雨の木曜日です☔
辛いニュースばかりで気が滅入りますが、週刊少年チャンピオンでも読んで、少しでも気持ちをあげていければと思ってしまいます。
さっそくですが、今週の弱虫ペダルの内容や感想に入らせて頂きますので。
いつもの事になりますが、本誌未読の方は、ネタバレにご注意ください❗
ペダルの世界はまだずっとあの夏休みが続いています☀
アツいです✊
今週はゴール前、並んで話す雉弓射と吉丸雷音の会話から始まりました。
先ほどのレースでゴールを競った二人が並んでいる、そのドリームな様子に気づいた他の観客は驚き、ヒソヒソ話を始めます。
「ちょっ…史子、うしろに雉くんと吉丸くんフツーにいるよっ」
「えっ」
「立ってる、話してる!!」
「うひゃ、本当だ」
「そっと会話ききましょう」
「ええ」
そして、その雉と吉丸といえば、ゴールに続く道の先を見つめながら話しています。
雉「どっちがあの最後のコーナーを曲がって出てくるか__だって?」
雷音「そうだ!! てめェはどう予想する!?」
雉「壱藤くんでしょ」
雷音「い!?」
雉「冷静に見て」
雷音「オイオイオイィッ!! てめェ自分でバイクまで貸しといて、少しはロード君の肩をもってやれよ!! せめて!! 確かにアナウンスで大差ひらいてるって言ってたけども!!」
雉「“あのコーナーを曲がって出てくるのは”__てだけだヨン」
この会話の後、いったん場面は、飲み物を買いに自販機のところへ来た鈴音に移ります。
ガコンと音をたて自販機の取り出し口に落ちてくる飲み物。
鈴音はそれを取りながら、ぶつぶつと文句を言っています。
鈴音「ったく、何で雉の分も買ってやんなきゃなんないのよっ!! 自転車(バイク)おりたら共に闘った仲間~~?甘すぎなのよ、お兄ちゃんは!!」
雉の分として買った『スカット炭酸』を握りしめる鈴音。
鈴音(この炭酸ふってやろうかしら)
そんな鈴音の様子を挟んだ後、場面は再び雉と雷音へ戻ります。
雉「“先にゴールする”のは__まだどっちかわからない。あのコーナーからあのゴールラインまで、距離は180m。ほぼ直線で小さなアップダウンがひとつある」
雷音「ああ」
雉「たった180m__考え方を変えれば180m“も”ある」
雷音は黙って雉の話を聞きます。
雉「差がついてても、あきらめなければ追いつくかもしれない。ただ一方で、コーナーを曲がってきた時点で、両者に挽回できない程の距離がひらいていれば__さすがにどんな頑張っても意味がない。ま、2人が見えてからしか予想はできないヨン」
雷音「悩ましいか。相手の壱藤ってのも、おまえにとっては__『弟子』なんだろ?」
雉「………」
雷音「雉リスペクトの小うるさい上手いヤツがいるって、フィールドでウワサんなってる。レースのイロハたたき込んだか?」
雉「いやぁ、壱藤くんは『弟子』じゃないヨン。フィールドでMTBの話はよくしてるけど、レースのことは何も教えてないヨン」
雉は、壱藤が「教えてください、レースで勝つ方法を!! 雉さんみたいに勝ちたいんです!!」と頼んできた姿を思い返し、話を続けます。
雉「何度も頼まれたけどね。壱藤くんは上手い。よく真似るし、努力もしてる。センスもあるし、上達も早い。けどそれは『フィールドで』__のこと。レースには、レースの時にだけ出せる限界値てのがある。レースっていう極限の中で自分の中から生まれる、もうひとつの自分。胸の中の『真実の姿』てのがあるんだ」
雉は自身の胸を拳でドスッっと叩きながら語り、雷音もそれを黙って見つめて聞いています。
雉「もちろん、素のままの人もいるけどネ。壱藤くんの本当の姿、オレは見たことない。だから、できるアドバイスもない、ヨン」
雷音「そいつがむき出しになるのが______」
雉「そうだヨン、この___ゴール前だ」
雉がそう語ったまさにその時!
コーナーを曲がって先頭の選手が現れました!
