今週もあっという間に木曜日、週刊少年チャンピオンの発売日がやってきました❗
毎週の木曜日より、毎月12日の方(別チャン)が恋しくなっているのですが……それを語り出してもキリがないので、先ずは今週の弱虫ペダルの話に入りたいと思います。
いつもの事ですが、本誌未読の方はネテバレにご注意ください🖐
小野田くんの夏は長いですね………
会場にアナウンスが流れています。
『間もなく、本日最終レース、初心者クラスのオープンレースがスタートします。受付を済ませてない方は、ゼッケンを受け取り、時間までにスタート/ゴールゲート付近の招集エリアに集合してください』
会場が最終レースに向けて騒めき始めた中、雉に突然レースにエントリーしてあった事を告げられ、自身のゼッケンを手にする事になった小野田。
その手の中の『57』と書かれたゼッケンを見つめます。
小野田(え……「レース」…!? 今から、ボクが……!? 走るの……!?)「へ!?」(ついさっきまで、2人が走ってた、すごく盛り上がってた、闘ってた、あのコースを!!)
ゼッケンを手にしたまま、小野田は、そのゼッケンを受け取るまでの事を思い出します。
突然、雉からレースにエントリーしておいたと告げられた小野田。
小野田「え!? レ……レースって…『レース』ですか!?」
雉「そ。まずは受け付けだヨン」
小野田「今からですか!?」
雉「そ!! 小野田くんなら、きっとまたMTBに乗りたいって言ってくれるだろうと思って、エントリーしといたんだヨン!!」
親指をたてて笑顔で語る雉。
小野田「爽やかな笑顔で__!!」
雉「サプライズだヨン!!」
小野田「サプッ…はい、すごくびっくりはしてますけど__」
場面は代わり、雉が小野田に貸す用のMTBを支えながら走ってきます。
自身もMTBに乗りながら、片手では小野田に貸すMTBを支え、並走してくる雉。
雉「おまたせー。これ使ってー」
小野田「うわっ、き…器用ですね。自転車乗りながら自転車を」
雉「親父の車から持ってきた。練習すれば誰でも出来るヨン。ちなみに四輪だから止まっても倒れない」
自転車を運んできた体勢についても解説しつつ、雉は持ってきたMTBを小野田に渡します。
雉「どうぞ」
その言葉に、改めて小野田の胸は高鳴ります。
小野田(MTB!! また、これに……この自転車に…この、山専用の自転車に……思ってなかった…こんなに早く乗る瞬間がくるなんて!!)
手を伸ばし、そしてMTBにまたがる小野田。
またがった瞬間、小野田から湧き上がるようなプレッシャーが放たれ、それを雉もしっかりと感じ取ります。
雉(やっぱりだ。小野田くん、この人、自転車にまたがると、プレッシャーが変わる!! あん時もそうだった。まるで百戦錬磨の厳しいレースをくぐり抜けてきたレーサーの顔つきになる!! 口ではムリだできないと言いながら、またがり、ハンドルを握ったその瞬間、もう前に進もうって覚悟の目になってる!!)
バイクと服にゼッケンをつけた小野田。
雉はMTBにまたがった小野田の背に腕をまわし、語りかけます。
雉「小野田くん!! MTBレースは過酷なスポーツだ。最初はゆっくり楽しんで走ればいい!! って言おうと思ってキミをMTBに乗せたけど」
小野田「え」
雉「気が変わった!! ヨン」
小野田(へ!?)
雉(いや、正直に言うなら変えられたのかもしれない。キミのその“衝動”に!! 伝わってくる熱に!!)
一瞬戸惑う小野田ですが、雉は言葉を続けます。
雉「今から走る初心者レースは、参加人数50人以上、コースを2周する、おおよそ30分だ!!」
小野田「はい」
雉「転んだり、接触したりするけど、それもレースだ。前に向かって進むんだ、ヨン」
小野田「はい!!」
雉「技術は峰ヶ山の時に、オレが言ったことを思い出しながら走って」
小野田「はい」
雉「そして最後に、そのバイク__」
小野田「え」
雉との会話の途中、メガホンを持った係りの人の声が聞こえてきます。
『間もなく、初心者クラス、スタートです。選手以外の人は、コースの外に出てください』
小野田(バイク…!!)
雉「今はスペアバイクとして車に積んでるけど、昔はメインで使ってた大切なバイクなんだヨン」
小野田「はっ、では壊さないように」
雉「壊してもいい。キズつけてもいい」
小野田(へ!?)
雉「そのMTBで出たレースは、全て1位とってる」
小野田(__!!)
雉「そこでひとつ頼みがある」(気が変わった、欲が出たんだ!!)「そのバイク、このレースでも、キミの手で__1番最初にゴールさせてくれないか!!」
小野田(えーーー!!)
雉「じゃ」
雉はさっと柵を越え、観客側に移動します。
小野田「そ、それって…」(50人以上いる選手全員を)「雉くん!?」(抜いて先頭で…ってこと!? 初めてのMTBのレースで………!! だけどこれは雉くんの大切なバイク……!! 大切なバイクだ!!)
観客の側に立ちながら、雉は小野田を見つめます。
雉(さぁ。どう答える?小野田くん。退き下がる?笑ってごまかす?あきらめる?)
改めて、小野田に声をかける雉。
雉「頼めるかい?」
小野田「はい!! やってみます!!」
しっかりと答える小野田。
そして、レースが始まりました。
『初心者クラス、オープンレース、スタートです!!』
会場にアナウンスが響く中、少し離れた小高い地点でバイクを片付けていた吉丸雷音と鈴音。
スタートした集団にふと視線を送った鈴音が声をあげます。
鈴音「あ……え、うそ。あのジャージ……見て!! お兄ちゃん!! “ロードくん”__レース出てるよ!!」
雷音「はぁ!?」
『◎遂に坂道がMTBレースに!! 駆けるその姿に吉丸兄弟も興味津々…!?』という文字が綴られ、今週はおしまいです。
そのバイクを1番最初にゴールさせてくれないかって頼まれて、引き受けて。
小野田くん……このレース1番最初にゴールするんだろうなぁ……だって小野田ですもん。
引き受けた事はきっちっと守ってくれるんですよね。
巻ちゃんも言ってましたもん。
初心者クラスと言えども、優勝するような走りをしたら、観客でも小野田って気づく人が出てきそうですよね。
記者も気づいて、山王小野田、MTBレースに参戦!みたいな記事になっちゃったりして。
先ずは来週からの小野田のレース、楽しみながら応援しますけど……
はぁ~小野田くんがロードに戻るのはまだまだずっと先のようですね……😢
私としては雷音がけっこう好きなキャラなんで。小野田を応援してる彼の様子が気になったり。
雉と雷音が会話しているところをちょっと見てみたいです👀✨