今日は暖かいと聞いていたのですが、朝はけっこう寒いですね💦
日中は本当に暖かくなるのでしょうか。
さて、昨日の別チャンの余韻がまだ収まっていないのですが、今日は木曜日💡
週刊少年チャンピオンの発売日です✨
私の大好き弱虫ペダルを読み終えた瞬間、思わず「えー!」と声をあげてしまったのですが…
まあ、まずは内容から。そして感想と順番に書かせて頂きます。
本誌未読の方はネタバレにご注意ください🖐
『◆激闘の後、歓声が勝者を称える…!!』という文字とともに始まる今週。
雉の周りにはマイクを持った会場のアナウンサーやカメラマン等が集まり、彼を取り囲んでいます。
会場のアナウンサー「見事でした。最後のゴール」
雉「いやーキツかったですね。最後は一瞬ムリかもって思いました。数センチ差だったんじゃないですかねー。勝てて良かったです」
アナウンサー「雉選手、3,4周目は遅れてました。苦しかったんじゃないですか」
雉「はい。けっこう焦ってました。あのままだったら敗けてましたね。ちょっとキッカケがあって、気持ち戻せたんで、そこから踏み直しました」
そんな勝利者雉のインタビューが流れる会場で、自転車にまたがって項垂れたままの吉丸雷音。
彼の耳には届いているのかいないのか……会場にはアナウンサーの声が響き渡っています。
『優勝は、雉弓射選手でしたー!!! 皆さん、今一度大きな拍手をお願いします!!』
雉を称える声で溢れるその会場で、吉丸雷音は一人結果を受け止めます。
雷音(負けた__。負けた……。まけた。オレは、また、あいつに__!! あそこで並ばれて、同時に最後のコーナーを曲がって、のこり150mで前に出た。のこり100mでもっかい並ばれたけど、3周目で前出てからずっと、絶対に__絶対に前に出さずに、前に出さずに、前にはいかせずにって思って。血の出る思いで最後の最後まで「トップ」を死守してきた、のに。のこり2mでやられた)
雷音は足をつき、項垂れます。
一方小野田は、まだ熱気に包まれた会場で佇んでいました。
小野田(壮絶…だった。熱量が伝わってくるような。こっちが身動きできなくなるような。ゴールと…レースだった。雉くんも……チェイサーさんも……)
まだ唖然としている小野田を現実に戻したのは鈴音の声でした。
鈴音「ほら、何ぼうーとつったてんの!!」
小野田「へ!? えっ」
鈴音「ゴールしたあとのケアもサポートの仕事だよ!! 行くよ!!」
小野田「あわわ。は、はい、すいません」
鈴音の後姿を追いながら、小野田は呆気にとられます。
小野田(鈴音さん、つ…強い!!)
鈴音「兄貴!!」
小野田(レースの結果をものともせずに!!)
鈴音は兄の雷音のもとに駆け寄ると、テキパキ動きます。
鈴音「はい水!!」
雷音は受け取った水を頭からかぶります。
鈴音「はいタオル!!」
雷音はごしごし顔を拭きます。
鈴音「ドリンク!!」
雷音はごくごくドリンクを飲みます。
鈴音「回復のゼリー飲んどく!? 惜しかったね!!」
雷音「ああ、サンキュ」
鈴音「大丈夫!! 期待してなかったから!!」
兄の前でテキパキと動く鈴音と、項垂れ気味にゼリーを口にする雷音。
小野田はそんな様子をただ見ていましたが、突然鈴音が小野田の方に向き直り、言います。
鈴音「あんたはこれ、捨ててきて!!」
小野田に紙袋を渡す鈴音。
鈴音「遠くに!!」
小野田「はいっ」
小野田は言われた通り、その紙袋を捨てる為、その場を後にします。
捨てる場所を探し小走りに進む小野田。
小野田(遠くに…?補給食のゴミかな。何だろう、軽い」
小野田は歩きながらその紙袋の中を覗きます。
中に入っていたのは、小さな花束でした。
花束には『おめでとう LIGHTNING TOP』と書かれたメッセージカードが添えてあるではありませんか。
小野田(___!! え!? 小さな…花たば…だ)
小野田は先ほど、雷音に対して『期待してなかったから』と言い放っていた鈴音を思い出します。
小野田(これって…勝った時に渡すために__!? 事前に準備して__)
鈴音の『捨ててきて、遠くに』という言葉を思い出しながら、小野田はくるっとUターンします。
小野田(鈴音さん!!)
紙袋を握りしめたまま、小野田は鈴音と雷音のもとに走り出します。
小野田(それはそうだ。結果をものともしてないわけない!! あたり前だ!! 期待してないわけない!! 鈴音さんは精一杯……一番応援してたんだから!!)
