あっという間に今週も木曜日です💨
先週は週刊少年チャンピオンがお休みでしたので、2週間ぶりの弱虫ペダルですよ~🎶やっぱり嬉しい😆
というわけで!さっそくですが、今週の弱ペダ、内容や感想に入りたいと思います。
本誌未読の方はネタバレにご注意ください❗
今週の弱虫ペダルは『◎勝ちを確信した川田の前に現れた今泉と鳴子だが…!?』と綴られ始まります。
川田「い…今泉、鳴子ォ!!」(何だ!! 何だ何だ、何だよこいつら。急にひょっこり現れて)「見にィ…?来たぁ!? ハァ!? あぁ!? 小野田が勝つところを!? 見に来ただぁ!? 何言ってやがるくそがァ!!」
ハッハッハッと荒い息で、川田は考えます。
川田(くそくそくそ何だよ。正義のヒーローのつもりかよ、こいつら。あと2kmだてのに…小野田を…もう少しで小野田を倒せるってタイミングだってのに!!)「メチャクチャにする気かよ、オレの勝ちをォォ!!」
川田は両手をハンドルに打ち付け叫びますが、次の瞬間、叫んでしまった自分の口を手で塞ぎ、考えます。
川田(いや、まて、落ち着け。冷静になれ、川田卓也。コートの中ではいつも一人だ。自分が乱れたら終わりだ。状況を整理しろ。今泉は何つった)
川田は今泉が口にした言葉を思い出します。
川田(“見に来た”…見に来たつった…!! オレもそうくり返した………。“ジャマしに来たのか”ってオレの叫びに「いや」と否定した。そうだ、はっきりそう言った!! 突然の登場にオレはびびって慌てていた__!! こいつら…ジャマしに来たわけじゃないんだ!! 見に来ただけ__なんだとするならば)
川田は顔をごしごしと擦ります。
川田(問題ねぇ!! 試合は続行できるじゃねぇか!!)「何だ…2人揃って…今泉…鳴子…そういうことかよ。見学に来ただけかよ!! 小野田とオレとの勝負をォ!! こんな山奥までぇ!!」
安心した川田は勢いを取り戻し、ペダルを回す脚に力をこめます。
今泉「ああ、さっきからそう言ってる」
鳴子「せやな」
川田「ハハハ。なら歓迎だぜ。ついてこいよォ!! ハハハ、オレは加速する。ゴールまでまっしぐらにィ!!」
そう言いながら飛び出して行った川田の後姿を見ながら、今泉と鳴子は話しています。
鳴子「なんや急に元気ええこと言うとるで川田のヤツ」
今泉「そうだな!! うまい昼メシでも食ったのかもしれない!!」
鳴子「トンカツか?」
今泉「カレーだろ」
川田「ほぅら神社はどんどん近づくぞ。のこり…1800!! 1700!! おまえらさっき小野田が勝つとこ見に来たなんて言ってたな。願望はわかる__けど!! 悪りィ、それ9割ムリだわ!! 1600ゥ!! のこり1500m!! おっと!! これは真剣勝負だ。あまりに小野田が劣勢だからと言って、そっと下がって小野田を手助けにいこうなんて思うな…よ…え!? うあっ!?」
川田が一人饒舌になっていると、今泉と鳴子は、小野田を助けに下がるどころか、二人で川田を追い越していきます。
今泉「ハンバーグだ」
鳴子「チキフラや」
何やら言い争いをしながら、うっかり川田を抜かしてしまった二人は、前に出てしまってから、それに気付きます。
鳴子「あ」
今泉「わりっ」
ジャっと川田の後ろに下がる二人。
川田(くそ…速ぇぇこいつら!! Tシャツ、ジャージのくせに…!!)
今泉「聞いてみるか」
鳴子「寿司わい?」
今泉「いや、それはない」
川田(まぁ、こいつらがずごいのは最初からわかってる)「今泉、鳴子、さすがだな!! インターハイ出たら、その勢いでオレのことも引っぱってくれよ。ハハハ」
今泉「インターハイ…誰が出るって?」
川田「ハハハ、オレだよ。小野田の時みてぇによ。オレもゴールまで連れてってくれよな!!」
今泉「連れてく?」
川田「インハイよォ。初心者小野田が優勝て聞いてよォ。オレおかしいと思ったのよ。けど、すぐにピンと来たんだワ。結局おまえらが小野田を最後連れてったんだろ!?」
川田の言葉に今泉と鳴子は顔を見合わせます。
今泉「………」
鳴子「……?」
今泉「…おまえが何にピンときたのかはわからないが、確かに2回ともオレが最後背中を押したな」
川田「ほら、それだよ!! そのこと。やっぱ当たってんじゃん、オレの勘!! ハハハ。できるだろ!? たのむわ」
今泉「まぁ……オレはできる」
川田「よっしゃ」
今泉「ただ、おまえが今からインターハイに出て、3日間闘い」
川田(!?)
今泉「最終日あの位置にまで残るためには___」
今泉は2回のインハイで、最後のゴールを小野田に託し、自分が背中を押した時の事を思い出しながら言葉を続けます。
今泉「オレに背中を押されて、総北のゴールをまかされるためには」
川田(え!?)
