ずいぶん遅くなってしまいましたが、別冊少年チャンピオン、スペアバイクのお話をあげさせてもらいます❗
語りたい事は多々あるのですが、後の方で感想として書かせてもらいます💨
というわけで、以下は今月のスペアバイクの内容や感想になりますので。本誌未読の方はネタバレにご注意ください❗
SPARE.118 筑波山7『決着』
『◇窮地に追い込まれて…!?』という文字が綴られ始まる今月。チームメイトが少ない分だけ不利な東堂。
対立するチームのエース達が飛び出す中、一人遅れをとってしまいました。
ハァハァと荒い息の東堂。
それでも、呼吸を整えながら心の中でカウントします。
東堂(4、3、2…1…)
そんな東堂を見た観客は言います。
「赤いジャージはまだ出ない!!」
「明早と洋南はエースが先行する!!」
東堂(息を整えて__!! 0!!)
東堂が飛び出しました!
東堂(全開!!)
観客も叫びます。
「いや!! 赤いジャージいったァ!!」
「すげぇ加速!!」
「登りだろ、ここ!?」
「なのに音がしねぇ!!」
東堂「おおおお」
先行する明早や洋南を追いかけながら、東堂の頭には、明早盾崎の『枚数があれば』と言っていた言葉が過ぎります。
東堂(“アシストの枚数が少ないのはレースでは圧倒的不利”__確かにそうでうす。それは絶対的なロードレースのセオリー。けどォ!! 持てる枚数と、あたえられた状況の中で、知恵と勇気を最大限に使い、そのセオリーを覆すのも、ロードレースの真実ですよ!! 盾崎さん!!)
なんと!東堂は前の二人に追いつきました!!
盾崎(追いついてきた!!)
盾崎も驚き、後ろを振り返ります。
盾崎(東堂くん!! あの疲弊した中で__!!)
見ていた観客も声を上げます。
「赤いジャージが追いついてきた!!」
「ヤバイ!! 洋南、明早争いに割って入る!!」
「最後のゴールまでのこり3Km!!」
自分の後ろにつけた東堂に向かって盾崎は言います。
盾崎「すごいな、東堂くん。だが、息をつくヒマをあたえるつもりはない!!」
言いながら盾崎は加速し、再び東堂を引き離そうとします。
見ていた観客が叫びます。
「明早大、再びいったァ!!」
「容赦ない!!」
「洋南見原も追う!!」
東堂はハッハッと荒い息です。
東堂(マジか……。やっとの思いで追いついて、きたというのに!!)
東堂も再び自分も加速します。
東堂「おおおお」(もう一回全開!!)
観客の声が響きます。
「赤いジャージも追う!!」
「のこり2Kmォ!!」
ここで場面は先頭を走っているつくば小田城の先輩後輩コンビに移ります。
尾川「やったな橋中、のこり2Km!! もう優勝はオレたちの!!」
橋中「ええ先輩!!」
二人でのんきにハイタッチをしていると、後ろから猛スピードで上がってくる選手の気配を感じます。
橋中「は!! え!? ちょ!? うしろから__ええーーっ!? 抜いてったァァ!!」
尾川「橋中ぁーっ」
橋中「先輩ぃぃ!!」
あっという間に盾崎や見原、東堂に抜かれたつくば小田城を見た観客が叫びます。
「ここまで先頭を守ってきた2名、ここでかわされる!!」
「先頭は3名!! のこり1.5Km!!」
しかし、ここで、脚質が一番登りにあわない見原が遅れ始めます。
見原「くっ」
観客は騒ぎます。
「優勝争いは2名!! 明早三年盾崎と、赤いジャージの一年生!!」
観客は盾崎に食らいつく東堂の存在に驚き口々に言います。
「すげっ」
「何者だあいつ」
「クライマーなのか」
「残り1Km!!」
東堂(のこり1Kmォ!! 盾崎さん(このひと)をかわして前へ出る!!)
ハァハァと荒い息ながらも、東堂は必死に勝ちに出ます。
観客は叫んでいます。
「いけぇ、明早!!」
「がんばれ赤いジャージ」
そんな中、盾崎が振り返って東堂に言います。
盾崎「本当にすごいな。最後まで闘志むき出しでくるか、東堂くん。楽しみにしてるよ」
東堂(!)