鈴音達のもとに戻りかけた小野田の目に、鈴音と雷音の姿が飛び込んできました。
雷音「ありがとうな。鈴音」
鈴音「べつに!!」
雷音は鈴音の頭にぱふっと手を置きます。
鈴音「な……なによ」
雷音「すまなかったな。また悔しい思いをさせて」
歯を食いしばっていた鈴音でしたが、兄のその言葉に、声をあげて涙を流します。
雷音は鈴音の頭を抱いたまま、言います。
雷音「あと2mをうめるために。また練習するわ」
小野田は声をかけられず、少し離れたところから二人の様子を見つめていたのでした。
そして、時間は過ぎ、表彰式。
表彰台の一番高い所には両手を広げた雉が立っています。
雉に花たばと楯が送られ、2位の吉丸雷音にも花たばが送られます。
っとその時、表彰式の司会者が言います。
司会者「あれ?2位の吉丸選手には、花たばが2コあります。いいのかな?」
受け取ろうとした雷音もハテナマークを浮かべている中、その2コ目の花たばの正体に気づいた鈴音。
鈴音「!」
そう、それは、鈴音が小野田に捨てるように頼んだあの花束でした。
鈴音の隣で表彰式を見ていた小野田を睨む鈴音。
小野田「交渉しました!! 2位もすごいことですので!!」
鈴音「あ…あんた、余計なことしないでよ」
小野田「『思い』があとおしするのです」
鈴音「もー」
そんな表彰式を終え、場面は雉のレースを見終えた小野田が雉に挨拶をして帰ろうとしているところに移ります。
小野田「雉くん、あの、ありがとうございました!! 今日は本当にすごいものを見せてもらいました」
雉「おもしろかった?」
小野田「はい!!」
雉「また乗ってみたいと思った?“衝動”あった?」
小野田「はい!!」
きりっとした表情で、小野田は答えました。が、そのあと少し付け加えます。
小野田「あ、いや、できそうとか、そういうのではなくてですね。とても難しそうなんですが、すごくボクの知らない世界があって、そこにチャレンジというか」
雉「ん」
小野田「あ」(そうだ、最後にお礼と…あの日言えなかったことを言わなきゃだった)「き、雉くんはインターハイ二連覇だって言ってたよね!! 実は__」
雉「そうかよかった。じゃあ急ごう!!」
小野田(ボクも__…)「へ?急ぐ?」
雉「時間がない。エントリーしといたから」
小野田「エント…?」
雉「キミの名前、このあとの今日の最終レースに」
小野田(へぇ!?「レース」!?)
雉「初心者クラスのオープンレースだヨン」
『◎坂道がMTBレースに参戦!? 雉の無茶ぶりで、どうなる坂道!?』という文字が綴られ、今週はおしまいです。
ええぇー!やっと終わると思ったMTB編まだ続くの!? ってのが正直な気持ちです💦
すみません、私はMTB編はさらっと終わりにして欲しかった人なので……
どうしてもがっかりしてしまうんです、ごめんなさい……😣
弱虫ペダルは大好きですけれども、小野田くん以外のキャラを一新したみたいなMTB編、ほんとついていけません…😭
今回の雉と吉丸のレース、それはそれで、ドキドキ楽しく読んでいたんです。
面白くないとは決して言いませんが、ロードの方が良い気持ちは揺るぎません💦
って、残念な気持ちを書いていてもキリがないので、今週の話も少し書かせて頂きます。
雉と吉丸の闘い。
結局勝ったのは雉でしたが、深く多く描かれていたのは吉丸の方でした。
真波の時もそうでしたが、敗者サイドというのは、重く心に響きます。
今回の鈴音の涙に、私もぐっときました。
鈴音ちゃんって、弱虫ペダルの女子キャラ(少ないですが)の中で一番好きかもって思ってしまうくらい、好感度は上がりまくりです。
MTBはチーム戦でない分、サポートのキャラが描かれる割合が高かったのでしょうか。
本当にかなり好きになってしまいました💓
そんな鈴音ちゃんもMTB編が終わるとあまり見れなくなっちゃうな~なんて、思っていたのです。
でも、私は鈴音ちゃんよりロードのメンバーをとる!なんて。
勝手に天秤にかけながら、来週あたりから、ロードのメンバー出てくるかなぁ~と楽しみにしていたら!
来週からは小野田のレースですか……。
小野田の出るレースに、バイクコントロールを学ぶために来ました~みたいな既存のロードのキャラが出て来てくれないでしょうか。
そうでないと、私のモチベーションの維持が厳しいです……😣
………まぁ、今、別冊少年チャンピオンの方、スペアバイクが最高なので💡
スペアバイクが本編、MTB編はスピンオフな感覚で、気持ちをゆるっと持って、応援していきたいと思います✊