ゾッと何かを感じはじめる川田に、今泉は続けます。
今泉「全身の骨がくだけるまで練習を繰り返さないと絶対に無理だな!!」
鋭い眼差しで言い放つ今泉。
今泉の言葉に鳴子はニヤっとしますが、川田の方はビリビリと気迫を感じて驚きます。
川田(何だ、この圧…くそ。インハイの事になると、こいつらスゴんできやがる)「チッ」(くそ…オレがキャプテンになったら、こいつらに背中押させてやる)「まだおまえたちは小野田が勝つと思ってるみたいだな。教えてやるよ。小野田が遅れてる理由を!! あいつには6本の水の入ったペットボトルを背負わせた!! ヤツは今、体重が12kg重くなった状態なんだよ!! こいつはヤツとオレのハンデ戦なのさ!! あいつは来ねぇ!! 10割__100%な!!」
川田は勢いをつけて登ります。
川田(手中!! オレの勝ちはほぼ手中!! 長かったぜ。何度も負けてきたぜ。だがオレは杉元に勝ち、風向きを強引にこっちに引き寄せた!! 要はタイミングと風だ!! 今オレには最大の追い風が吹いている)「さあ、いこうぜ、今泉、鳴子。オレの勝利のゴールの瞬間を見届けてくれ!!」
意気込む川田ですが、今泉と鳴子は落ち着いて何時も通りに話していました。
今泉「リュックか…なるほど…」
鳴子「仕掛けってリュックか__12kgは重いで、しかし。苦労しとるやろうなー、小野田くん」
今泉「まあ…1回くらいは転んでるな、たぶん…」
鳴子「せやな。ていうか、フツウ、ハンデ戦って強い側が用意するもんちゃうんか?川田背負わせた言うてたで」
今泉「まあ…オレも思った」
鳴子「小野田くんもへんなやつにからまれて大変だな」
二人の会話は聞こえているのかいないのか、川田は勝利を確信して走っています。
鳴子「けど、まだ1kmあるらしいで」
今泉「ああ。あいつが追いつくには十分な距離だ」
川田「!?」
どうやら今泉の声が耳に入ったようで、川田が反応を示します。
川田(何つった、今!?)「今泉…冗談よせよ。言っただろ?オレはあいつの登りの最大の武器である軽さを封じたんだ!!」
今泉「何だ川田、おまえは、小野田が登れる理由が、軽さだけだと思っているのか!?」
勝利を確信していたはずの川田の表情が焦りへと変わります。
今泉「知らないのか。やつが困難に直面した時、それを克服しようってもがく力を。あらゆることを真剣に考えてトライし、エラーし」
川田(軽さだけじゃない!? “トライ”?“エラー”!?)
今泉「まっすぐに、目標に向かって、進もうとする力を!!」
川田「な…何だ。何だ、そりゃ。それが何だよ、何なんだよ!!」
叫ぶ川田。
鳴子「おいおい川田。ゆっくり話しとってええのか。本気で勝つんやったら、そろそろマジで踏んだ方がええで」
川田「何だよ、鳴子まで。オドシかよ!!」
鳴子「感じひんか?このプレッシャー。うしろからの!!」
川田(!?)
後ろを振り返る川田。
鳴子「小野田くん、もう……すぐそこまで来とるで!!」
坂を登ってくる小野田のシルエットが描かれ、『大差を覆し、すぐそこまで追い上げてきた坂道!! 総北を2度総合優勝に導いた男が川田に迫る!!』という文字が綴られ今週はおしまいです。
やった~!いよいよこの川田編も終わりますね♪
ここで大きいハンデを背負わせた小野田に惨敗する川田を見るのが楽しみでなりません!✨
どんなダサい顔を見せてくれるのでしょうか(←意地悪発言すみません💦)
ただ川田、ここで負けるだけじゃ私の気持ちはおさまりません!!
杉元との一件がありますからね!
川田には、本当の杉元くんの力を知った上で、彼に頭を下げてから退場して頂かないとです。
それは本当に、渡辺先生お願いします!って、心から思っているところです。
それにしても最近の弱ペダ、川田の超絶バカで薄っぺらい理論を語られ続けたせいで、“普通”の感覚がこちらまでおかしくなりそうでした💦
今週の鳴子のツッコミを聞いてほっとした感覚です。
やっと普通の感覚が戻ってきたなぁ~って。
そうそう!ハンデ戦ってだいたい強い側が用意するもんですよね!じゃあハンデをやろう~みたいな。
まあ、弱い方がハンデくれよーって場合もありますが、それでも今回のようなパターンはありません。
小野田は嫌がっていたのに、無理やり勝負に持ち込んで、一歩間違えれば大怪我だってするような危険を分かってあえてその危険で大きなハンデを背負わせて……。
本当にこうして振り返ってるだけでムカムカイライラしてくるような展開でした。
これからいよいよ!いよいよスカッとさせてくれますよね!?
来週に期待です✨楽しみにしています❗