WBC優勝の興奮がまださめやらない今日です。
そんな今日は木曜日💡
週刊少年チャンピオンの発売日ですね✨
大好きな弱虫ペダルの続きが読める日🎶というわけで、さっそくですが、以下は今週の弱虫ペダルのお話です!
内容と感想になりますので。
本誌未読の方はネタバレにご注意ください。
今週は『◎灼熱のインターハイ予選。1年生が届けた補給で回復し、ゴールに向けて総北全開!!』という文字とともに、カラーで千葉県大会を走っている総北5人が描かれ、始まります。
小野田は補給を届けたばかりの木中と六代に向かって言います。
小野田「なるべくついてきてください。そしてうしろで見ていてください。総北が圧勝するところを」
今泉、小野田、木中、六代の順に4人で動き出す総北。
その様子を感じた他の選手が口々に言います。
「総北とびだす!!」
「4人だ!! 追え!!」
「逃がすな!!」
「何て加速だ!! くそっ」
「総北ここで動く!!」
先頭を引く今泉が言います。
今泉「さぁて。ふりおとされるなよ、1年!! 前を捕まえるぞ!!」
木中「はいッッ」
六代「ハイっテ!!」
今泉の呼びかけにこたえた後、木中は六代に言います。
木中「六代!! “圧勝”だそうだ…!!」
六代「うん!! 木中くん、きつくて…苦しいけど…」
木中「がんばれるか六代!! おまえは山でさんざん仕事してきた」
六代「うん…けど、オレも…見てみたいっテ!! 圧倒的なゴールを!!」
力強い言葉とともに、ゴォアっと六代と木中のプレッシャーが跳ね上がります
小野田「!」
今泉「!」
小野田や今泉もその様子に気づきます。
木中「じゃあいくぞ!!」
六代「おう!!」
ここで場面は代わって、現時点では一人先頭を走る鴨高の本田の様子が描かれます。
本田「来た!! ついにここまで!! 山を終えて、タイトな下りをクリアして。海沿いまで戻ってきた!! フィニッシュ地点まであと少し!!」
本田はハァハァと息をつきながらも、自身のゴールを信じて走ります。
そんな本田に、沿道の人々は口々に言います。
「鴨高!!」
「地元鴨高」
「がんばれ!!」
自分への応援を聞き、本田は言います。
本田「オレへの応援も鳴り止まない!!」
応援の声はさらに続きます。
「鴨高ねばれ。ほら!!」
「地元の意地を見せてくれー!!」
「がんばって踏めぇ!!」
「あきらめるな!!」
そんな応援の声を聞いた本田は得意げになっていますが、ふと違和感も覚えます。
本田「勝利への確信が皆の声を大きくする!!」「ん?ちょっと応援がおかしいヤツいるな。おいおい『あきらめるな』は違うだろ。それじゃあまるでオレが何かに追われて負けそうみたいじゃあ…」(ないか!?)
本田は過った不安を打ち消すように頭を降りながら言います。
本田「ああ違う!! 違う!! 夢!! 希望!! ビジョン!! オレは単独で逃げてる。最高のタイミングでとびだし、一切他をよせつけず、この予選を優勝し、インターハイへ行く男。大事なことだから2回言う!! インターハイへ行く男!!」
2回目を言い切ったところで、うしろから何か来ます。
本田「見えてな…見えてない何も!! 黄色いジャージなんて!! 見えて…ない…!!」
叫ぶ本田ですが、認めざるを得ません。
後ろから来たのは総北です!
本田「総北高校!!」
本田の視界には、ボトルで水分補給をする鳴子の姿まで飛び込んできます。
本田「鳴子までいるぅ!!」
本田「くそ、ボトルを!! ど…どうやって!!」
鳴子「届けてくれたわ。うちの1年が!! 頑張って!!」
本田「だからって!! やられるかよ!! オレは本田兄弟三男、本田享三。実は平坦の足にも自信が__」
言いながら本田は総北メンバーに抜かれまいと加速しようとします。が……
本田「うおーーあっさり抜き去られたーー!!」
いとも容易く抜き去られる本田。
鳴子「ほなな!! 鴨高本田!! あのしかけるタイミング、バッチシハマっとたで!!」
総北と本田との差は、あっという間に開いていきます。
本田「オレの夢ーーッ」
そんな状態に、木中は思わず声をあげます。
木中「抜いた…先頭の鴨高の人を、あっさりと!!」
六代「うん、木中くん!!」
沿道の観客は口々に言います。
「インハイ予選…千葉県大会、のこり…3kmで…総北5人が先頭になった!!」
「おおお」
「やっぱ総北」
「ヤベ」
「がんばれー」
「すごっ」
六代「す、すごい声援だっテ」
木中「だな、六代」
鳴子「インハイはこんなもんちゃうで」
六代「ななな鳴子さん!!」
今泉「ふぅ、こいつはバカみたいにその声援を力にかえるんだ」
六代「いいい今泉さん」
鳴子「バカは余計や、スカコラシ。『皆さんの声援うけてパワーアップする』いうてほしいわ」
今泉「スカコラシって何だ」
鳴子「新しいアダ名や。ええやろ」
鳴子「こっからがホンマの勝負や」
今泉「ああ、そうだな」
六代「えっ、え!? しょ…勝負!?っテ。あれ!? え!? もうさっきの鴨高の人も抜いてトップになったはずなので…て、敵はもういないですっテ!!」
今泉「だから」
鳴子「せやから次は、この中で『誰が最初にゴールするか』やろ!!」
今泉「だろ!!」
鳴子と今泉の言葉に驚く六代や木中。
六代「え~~~~~っ!! ロードレースはチームスポーツだと聞いてたんですけどっテ!?」
木中「う、あの2人の勝負!?」
鳴子「個人戦でもあるんや!!」
鳴子は六代と木中に言うと、今泉と勝負の話を続けます。
鳴子「どこらへんからいく?」
今泉「あの看板からだ」
そんな今泉と鳴子を見た木中は六代に言います。
木中「おい、六代。見とけ。滅多に見れないぞ、このカード!!」
六代「え、試合中に仲間同士で戦うなんてバスケでは…」
六代はすっかり驚き、木中を見ながら言いますが、そんな六代の肩をポンと小野田が触れます。
小野田「しっかり見ておいて」
六代「せせせ先輩!!」
小野田「ロードレースの優勝は特別なものだから。あの2人にとっては特に!!」
六代(『特別』…!?)
