朝、布団からなかなか出られない季節になってきました。
それでも毎週木曜日は週刊少年チャンピオン発売日、弱虫ペダルの新しい話が読めるので、ばちっと起きれていたのに!
すみません、MTB編に夢中になれず……楽しみな気持ちが低下中なのは否めません💦
今朝は木曜日なのにぐわっと起きれませんでした😣
小野田くん、早くロードに戻ってきて~❗
……なんて、愚痴を連ねていても仕方ないので(のっけからごめんなさい💦)、今週の弱虫ペダル、内容や感想に入らせて頂きます。
本誌未読の方はネタバレにご注意ください🖐
今週の弱虫ペダルは『闘う相手は選手だけじゃない…!?』という文字が綴られ、ナレーションから始まります。
個人競技であるMTBのレースでは
他の選手との闘いの他に
時に自分との闘いの時間がおとずれる
不安 緊張 慢心など 内側から湧き上がってくる感情
失敗したり イメージ通りにいかないことへのいらだち
それから発生する
“焦り”である
焦りは普段やらないミスを誘発させ
判断をあやまらせ メカトラブルをも自らおこしてしまう
焦りは最大の敵とも言われる
ゆえに レース中の選手はそれを警戒する
“それ”を押し殺し ふり払い 飼い慣らす
もしも__“それ”に飲みこまれれば
そこでレースは終了する
場面は先頭の吉丸雷音を描きます。
雷音は4週目の登りでも依然として先頭をキープ。
難しい泥の登りをも良いペースで進みます。
その登り道にいる観客は口々に言います。
「吉丸!!」
「すげぇ」
「1周目で雉に抜かれた2連続コーナーを単独で抜ける!!」
「おおっ、すげぇ」
「雉は__まだはるか後方だ!!」
雷音(どうした、皇帝ヤロウ。焦ってんな!! オイ!! オレから引き離されて。いつもおまえを追いかけてるはずのオレが前にいて。差を広げてる!! この事実が、おまえを、更に焦らせる!! そうだろう、皇帝ヤロウ!!)「オイイッ!!」
雄叫びをあげて走る雷音を見た観客が言います。
「今日の吉丸はキレッキレだ!!」
「『トップ』に戻ってくるのか!! あの頃の無敵の“先頭の雷鳴(ライトニングトップ)”に!!」
雷音(オレは強くなった!!おまえに敗れる度に、積み上げてきた!! 何度も!!)
吉丸雷音は、早くも次の下りのセクションに入ります。
その姿を見た観客は声をあげます。
「速ぇっ」
「まるで飛んでるみたいだ!!」
雷音(さあ!! 追いかけて来い!! 皇帝ヤロウ!! 追いかけて来いよ(チェイスしてこいよ)!! “トップ”のオレを!!)「オイヤァアア!!」(今度は__完全に引き離してやるよ!!)
強い思いをこめてトップを独走する吉丸雷音。
スタート地点(ゴールゲート)に戻ってきました。
会場にアナウンスが響きます。
『5周回目もこの男!! ゼッケン2番、吉丸雷音が先頭通過!! 3,4,5周回と、全6周回の内、実に半分以上を独走状態で走る!!』
会場は沸き、観客は叫びます。
「吉丸ゥ!!」
「いけぇ!!」
「吉丸復活!!」
「勝てぇ!!」
一方、場面は吉丸雷音に後れをとっている雉へと移ります。
雉の走りを見守る観客は言います。
「ガンバレー雉ーっ」
「雉…!! やべェぞぉ。前の周回より差が開いてる」
「苦しいな…!!」
「吉丸はもうゴールゲートで5周回目に入ってんのに。まだ4週目の下りを走ってる…!!」
「サングラスで表情よく見えなかったけど、口元がちょっとゆるんでたな…」
「ああ……もうきっとあきらめて__笑っちまってんだろう」
そんな観客の言葉とともに描かれたのは雉の顔。
サングラスで目元は分かりませんが、口元には笑みを浮かべています。
雉「ヨン♪ヨン♪ヨヨン♪冷静に走れてると思ってたけど、そうじゃなかったヨン♪」
雉は言いながらサングラスをはずすと、袖で汗をぬぐいます。
雉「ふぅ。MTB競技の最大の敵とも言っていい“焦り”__焦りはヤバイ__だけど、それに気付けてない状態が一番ヤバイんだヨン!!」
