今年最後の木曜日がやってきました❗
2019年もあと6日ですよ……はやいっ💦
一年があっという間に感じます。
私の大好き弱虫ペダルも今年はこれがラストです。
二週間ぶりの本誌弱虫ペダル、さっそくですが内容と感想に入りますので。
本誌未読の方はネタバレにご注意ください🖐
「焦り」を打ち消し、皇帝としての走りを取り戻した雉が猛追のスパート!! 一方雷音は鈴音の応援を受け止め、さらに加速する__!いよいよ運命のラスト1周へ!!
今週の弱虫ペダルはそんな語りから始まりました。
カランカランと最終周回を告げる鐘の音が会場に響きます。
スタート地点でありゴールゲートでもあるその場所で、レースを見守る観客は叫びます。
「のこり1周回!!」
「次にこのゲートに__先に戻ってきたヤツがこのレースの勝者だ!!」
応援する観客の中には、先頭の吉丸が最終周回に入ったと同時に、数を数え始める男性もいました。
「1、2、3、4…」
隣にいる連れの男性は、彼の意図がすぐには理解出来ないようです。
「5…6…」
「おまえ何、数字数えて…。………!! そういうことか」
「10…11…12……13!! オレは前の周回も数えてたんだ。先頭を走る吉丸と2番手、雉との……16、2人の秒差を!! 18…19……21秒差ぁ!!」
数えていた男性の前に、猛追する雉が姿を現します。
「前の周回より30秒縮めてる!!」
数えていた男性を始め、多くの観客の前をものすごい土ぼこりを舞い上がらせながら雉が通過して行きます。
その土ぼこりに咳込む観客達。
「コホコホ」
「え、今の、前の周でジャンプした人?な、何今の」
「あいつのあまりの加速にまき上げられる土ぼこりだ…!! その土ぼこりは更に他の土ぼこりまでも舞い上げる…!! 雉が本気の本気で加速をしてる時、見せるヤツだ。土ぼこりを背中にまとうことから、皆はこう呼んでる。皇帝の__最後の狩りの衣装(ラストシューティングドレス)!!」
そんな観客の男性の言葉とともに、場面は猛スピードで走る雉へと移ります。
土ぼこりをまき上げながら猛追するその姿は、前を走る雷音がコーナーを曲がった際に、確認できる程に近づいてきています。
雷音(来てやがるか、皇帝ヤロウ。猛追してきてやがる。追いつかせねぇよ!!)「オイィッ!!」
雉「つかまえるヨン!! 必ず!! 吉丸ちゃん!!」
ここでいったんスタートとゴールの地点に話が戻ります。
そこへ辿りついた選手達が次々と係りの人に止められ、コースの外に出るように誘導されています。
コース外に出され、悔しそうな選手達。
それを見た観客の女性が疑問の声をあげ、一緒に観戦していた男性が答えます。
「あれ?レースおわってないのに。選手が外に次々出されていくよ」
「周回遅れさ、先頭にパスされた選手は次の周回に入る事は許されないんだ」
「えーかわいそうだね」
「ルールだからね…MTBのレースじゃ、強い選手が1人いるだけで__その数はいっきに増えるんだ。特に今回は__それが2人いる」
再び場面は先頭の吉丸雷音に移ります。
雷音は草むらをぬけて、超テクニカルセクションへ入りました。
雷音(最後の超テクニカルセクション!! オレの最も得意なセクションだ!!)
絶妙なバイクコントロールで進む雷音の姿を見た観客は、「すげ」「上手っ」と声をあげます。
雷音(慌てんな。集中力切らすな。オッケー、大丈夫だ!! 乗れてる!! この周回が一番スムーズに乗れてる!! いける!!)
自分に言い聞かせながら走ります。
雷音(脚も心臓も限界に近い。けどそんなことより、今は、めちゃくちゃ体が動く!!」
ピクピクと痙攣する脚をものともせずに、雷音は走ります。
そして次は小野田と鈴音に移ります。
鈴音(お兄ちゃん!!)
小野田「スタート/ゴールに…まだ…あのっ…降りなくていいですか!? 最後間に合わな…」
鈴音「もう1箇所!! 最後に泥の登りだけ、見てから下るわ!!」
鈴音が目指す泥の登り、それは追いかけてくる雉が、最も得意とするセクションです。
ゴール地点に向かい始めている観客が多い中、逆行して、息を切らしながら泥の登りのセクションまで来た小野田と鈴音。
小野田(最後1周。最後の登り……最後の闘い……観客の皆さんはもうゴール地点に移動し始めている。会場全体が、あわただしくなって、緊張感が上がる!!」
思わずゾクッとする小野田。
小野田(見てるこっちが、これだけドキドキしてる中で、1人で…自分だけの力で闘ってる。雉くんと…チェイサーさんは…!!)「すごいですね。MTBで闘ってる人って……!!」
小野田の言葉に鈴音も反応します。
鈴音「ん、私もそう思う。見てるとドキドキするし、あ~~ってなる時もあるけど、力、もらえる。すごいプレッシャーや緊張感の中で、自分だけの積み上げてきたものだけを信じて走ってる。よく人間は仲間と助けあって生きてるっていうでしょ。あれも正しいと思う。だけど__“たった一人で闘ってる”__それも真実だと思うの!!」
力強く語る鈴音、そして小野田の視界に、まさに今、たった一人で闘っている雷音が飛び込んできました。
鈴音「つらさや苦しさを、全部うけとめて、全身で立ち向かう!! そして前に進む!! だから力がもらえるんだと思う!!」
鈴音は走ってくる兄、雷音に向かい叫びます。
鈴音「兄貴ィ!! そのまま進めェ!!」
雷音を見送った鈴音と小野田でしたが、小野田はすぐにはっとして後方を振り返ります。
小野田(土煙!! 雉くんがすぐうしろに!! 最終周回追い上げてる!! チェイサーさんとの秒差、5秒)
『◎いざ、最終決戦へ!!』という文字が綴られ、今週はおしまいです。
二人の闘いもそろそろ終わりますね……
来週はまた週チャンがお休みなので、このMTBのレースのまま年越しとなります🐭
私はMTB編、特にレースが始まってから、吉丸の方に勝ち星をあげたくなったりしてきました。
レースの結果、気になります。
気になりますが……ごめんなさい!
このレースが終わったら、ロードに戻ってくれるのかという部分への関心が大きくて。
そしてロードに戻ってくれると信じているので。
やった~終わる!?✨ みたいな。
このレースを楽しんでいる方々には非常に失礼で申し訳ない気持ちに陥っております💦すみません……全力でごめんなさいと言いたいです💦
でも次号はお正月になりますから。
お年玉にロードのメンバーください!って。
願ってしまわずにはいられないのです。
そしてそして、次号の週チャンが発売される頃には、次号の別チャンの発売日もぐぐっと近づいている事になるので。
私はそちらの方が楽しみで楽しみでなりません😆
スペアバイク東堂尽八編、“あの男”は巻ちゃんなのか!?
目下、最高の関心事はこの一点につきます✊
なんか週チャンの話でなくなってしまってすみません💦
来年も、弱虫ペダルの展開、楽しみにしています❗