六代も今泉と鳴子の勝負をしっかり見つめます。
鳴子「カッカッカ。絶対勝ったる!!」
今泉「ゆずるわけなだろ」
六代(見たことない気迫で。見たことない速度で。自転車がすっとんでいく!!)
鳴子「山ではりきりすぎてもうバテ気味やろ。下がってええで」
今泉「おまえの方こそ1人逃げで疲れただろ。踏みやめろ!!」
今泉と鳴子、二人の勝負が始まり、アナウンスが響きます。
『入ってきました。ゴールスプリント』
『総北 対 総北』
鳴子「おっるあああ」
今泉「うおおおお」
六代(うあああああ)
小野田も六代も木中も見守る中、ガッツポーズでゴールを決めたのは、鳴子でした!
ゴール会場にアナウンスが響きます。
『インターハイ千葉県予選、優勝は総北高校ゼッケン103番、鳴子章吉選手ー!!』
鳴子「しゃーーーっ!! らーーー!! カッカッカーー!!」
六代「………」
アナウンスは言います。
『何と最初にアタックを決めて、逃げて、そして優勝を決めましたァ!!』
鳴子「カッカッカー!! 伝説作ったったわーーー!!」
今泉「おまえのその笑顔がムカつくな」
鳴子「あかんハデすぎる!!」
今泉はチッと言いながらもそんな鳴子を見つめます。
応援していた杉元や鏑木も飛び出してきます。
小野田「ふたりともすごいよ」
木中「うおお~ヤバイの見た」
六代(これがロードレース。これがゴール…)「す、ごい」(これが総北!!)
六代は自分の心臓がドクドクと音をたてる中、強く思います。
六代(圧倒的だ!!)
会場にはアナウンスが響いています。
『千葉県予選、インターハイロードレースへの出場を決めたのは、総北高校!!』
『◎宣言通りの大圧勝!! 総北、インターハイへ!!』と綴られ、今週はおしまいです。
総北インターハイ出場決定ですね!!
最後ロクちゃんが『これがロードレース。これがゴール。これが総北!』と、全身で感じるシーンに胸アツでした✨
そうだよ!これが総北だよ~とか言いたくなっちゃいますし。
本田くんのかませは不憫ですが、おかげで笑いもありの気持ちのいい~流れになりましたよね✨
最後はどうゆうゴールになるのかなぁとは思っていましたが。
今泉vs鳴子!なるほどそうきたか!って感じでした。
私としては鳴子が勝って尚更嬉しい感覚です。
鳴子ってインハイではゴールに恵まれてない分、今週の『あかんハデすぎる!!』と喜ぶ笑顔が眩しくて。
じーんときてしまう程でした。
腐女子的には負けた今泉、その瞬間こそ悔しそうにしていましたが、鳴子の笑顔を見て「おまえのその笑顔がムカつくな」って。
その言葉の裏に愛しか感じません!!(*´▽`*)
今泉と鳴子、二人の勝負って、今までどのくらいやってるのでしょう。
描かれていない部分での勝負、何勝何敗かとか、ついつい聞いてみたくなってしまいます( ´艸`)
今週のゴール、思ったよりあっという間でしたが、気持ちが良いのでオッケー!って感じでした。
次号の予告には『総北ではインターハイに向けて1年生・2年生・3年生がそれぞれ準備を始めて…!?』とありましたので、それがまた気になって仕方ありません。
いよいよ総北内でのインハイメンバー争いが本格的になってくるって事ですよね!?
杉元くんは?段竹は?ロクちゃん木中はどうなるのでしょう。
早く読みたいです!!