ある日の会社の帰り。
電車で横に座ったサラリーマン風の男性。
彼が手にしたスマホ。
画面がふと目に入った瞬間、私はそれに釘付けになりました。
何故かと申しますと、彼がスマホで見ていたのがアニメ弱虫ペダルだったからです!!
私は画面を見て、すぐにそれが弱虫ペダルのどの辺りか、分かりました。
小野田一年生のインハイ3日目、終盤戦。
泉田がリタイアしていく辺りでした。
弱虫ペダルのアニメは5期に渡って放送しておりますが、2期目、Grande Roadのエピソード12。
彼が見ているのはそこでした。
もちろん隣でアニメ弱虫ペダルを見ている男性はイヤホンで聞いていますから、私には音は聞こえるはずがないのですが。
もう何万回も見た感覚のアニメですから、映像を見ているだけで何と喋っているか、どんな音楽が流れているのか等、分かってしまう。
あまり隣をジロジロ見ちゃあいけないと分かっていますが、それでも気になって気になって。ちょいちょい見まくってしまいました。
触れられた背中は今もあたたかい…なんて語ってるの、音は聞かずとも、私には聞こえてくるのですよ、アブー!
そしてエピソード12が終わると、男性は続いてエピソード13を見始めました。
私は、うんうん、続きすぐ見たいよね、分かるよ分かる!と、心の中で頷きまくりながら、男性のスマホを相変わらずチラチラ見ておりました(不審者ですね、すみません)。
なんせインハイ3日目のこの辺りって、次々に押し寄せる白熱シーンでもう目が離せなくなるってもんです。
しかし、しばらくすると、私は衝撃的な事実に直面するのでした。
隣の男性、寝始めたー!!
お疲れだったんでしょうね……気の毒に。
でもでもでも!これからがまためちゃめちゃ良いシーンですよ!? 田所っちの最後のシーンなんですよ!!
寝てる場合じゃない!!
起きろー!!!!!って。心の中で絶叫ですよ。
隣からポンポンとつついて起こしてあげたかったです。
まあ、それをやったら完全アウトなので。
私は寝てる男性のスマホ画面をただただ見つめるしかありませんでした。
田所さん……(≧Д≦)って。
そうこうしているうちに、私の方が先に降りるタイミングがやってきまして。
私が立ち上がると、隣の男性も少し、起きたようでしたが、降りるギリギリまでガン見してるわけにもいかないので。
そこはあくまでさら~っと電車を降りました。
バイバイ、弱ペダ仲間よと心の中で別れを告げて、私は電車を降りたのでした。
少し前、そんな事があってから、実は私は会社の行き帰りを利用して、アニメ弱虫ペダルを再び見ておりました。
男性の見ていた部分の印象が強かったので、本当の第1話からではなく、Grande Roadのエピソード1から見始めました。
Grande Roadは特に何度も見た部分ですが、それでも最近は見ていなかったので。けっこう久しぶりに見た感覚です。
やっぱりGrande Road、最高ですね。
盛り上がりの連続で、目が話せなくなります。
荒北が散っていった時にゃあもう~電車内ですが涙堪えてて視界が霞むレベルでした。
私の弱ペダ史上一番の泣き所は鳴子の散るシーンなのですが。
そこはもう本当に涙出るので、電車じゃ見れないなと自宅で見た程です(で、やはり泣きました)。
そしてGrande Roadを最後まで見た後、少しアニメ鑑賞を中断しておりましたが、先週末辺りから今度はNew Generationに入っております!
間もなく一年生レースが始まるところです。
2年目の一年生レースと言えば……杉元くんですよね(≧Д≦)
最近私が絶賛応援中の杉元くん……
思えば一年生レースの鏑木&段竹 vs 杉元兄弟って、現在の本誌連載中の合宿でのバトルにもちょっと繋がりますよね。
見るのが辛い程のシーンですが、しっかり見届けたいと思っています。
泣けたり辛かったり、色々ありますが、やはりアニメ、見返すのは楽しいものですし、意外と忘れていた台詞とかあって、再発見も多いです。
またGrande Roadから見返すきっかけをくれた電車での出会いに感謝ですね!
あの男性も、Grande Roadを見終えて、New Generationに入ったでしょうか。
すごい勢いで鑑賞し、もうLIMIT BREAKを見ているかもしれませんよね!
というか、LIMIT BREAK、始まって早々にショックな事が多く(呉南のカット)、私は一回ずつくらいしか見ていないので。
このままアニメ鑑賞を進めていって、もう一度ちゃんと見返したいと思っております。