来週チャンピオンがお休みなので、2週間後!!
待つの、しんどいです。

それから……最後に一言。
今週読んでいてつくづく思いました。
ピエール先生は何してるのだろう……。
もはや通司監督ですよね。
通司さんは総北にいた時から車に乗っていたり、実際に走っている姿が描かれていないのが気になるところです。
総北ジャージの描写でも膝にサポーターとか巻いていたような記憶もありますし(うる覚えですが)、今回も小野田と話しながら絶妙なタイミングで膝をさすっているのが気になってしまいました。
どんな過去があるのでしょう……
いつかスペアバイクで出てくるのでしょうか。
過去は知りたいけれど、切ない話になりそうなので、想像してるくらいが良いかもしれませんね。

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