会場のアナウンスも叫びます。
『見えてきました、初心者クラスの先頭!! 黄色いゼッケン9番!! 壱藤選手!! 最終コーナーを曲がって、単独でゴールストレートに入る!!』
壱藤「フォウウ」
雄叫びをあげ、壱藤が全力で飛ばしてきます。
壱藤「のこっり………180m!!」
荒れる息の中、ゴホっと咳込む壱藤。
壱藤(血の味がするゥ)「突っ走れぇぇ」(絶対に、絶対に追いつかせねぇ!!)「フォウウ」
壱藤がコーナーをぬけて直線を進み始めた後、小野田も姿を現します。
小野田(差は30m!! のこり180mで30m差__この差は小さくない!! 向こうはもう、のこり150m地点を走ってる。『大丈夫』………!! 自分に言い聞かせる。『大丈夫』…!! まだ可能性は残ってる!! 回ってボクの足!!)
ぐるぐるぐると、ケイデンスをあげる小野田。
小野田(回れぇぇ!!)
小野田の目には、坂を登り始めた壱藤の姿が映ります。
小野田(ゴールまで、のこり、150m!!)「あああああ」
壱藤(120m!!!)「フォウ」
そして場面は、再びそんな小野田と壱藤をゴールで見つめる雉と雷音に移ります。
雷音「入ってきたァ!! 見たかあの差!!」
雉「ヨン…!!」
雷音「ロード君………!! 正直!! ちょっと難しいな…!! あの差__30(m)くらいか」
雉「………ヨン」
と、そこへ姿を現したのは鈴音でした。
鈴音「なぁに言ってんのよ!! お兄ちゃん!! 2人とも」
「ふ!!」と言いながら買ってきた飲み物を雉に渡す鈴音。
雉「お、サンキュ♪妹ちゃん」
鈴音「ちっ」
雷音「鈴音!!」
鈴音「私はロード君を応援するわよ!! 助けてもらったから」
雷音「とは言えだ!! あそこであの差は厳しいんだ。オレたちにはわかる」
鈴音「あら、雉くんも同意見?」
そう言って雉の方に向き直る鈴音。
鈴音「大丈夫、きっとやるわよ、あいつなら。あんたは知らないだろうから教えてあげる」
雉「?」
鈴音「もうお兄ちゃんには言ってあるけどね。あいつ、インターハイ、ロードレース、2度優勝の総北高校自転車部、小野田坂道なのよ!!」
鈴音の話を聞いて、同時に目を真ん丸にして驚く雉と雷音。
雷音「えぇ!?」
雉「ヨン!?」
雷音「オイィ!! 何だそれ、本当か鈴音」
鈴音「まーね!! あいつ全然風格ないけどね」(あれ?お兄ちゃんには言ってなかったっけ?)
雷音「あ、あいつがか!?」
鈴音「そ」
雷音「ロード君!!」
雉(ロードでも同い年で2連覇したヤツがいるって、聞いてはいたけど__小野田くん!! キミが!? まじ!? すごいヨン!!)
雷音「聞いたのか、あいつから直接」
鈴音「言ってたわ。まぁ、私はカオ見てすぐ…うん…わかったけど」
雷音「知ってたかよ、雉ィ!!」
雉「いや」(あのバイクにまたがった時の目は__そういうことか!! 小野田くん!!」
鈴音「だから大丈夫よ!! たぶん!! 確か雑誌によれば…えーーと、確か……んーーとね、書いてあったわ。そう!! 登りが得意って!!」
鈴音がそう語っているまさにその時、小野田は最後の直線上にある小さなアップダウンの登り坂へと入っていきます。
力強い眼差しで前を見つめる小野田。
その瞳は前方を進む壱藤の背中を確かにとらえています。
『◎ついに明かされた正体!! さあ、度肝を抜け坂道!!』という言葉が綴られ、今週はおしまいです。
度肝を抜け坂道!って心が熱くなるキャッチコピーですよね❗わくわくします😆✨
先週の時点で私は、二人同時にコーナーに現れるのかなぁなんて思っていましたが。
コーナーをぬけてからの180メートルが勝負とは!
さらにギリギリの展開、面白いです。
山王ですから!小さなアップダウンの登りで30をぐいっと詰めて行くのでしょう✊
ロードのチャンピオンは凄いんだぞ!って、早く驚く人々の顔が見たくてたまりません😁
私はつい、ロードの事を考えてしまうのですが。
小野田が今まで闘ってきた選手達も、同じ様な状況でもきっと諦めず、最後の最後まで食らいついていく猛者達でした。
彼らが小野田くんを強くしていったんだよね…なんて、つい小野田をロードの代表みたいな感覚で応援してしまいます💦
ゴール、楽しみです✨
そして、ゴール後の展開が楽しみでなりません❗
そしてそして!さしあたって一番楽しみなのは、明日発売の別冊少年チャンピオンだったりします(≧Д≦)✨
東堂と巻ちゃんの事を思うとドキドキ寝れません(>。<)