お問い合わせは、この上に表示されているカテゴリーの一番右にございます。

弱虫ペダルRIDE.670『祭りの日』☆腐女子フィルター越しまとめ&感想 (ネタバレ注意です!)

木曜日ですね😆
週刊少年チャンピオンの発売日です✨
実は今、私の勤めている会社を長年支えてくれていた方が定年で辞められるというので、その引き継ぎがあり、かつてない忙しさです😵
お持ち帰りの仕事も発生してしまうのでヘロヘロですが。週チャンの弱ペダ話は書いておきたいよね✊
というわけで、さっそくですが今週の弱虫ペダルのお話に入りたいと思います。
以下は内容と感想になりますので、本誌未読の方はネタバレにご注意ください❗

 

 

 

『◎これは幼い日の記憶。お祭りでにぎわう中、出店の前に1人佇んでいる少年がいて…!?』という言葉が綴られ始まる今週。
悠人の記憶が飛び飛びに描かれていきます。

悠人がまだ小学生の頃。
お祭りの夜、太鼓の音や行き交う人の声、祭りの喧騒の中、悠人が一人で屋台のお面を見つめています。

悠人(「動物の林」…………何か…クラスの女子の間で流行ってるヤツだ…ゲームの。て…………何、関係ないこと考えてんだろ、オレ)

ここで、悠人がこのお祭りに一人で来る事になった経緯が描かれます。

リビングでテレビを見ている悠人に、母が声をかけます。

母「ぼーとTVばっかり見てないで、神社の公園で今お祭りやってるから行ってきたら?町内会のチケットもあるわよ」

悠人「隼人くんにあげたら?」

母「隼人は受験でそれどころじゃないわよ」

母とのそんな会話があり、悠人は一人、家を出たのでした。

お祭りの喧騒の中、一人歩く悠人は、母の言葉を思い出して呟きます。
悠人「隼人は受験でそれどころじゃないわよ。ヒマそうだから行ってこい……かよ。オレだって、それどころじゃないこと、あるんだけどな」

オレは
8回目で出た
レースで
優勝して以来
全然勝てて
なかった

悠人(結局練習量だってのはわかってるよ。くそ。けど、それだけじゃレースは勝てねぇんだよ。まわりのヤツらは気軽に__)

 

悠人はクラスメイトとの会話を思い出します。
教室で、数人のクラスメイトに囲まれている悠人。

クラスメイト「また優勝した?」

クラスメイト「レースての、出たんだろ?」

クラスメイト「圧勝?」

悠人「12位……だよ。ま…や、たまたま位置取りが」

クラスメイト「なんだよ__兄貴に教わればいいじゃん。こいつの兄貴すげーの。この間も勝ってて__」

クラスメイト「兄貴と一緒に走ってんだろ、いつも」

悠人「まぁ、時々?かな?」

クラスメイトとそんな会話もするも、心の中で悠人は呟きます。
悠人(もう一緒に走るのはやめた)

クラスメイト「オレのアニキも自転車やっててさ。新開隼人の弟、同じクラスだっつったら超びっくりしててさ」

クラスメイト「そんなすげーんだ」

クラスメイト「神奈川で知らねーヤツいねーつってた」

クラスメイト「そんな兄貴いていいよなー悠人は」

悠人「そ?」

クラスメイト「出たよ悠人の『ヨユー』」

クラスメイト「いつもすました顔で何でもやるんだよー」

クラスメイト「女子もキャーキャーさわいでたぜ、この間」

クラスメイト「マジかよ、ずるー」

悠人(そんなことない、オレは)

悠人は『はは』と笑いながらも、心の中は荒れています。

悠人(ヨユーなんかない。まわりのヤツらは気軽に勝て勝ていうけど、簡単じゃねーんだよ)

 