ゼリー飲料を口に押し出し、背中のポケットにゴミをしまいながら、雉は言います。
雉「ありがとちゃい、吉丸ちゃん!! それを教えてくれて。おかげで調子戻せた。こっから、派手に追いつくヨン!!」
再びサングラスをかける雉。
がしっとハンドルを握ると、ペダルをまわす脚に力を込めます。
雉がバンと加速を始めました。
その様子を見ていた観客が声をあげます。
「うおっ、雉が加速!!」
「え!? ここで!?」
「うわっ」
「ゴール手前の小さな登りで__」
「え!?」
「飛んだァ!!」
小さな登り坂を登りきったその瞬間を使い、大胆なバイクパフォーマンスを見せる雉。
その姿に観客も目を奪われます。
「飛んだ!!」
「雉が!!」
「ジャンプした!?」
「いや何で!?」
「レース中なのに…」
「追いかけてるのに!?」
「でも__」
「わーすごーい」
「高い」
「自転車がとんでる__」
「一発で観客を魅きよせてる!!」
「あの華麗で激しいのに、どこか余裕を見せる走りがヤツの骨頂!!」
「MTBの皇帝(カイザー)と呼ばれる所以だ!!」
雉のジャンプ。
優雅に空中に舞い上がったその姿を見上げた者は言います。
「山の皇帝(マウンテンカイザー)が、空から、地上に舞い降りた!!」
着地した皇帝は、スピードをあげ、すすむのでした。
場面は小野田と吉丸鈴音へと移ります。
これだけの差をつけていてもなお、油断を許さないと固い表情の鈴音。
小野田にその理由となる過去の話を始めるのでした。
小野田「で…伝説の…レース…ですか?」
鈴音「そう。わずか2年と少し前。お兄ちゃんが中学3年の秋__お兄ちゃんの連覇がかかったレースだった」
物語は鈴音の語りで進みます。
埼玉の地味なレースだったけど、毎年出走してて、その大会のお兄ちゃんのカテゴリーでは5連覇中だった。
加えて公式戦9連勝中で。
あとひとつで10連勝。
それが中学最後のレースにするつもりで出場したの。
輝かしい戦績で中学カテゴリーをしめくくる。
はずだったその日__
『秩父連山CUP』とかかれたゲートの下に集まっている選手たち。
その中に吉丸雷音もいました。
雷音の姿を見つけた観客は、彼に声をかけます。
「ライトニングトップ!」
「どこまで記録のばすつもりだー」
「応援してるぞー」
そんな声援に手をあげて応えつつも、レース前、集中する雷音。
雷音は有名で、そしてそのサポートをする鈴音もよく知られていました。
「あの子、吉丸の妹だよ」
「へー」
そんな会話を密かに聞いている鈴音。
そんないつもの会場に、一人の男がやってきます。
男「あのー。えーと。どこに並べばいいの……かな?」
スタート地点に並ぼうとするその男を見た他の選手達は笑います。
「え!? おまえ選手なの!?」
「ああ、1番うしろだよ、1番うしを」
「いや、ちょ…それにしてもTシャツに短パンて…」
「おまえレース初めてだろ」
「けがすんなよ」
「アハハ」
『背の高い、古いMTBを持った男が現れたの』という、鈴音の語りの後、
『◎語られる雉弓射の伝説のレース…』という文字が綴られて今週はおしまいです。
まあ、ここで出てきたTシャツ短パンは間違いなく雉でしょう❗
ここできっと雉がものすごい逆転劇で雷音に勝って、以来雷音は、ライトニングトップから、ライトニングチェイサーになってしまったのだと想像がつきます。
そう考えると、今回の試合は雉がすごい追い上げを見せるも、やっぱり雷音に勝たせてあげたいなぁなんて思ってしまったり。
雷音と雉って、良きライバル関係になれると良いのですが……実際、お互いをどう認識しているのでしょう。
色んな意味で気になるところです👀
そしてそして!今のレース中の雉、皇帝としては“焦り”期間が長かった気がしますが💦
ピットエリアのお父さん、5周回目までメンタル面のサポートの方はどうにもならなかったのでしょうか。これからの雉の追い上げ、どんだけなのでしょう。
来週はそれを楽しみにしています✊