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弱虫ペダルRIDE.690『卒業式の帰り道』☆腐女子フィルター越しまとめ&感想 (ネタバレ注意です!)

木曜日、週刊少年チャンピオンの発売日です✨
今週の弱虫ペダルを読んだら、なんだか胸がいっぱいになってしまいました💓
なので、さっそくですが、その弱虫ペダルの内容や感想、書かせて頂こうと思います!
本誌未読の方はネタバレにご注意ください❗

 

 

 

『◎時は遡り、部室で卒業を祝われた手嶋たちだが!?』と綴られ始まる今週の弱虫ペダル。
手嶋のモノローグが綴られます。

あの日

外は
すっかり暗くなり
皆に見送られながら

久しぶりに
3人で帰った
帰り道

 

場面は部での卒業祝いが終わり、帰路につく3年生を、1、2年生が見送っているところから始まります。
辺りはもうすっかり暗くなっています。

歩き出す3年生の背を見つめる1、2年生。

杉元「ごがさぁぁん~~~~」

定時「おおん」

今泉「おまえ、杉元、去年もめちゃくちゃ泣いてなかったか?」

鳴子「おまえが泣かなすぎちゃうんかスカシ」

小野田・段竹「手嶋さん、ありがとうございました」

鏑木「マジすか、マジで青八木さん、明日から来ないんすか。来るんでしょ、最後と見せかけて」

鳴子「…や…」

段竹「来るわけ…ないだろ一差」

鏑木「ハハッ。いいや、オレはは!! あると思うぞ段竹!! ハハッ」

段竹「……まぁ…」

鏑木「お!?」

鏑木の目からぶわっと大粒の波が溢れ出し、鏑木自身もそのことに驚きます。

段竹「!?」

鏑木「何だ段竹。急に涙があふれてきたぞ!? 何だこれ!?」

段竹「落ちつけ一差、それがおまえの今の…」

小野田「鏑木くん…!!」

鏑木「あ!? 何でだ、小さくなる。青八木さんの背中、見てるだけなのに!? いつもと変わんねー風景なのに!?」

段竹「一差…おまえの今の気持ちだよ」

 

そんな賑やかな部室を後に歩き出している3年生。
ここでも一度、手嶋のモノローグが綴られます。

 

高校からの
最後の帰り道

オレは振り返って
考えたんだ

 

ふと立ち止まり、学校、部室の方を振り返っている手嶋に、青八木や古賀が声をかけます。

青八木「………どうした純太」

古賀「…手嶋」

手嶋「……いや。何だろうな。なんつーか、いろんなことってさ、すぐにはわかんねーのかもな__て思ってさ」

頭をガシガシしながら語る手嶋。

歩き出しながら、三人の会話が続きます。

手嶋「泣いてたな。最後…鏑木」

青八木「……ああ」

手嶋「見えてたか?」

青八木「ああ」「オレも泣きそうだった」

青八木の言葉に古賀も手嶋も視線を返します。

青八木「あいつはバカで見鉄砲だったからな。手のかかるヤツだった」

手嶋「はは、よく面倒見てたもんな」

古賀「懐いてたしな!」

手嶋「最近はおまえとの練習もメチャクチャ楽しみにしてたもんな!」

青八木「…………」

こくっと頷き、自分を練習に誘いに来ていた鏑木の事を思い出します。

 

図書室で手嶋と並んで座り、勉強中である青八木。
そこへ鏑木がやってくるのです。

鏑木「青八木さん走りにいきましょうよ!!」

青八木「おい図書室だ」

鏑木「練習すよ、練習!! いいじゃないすか、勉強なんかあとで!!」

青八木「さわぐな」

手嶋「いや、受験…」

鏑木「受験、来年にしましょうよ!! さ!! さ!!」

鏑木が青八木を引っ張り、連れていこうとします。

青八木「………おい!!」

 

そんな一場面を思い出し、青八木が続けます。

青八木「できればインハイ前に楽しみにしていてほしかった!!」

手嶋「だな」

青八木「ああ」

青八木「純太は…?」

手嶋「え?ああ、オレの?泣きそうになった後輩か?涙か__あーーと…あいつらと別れんのは淋しいけど、どっちかいうとオレ、引っぱられてやっと走ってたって感じだったからな。特別誰てのは………」「1年生の連中もさ………クライマーのことは小野田に、スプリントなら鳴子にって、全然オレに頼ってこねーし。1人くらいさ…手嶋さんの走りあこがれます!! なんて言ってほしかったよ…」