場面は祭りを歩く悠人へと戻ります。

悠人(でも勝てなきゃダメだ。オレが『隼人の弟』じゃなくて、『悠人』であるために。練習はしてる。必死でやってる。ヨユーなんてない。ヨユーでやってねぇのに、勝てねぇから焦ってんだよ)

 

悠人はとある日のレースから帰った時の事を思い出します。

隼人「どうだった、今日のレース。何位だった」

隼人が問い、台所で洗い物をしながら母もそれを聞いています。

母「あらー16位……。お兄ちゃんはそのレースたしか、優勝だったわよ。おフロ先入りなさい」

隼人「落ち込むなよ。背中がさみしいぞ。大丈夫、やればできるさ。おまえは強いよ」

悠人(黙れよ!!)

 

祭りの中を歩いていた悠人は、そんな会話を思い出し、思わず走り出します。

悠人(くそ!! あんた勝てるからそういうこと言えるんだよ。オレが強い!? じゃあ聞くよ。なんで強いのに勝てねーんだよ。あんたにオレの気持ち、わかるかよ。原因はあんただ。あんたが兄貴でいるからだよ!! 必死でやってんのに、名前も呼んでもらえねーんだ!! そんでまわりのヤツらは比べてくんだよ!! 隼人(あんた)と!! この間の優勝で、更にそれが加速しちまった。早く隼人になれ。隼人になれ。隼人になれ!!)

走っていた悠人は立ち止まり思わず叫びます。
悠人「『次はいつ勝つ』? ムチャ言うな。オレが聞きてぇよ!!」

膝に手をつき屈み、ハァハァと息をつく悠人。

悠人(できねぇよ……………)「すげーまわりのヤツらマークしてくるし、あんなんで勝てるわけねぇよ、くそ」

こみ上げてきた思いを声に出したあと、立った悠人の、その目の前にあったのはお面屋の屋台でした。

悠人(あ、いつの間にか一周してきた…)

そのお面屋の前には一組の客がいました。

妹「見て見てほらーお兄ちゃん、かわいいでしょー」
兄「うんうん」
妹「♪」
兄「かわいいなー、ゆうこはー」
妹「似合ってる?」
兄「似合ってるよー」

そんな会話を聞いた悠人はハッとします。

悠人(そっか……オレがもし、『妹』だったら__)

悠人は持ってきたお金で少女の面を買いました。

悠人(こんな苦しみ、なかったのかもな)

悠人は少女の面をその顔につけます。

悠人(誰からも、絶対、何も言われねぇ__)

少女の面をつけた悠人に周囲の音が静かに流れ込みます。

悠人(ヤッベ、何だ、お面つけてると、まわりすげー騒がしいのに__。すげー気持ち落ちつく)

 

ここで一度、進学をする中学校について母と話す悠人の姿が描かれます。

悠人「えー、何でだよ」
母「だめよ」
悠人「いいだろー。何ていうかさー、気分変えたいんだよー」
母「お友達だってほとんどそこいくでしょ。一緒がいいわよー」
悠人「や…せっかく中学選べるんだからさ。いいじゃん」
母「だーめ」
悠人「とにかくさ、ヤなんだよ」(隼人くんと同じ)「秦野第一中は!!」

 

オレは結局
秦野第一中学に
進学した

親が言うには家が近いから
そして兄貴の制服や
体操着、カバンが
もったいないから
__という理由だった

 

ここから中学生になった悠人が描かれます。

先生「おい、1年新開、非常階段、二段とばしで」

学校の階段を駆け上がる悠人に先生が注意をします。

悠人「うわ、ヤべ、すいません、先生」

先生「おまえの兄貴もよく二段とばしでそこを登ってたぞ」

 

オレの1年の
学年の先生は
どうやら去年
3年を受け持ってた
先生が多いらしくて

ニヤニヤしながら
よくオレを
兄貴と比較して
きた

男性の先生「おまえが新開の弟かー。おーーよく似てるな。数学がんばれよー」
悠人「あ!? …いや、そすか?」

女性の先生「あらー自転車やってるなら、部活入ればいいのに__新開くん。今年、人数少なくて困ってるのよ。あなたが入れば盛り上がるわ」
悠人「やぁ__」(一番いらねーヤツだそれ)「1人が好きなんで。部には入りません」

