今週ももう木曜日ですね💡
どうしても雨の日は憂鬱になりがちですが、週刊少年チャンピオンを読んで、どんより気分を吹き飛ばしたいです✊
私の大好きな弱虫ペダルは、夏真っ最中🌞
MTBの熱いレースが続いています。
というわけで、さっそく今週の弱虫ペダル、内容や感想に入りますので。
本誌未読の方は、ネタバレにご注意ください🖐
初心者レース、最終周回。
観客の声が響きます。
「初心者レース、最後の泥の登り、先頭９番。快調にトバしてる!! ２番手57番は＿＿大きな差をつけられてる!! 登りきって下ったらもうゴールだ!!」
壱藤はそんな誰かの声を聞いてか、後ろを確認します。
壱藤（やっと泥の登りに入ったトコか!! 小野田!! ロードの表彰台男。思った通り、ここでは差はつかない!!）「よっしゃ!! いやいや落ちつけオレ!! 当のオレがミスってすっころんで秒差縮めるのだけはヤバイんだから!! 慎重にいくぜ!!」（あとは下りセクションだけ。あとは下りセクションだけ。あとは下りセクションだけ!!）「ヤバイ、ふるえてくるぜ。初レース…初勝利だ!!」（確実に＿＿）
勝利を確信しながら、壱藤は泥の登りを登りきり、最後の下りセクションに入りました。
壱藤（初勝利だ!!）
その頃、小野田はまだ泥の登りを登って，懸命に壱藤を追っています。
小野田（完全に差がひらいた。もうだめだ。この差は埋められない。て さっきは思った。だけど＿＿『もしかして』って頭に浮かんだ。このままいけば壱藤くんの方が確実に先にゴールする。だけど、『もしかして』だ。これは予想だ。想像でしかない。可能性の話＿＿。ボクはさっき『小さな意識の違い』で差をつけられた＿＿もしかして、それが壱藤くんにもあるとすれば＿＿!! １周目で壱藤くんは『泥を登ってあとは下りだ』って言ってた。他の観客の皆さんも）
可能性をひらめいた小野田も、下りに入りました。
小野田（『のこるセクション』は『２つ』だと。だけど、だぶん、ボクの感覚的にだと『３つ』ある。この『下り』の先に＿＿もうひとつ、名前のないセクションがある!!）
小野田「うあっと」
慣れないオフロードの下り、バランスを崩しそうになりながらも、何とかスピードを落とさず、進みます。
小野田（今はがんばって、そこまでたどりつくことが先だ。転ばないように!! 自分に言い聞かせる!! 集中して自分!! レースは、まだ終わってない!! きっと可能性はのこってる!!）
小野田は先のコーナーを曲がった壱藤の姿を捉えました。
小野田「壱藤くん、見えた!!」
壱藤「小野田!! さすがだ。ロードの戦績はダテじゃねぇ!! あきらめずについてきてやがる!!」
小野田（レースはまだ終わってない!!）
壱藤「だが、追い上げはそこまでだ。もうレースは終わりだ!! 悪いがゴールはもうすぐそこだ。この『下り』が＿＿最後のセクションだ!! フォウ!!」
雄叫びをあげ、壱藤は下りのセクションを終えます。
そして小野田も。
飛び込むように下りのセクションを終えると同時に、声をあげます。
小野田「あああああ」
小野田は猛加速します。
見ていた観客も驚き声をあげます。
「57番、勢いすごっ。コーステープのくいを斜めにしてったよ!!」
「ていうかあいつ、ここから!? ＿＿加速!?」
小野田は決してレースを諦めていません。
小野田（ここからゴールまでは、そんなに距離はない。400ｍ!! 小さなアップダウンがあるだけの平凡な道。ボクが、足を回せるエリアだ!!）
『◎坂道が見つけた一筋の希望。次号、ペダル全開 !!』という文字が綴られ今週はおしまいです。
なるほど～❗ゴール前400ｍは、MTB選手にとって、特に何の“セクション”でもない、名前のない部分というわけですね。
でも、小野田にとってはゴール前スプリントをする場にもなると。
小さな意識の違いって、そうゆう事か～と納得です。
壱藤は下り終えた イコール ゴールみたいに思っていますから。十分油断してくれていますし。
足がもうヤバイって言ってましたから。
ゴール前スプリントになったら、小野田の方が有利なのでしょう✊
壱藤、小野田のロードの戦績はダテじゃねぇって言ってましたよね。
本当にその通り❗
インハイでは、もっとギリギリのところでも、皆諦めず食らいついてきたし、大逆転劇も見せてくれていました✨
最後の最後まで、何が起こるか分からないのですよね！
ここは壱藤くんに、圧倒的に実践経験が違うんだぞ～というのを見せつけてやって欲しいです✊
来週追い上げる小野田くんの姿、早く見たい😆楽しみです🎶