手嶋が口を尖らせ語ります。

青八木「………」

ひとつため息をついて続けます。

青八木「皆あこがれてるよ。言わないだけで」

手嶋「え!? マジかその話。誰が言ってた!?」

青八木「言ってない」

手嶋「えーー!? 言ってないのか!? じゃ何でわかるんだよー」

青八木「伝わるから」

手嶋「あいまいだよ~~」

手嶋と青八木の会話を聞いていた古賀がふと口を開きます。

古賀「この3人でこうして帰るのはこれが最後だろうな」

手嶋(!)
青八木(……古賀)

古賀「純太、青八木…」

手嶋「この3人だけで帰るなんて、1年の時以来じゃないのか、もしかして」

古賀「ああ、そいや…純太が夏に下の自販機で炭酸ひっくり返した時は3人だった」

手嶋「うわっ、つまんないこと覚えてんなぁーーっ」

3人とも、その時のことを思い出します。

手嶋「あの日な…制服がベタベタになってな…」

古賀「オレもな」

青八木「オレもだ」

手嶋「うわっ悪りィ!!」

手嶋は続けます。

手嶋「………っ、あん時のオレは、毎日、うまくいかねぇ、うまくいかねぇって、思ってたな」

遠くを見るような眼差しで語り始めた手嶋。
青八木も古賀も、黙って言葉の続きを待ちます。

手嶋「もがいても、つっぱっても、がまんしても、全然身になんなかった。当時、2年生の金城さんたちは毎日強くなってくし、オレはひたすらその差を確認することしかできなかった。同学年のおまえは、1人でインハイいっちまうしよ」

手嶋は古賀を見ます。

古賀「……………」

古賀は自分がちょっと1年生で一人、インハイメンバーに選ばれた時の事を思い出していました。

古賀「………」

手嶋「あの頃は、見上げても天井が遠くてな。レースで活躍どころか、インハイのメンバーになって、出走することも不可能なんじゃねーかって、何度も思ってた」

手嶋は空を見上げて言います。

古賀「それが今では、キャプテンを任され、インターハイ2連覇を成し遂げた」

古賀は手嶋の隣に立ち、ばしんとその肩を叩きます。

手嶋「ああ、不思議なもんさ。自分でも信じられないよ。自転車やめなくて、本当によかったと思ったよ」

手嶋は中学時代、自分が高校に入ったらロードをやめると話していた事、けれど青八木に出会って、やめなかった事を、振り返ります。

 

そして場面は少し進み、三人は、先ほど思い出話で登場した、炭酸の売っている自販機の前までやってきました。

古賀「ついたぞ、ここだ純太の炭酸事件の自販機」

手嶋「うわっ、なんかいい話でここスルーするかと思ったのに」

青八木「させない」

古賀「せっかくだ」

古賀は思い出の自販機で炭酸飲料を買います。
ガシャンと音を立てて出てきた炭酸を手に取ると、シャカシャカと振りまくる古賀。

手嶋「おい待て、古賀」

手嶋が古賀を止めようとすると、青八木がガシッと後ろから羽交い絞めにし、それを阻止します。

手嶋「青八木!?」

古賀「さあ、あけろ!! 一人で!!」

たくさん振った炭酸を笑顔で手嶋に渡す古賀。

手嶋「うそだろ…目が輝いてる」

手嶋が炭酸を手にした瞬間、すっと古賀と青八木は距離をとります。

手嶋「よけんなよ」「ちっくしょ、いいよ、わかったよ」

さらに炭酸をシャカシャカ振る手嶋。

手嶋「よし、ほんじゃ、いくぜ!! オレたちの卒業の___シャンパンファイトだ!!」

手嶋は古賀と青八木に向かって炭酸のキャップを開けました!

パシュウっと勢いよく飛び出す炭酸が、古賀、青八木、そして手嶋自身も包んでいきます。

 

場面は炭酸騒ぎが一段落し、再び三人で歩いているシーンへと移ります。
古賀と青八木の一歩後ろを歩く手嶋。
手には先ほどの炭酸のペットボトルが握られており、底の方に少し残っている炭酸水がちゃぷっと音をたてています。

手嶋「オレは才能ないって、何度も自転車やめようとした。ほめてくれ、認めてくれって、不満ばっか思ってた」

手嶋は手にしていたペットボトルをくるくるっと回しながら少し上に投げ、またキャッチして、そして話を続けます。
古賀も青八木も手嶋を見つめ、話を聞きます。

手嶋「けど、天井ばっか見てた時は進まなかった歩みが、青八木と一緒に、目の前のひとつひとつ__って近くのことに一所懸命になってたら、いつの間にか進んでた」

青八木は黙って手嶋の言葉を受け止めています。

手嶋「2年ンなって、当時1年だったあいつらと合宿でバトルして負けた時も、オレは密かに“インターハイに近づいてるんじゃないか”って実感してた。3年の時は__古賀、おまえをこえなきゃインターハイには行けないと思った。そして、こえれる__こえてやると思った」