 

練習は
一人でやった

地元の峠じゃ
そこらへんのヤツらには
負けないくらいには
なってた

でも
レースでは
成績がでなかった

 

時々表彰台に
上がれるように
なったのは

2年の
終わりの頃だ

『おまえの頃の隼人はもう』って文章が
この時のオレの
嫌いな言葉
ブッチギリ1位だった

 

ある時、悠人がベッドの上で雑誌を読んでいると、隼人が部屋にやってきます。

隼人「表彰台良かったな」

悠人「1位じゃねーし」

隼人「練習の成果がでてる」

悠人「そこまでとは思わないけど?」

悠人は雑誌から目を離す事なく、隼人に言います。

悠人「話おわったらドア閉めてってよ」

隼人くんは
空気を読まずに
よくナゾの
話しかけを
してきた

隼人「もう3年だな。おまえが3年ってことは、オレも3年だ」

悠人(あたり前だろ。早くでてけよ)

隼人「オレもいろいろあったんだ。けど、来年のインターハイには、オレは出るよ」

そう言って隼人は部屋を去っていきました。

寝転がり雑誌を読んでいた悠人ですが、思います。

悠人(ハァ?インターハイ?何の宣言?オレ関係ねーし)

 

次の年の夏
インターハイに
兄貴は出た

母親が嬉しそうに
画像を見せてくるのを
オレは無視するのが
大変だった

母親の話を聞き流しながらも、悠人は思うのでした。

悠人(でもそうか。このインターハイてのに出て、1位獲らねーと、最強ってことにはならねーのか。オレがオレでいるためには、この舞台で勝たなきゃならねぇ…)

兄貴が
当たり前のように
活躍する姿を
見ながらオレは
この日

箱根学園って
とこにいって
インハイに出ることを
決意した

そして
次の年__

ゼッケン16番を
つけて

オレは
インターハイを
走った

 

場面は現在、隼人と闘っている悠人に戻ります。

悠人(惑わされるな。隼人くんの言葉に__。励ますと見せかけて、陽動しようとしてるだけだ。してるだけだ!!)

悠人は思います。

悠人(ラインまでのこり500mくらい__。来る。もうすぐ四撃目が!!)

『◎兄を超えるため、駆ける!!』と綴られ、今週はおしまいです!

 

 

悠人くんの気持ちはよく分かりました😣
登場当時からつけていたお面、少女願望があると言っていたのはここに繋がるのかぁ!と。
伏線が回収された時の嬉しさを感じるお話でした。
とはいえ……実はここ数週間の話を読んできて、私としては悠人くん、そこまで拗らせるもんかな?と。思ってしまう部分もあります。
自分の名前も呼んでもらえない悠人の気持ちも理解は出来るものの、それでもなお、隼人に対する態度は八つ当たりのようで。悠人にそこまで感情が寄り添えきれない自分もいるのです。
頑張ってるその分だけ、より悔しいのでしょうね。
自分は自分なのに~って。
でもでも、ちょっと隼人がかわいそうな気もしてしまうのですよ……
別に隼人は悪い事してなくない?って。
私が兄、隼人の立場だったとしても、何も出来ないよなぁとしか思えず、切ないです😞
悠人くんの気持ちは十分綴ってもらったので。
来たる四撃目の際、今度は隼人くんの方の気持ちをもう少し綴って欲しいなぁと思いました。

いずれにせよ、このバトルでの悠人くんの開花は間違えないですし、ここまで丁寧に描かれたからには、相当な強者になるのでしょうね……。
もちろんこのバトルの結末も楽しみですが、次のインハイへの期待も増すばかりです😆

最新情報をチェックしよう!