古賀が黙って手嶋の言葉を聞きます。

手嶋「気の遠くなる道ってのは、ひとつの勝ちや負けじゃ結論でねェ。精一杯やって、終わって、ふり返ってみねぇとわかんねーんだって、ホント感じた3年間だったよ。いや……この卒業もまた、途中なのかもしれねェな。じゃあな、ありがとよ、総北…!!」

手嶋は坂の上、遠くになった総北高校の校舎に向かって言い、歩き出します。

手嶋「次にこの坂登る時は制服は着てねぇ」

青八木「………バスは何時だ純太」

手嶋「ああーと19:15かな。あ、ヤベ、ちょっと急ぐか、走ろ」

青八木がコクっと頷きます。

手嶋「自転車先に持って帰ってると不便だなー。古賀は何時?」

古賀「まだ時間はある…が!! オレもつきあう!!」

古賀も一緒に走り出します。

手嶋「おおー」

青八木「!」

 

 

場面は一転。
桜の咲く総北高校が描かれています。

4月__
桜が舞い
季節は3度目の
春を迎える

総北高校にも
新しい1年生が
入ってくる

『◎別れの後には新たな出会いが!! 新時代開幕!!』と綴られ、今週はおしまいです。

 

 

うおおおーーー、最高でした(≧Д≦)✨
渡辺先生、ファンをよく分かってらっしゃる❗
三年目の始まる前に、この話を描いてくれた事に感謝しかありませんっ!!
うまい具合に進路の話をさせてないとこは憎いですが。
先週の、あれ?3年生の話は?もう終わっちゃうの?というモヤモヤを打ち消してくれました!
T2推しの私としては手嶋と青八木、二人だけでの絡みも見たかったのですが、それは脳内で思う存分やらせてもらうとして、今週の話は感激でした😭💓
手嶋、青八木、古賀。この三人の世代も、本当に本当に大好きでした。
今週の話を読んでいて、その気持ちを再確認し、彼らの三年間を一緒に振り返らせてもらうことで、すごく熱い気持ちになりました😌
私、手嶋と青八木ですと、もちろんセットで二人ともが大好きなのですが、どちらかと言えば青八木くんの方を推しているという少数派です。
ですが、そうゆうキャラの好みとは関係なく、手嶋純太というキャラクターが本当に本当に好きなのです。
こうゆうキャラクターが弱虫ペダルにいてくれた事を嬉しく思っています。
萌える要素以外の、熱い少年漫画として弱虫ペダルが大好きな気持ちがあるのには、手嶋の存在も大きいです。
何度も感動で泣かされました。
手嶋さんのような努力が出来る人って、なかなかいないと思います。
大人になるとわかってくる、努力は必ず報われるわけではないという残酷な事実。
でも私は、少年マンガにそうゆう残酷さをあまり求めていなくて、せめて漫画くらいは、勇気を持てる、希望を持てる世界を描いてて欲しくて、もちろんそうゆう漫画ばかりが良いというわけではないのですが、自分自身の好みは夢を持てる漫画の方なのです。
弱虫ペダルは夢や希望をたくさん持てる素敵な漫画だと思っていますが、中でも特に、手嶋さんは、努力する事や諦めない事の大切さを教えてくれるキャラだったと感じずにはいられません!
オレは弱いって、それでも諦めない姿は忘れられません。
努力は必ず報われるわけではないけれど、それでも努力は決して無駄にはならないと、そうゆう気持ちを持てました。
だから手嶋さんに本当にありがとう!って言いたいのです😌
………アンチ手嶋さんな人からすれば、今週の話は、手嶋さん話長いっすよーって感じだろうと思いましたが。笑(我が家は主人がアンチなので、主人に手嶋の話は決してふりません✋喧嘩になるだけなので😅)
私にとって今週の話は、T2に惚れこんで応援し続けた2年目の弱虫ペダルの、良い区切りとなりました😌
大好きなキャラ達の卒業はやはりとてもとても寂しいのですが。
手嶋の『この卒業もまた、途中なのかもしれねェな』って言葉!
さすが手嶋ですよ!
そうです、あなたにはスペアバイクという舞台が待っているから、早く来て~!って気持ちでいっぱいになりました😆
スペアバイクでの登場、楽しみに楽しみに待っています✊
(T2が同じ大学でありますようにっ❗❗)

そしてそして!
来週からは新時代開幕!!ってありましたから✨
いよいよ待ちに待った一年生、新キャラ登場ですか!?
もう~ワクワクが止まりません!!😆
早く来週にならないかな~♪

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