盾崎「次の闘いを!!」
そんな言葉をおくり、盾崎は再び加速をしました。
ここで場面はゴールゲートの様子に切り替わります。
高らかに拳を突き上げ、一番最初にゴールにたどり着いたのは盾崎でした。
ゴール会場にアナウンスが響きます。
「時刻は15時32分、3時間にわたって繰り広げられた大学レース。最初にこの山頂駐車場に現れたのは明早大学3年エース、盾崎在近選手!! 右手を大きく空に挙げる!!」
会場は盾崎の優勝に沸きます。
そんな賑わいから少し離れた場所。
場面は一人座り、休む東堂へと移ります。
東堂はレースの事を事を思い返していました。
洋南見原も落ちて、盾崎と東堂の争いになった時のことです。
東堂(この人をかわして前へ出る!! 近づく、少しでも。1mでも、1cmでも」
東堂の耳にも『のこり500m!!』という観客の声が聞こえてきます。
東堂(そして!! 前へー!!)
東堂は渾身の力で盾崎に並びます!
観客も盛り上がり叫びます。
「先頭2名ならんだァ!!」
「がんばれ赤ジャージ!!」
「おおお」
けれども盾崎は冷静に東堂に告げるのでした。
盾崎「すごいな。この状況でまだ並ぶ力を残していたとはな。けど、やはり今回はチーム力の差が出たな。楽しみにしているよ。次の__」
そう言って盾崎は最後の加速を始めます。
見ていた観客の声が響きます。
「明早、冷静に加速する」
「そのままゴールへ!!」
場面は試合を終えた東堂に戻ります。
東堂「次の闘いを…か」
一人呟く東堂。
その時です。
東堂の頭の上にばふっとタオルが被せられます。
田所「おらよ」
東堂「!」
田所「冷たい水もだ」
田所が東堂に水を差し出します。
東堂「………フ、おまえか…。いいのか。オレは最後、負けたというのに」
東堂の言葉に、田所は手に持っていた水のボトルを、東堂のほっぺたに押し当てながら言います。
田所「バカ言え!! 初陣で2位。表彰台てのは最高の結果だよ!! 筑士波大学自転車競技部、最上等なスタートじゃねぇか!! 東堂ォ!!」
田所はがしっと東堂の頭をおさえて言います。
東堂「フッ、田所迅よ…!! おまえの方が大汗をかいてるが?」
田所「ガハハ。オレはたった今、ゴールだったからな。スプリンターにゃ山はキツすぎだぜ。タオルとこいつは本部から借りてきたんだ」
田所は持っていたタオルと水を持ちながら、本部を後ろにある本部の方を指します。
田所「オレたちは部員3人。全員で走ってて、ゴールで待機してくれてるメンバーがいないつってな」
東堂「フッ」
田所「ガハ」
二人は顔を見合わせます。
田所「ガハハ。糸川にも連絡しといたぜ。電話の向こうで大騒ぎしてた。オレの尽八すげーだろって自慢されたよ!」
東堂「フッ!! ヤツも活躍だったからな」
田所「楽しいレースだったな!! ガハ!!」
東堂「ああ、懐かしい皆にも会えたしな」
田所「ま、積もる話は下山して着替えてからゆっくりやろうぜ。どこかメシ屋で何ンか食いながらな!!」
『◇彼らの闘いはまだ始まったばかり。』『◇次号は「弱虫ペダル」とのコラボ。両面BIGポスターが付録で登場!!』と綴られ、今月はおしまいです。
東堂が………負けてしまいましたー(´Д`)!!!
でもでも良い話だったー(≧Д≦)!!!
ので、複雑!!!
複雑過ぎて一瞬言葉が出て来ませんでしたが。
結論から言うと、東堂かっこよかった!って。この一言につきます💓
どんなに不利な状況下でも諦めず、勝ちにいくところ。
知恵と勇気でロードレースのセオリーをも覆そうとするなんて、かっこ良すぎ✨
その強いメンタルも、どんな時でも礼儀正しいその振る舞いも。そしてその内面に相応しいスリーピングビューティーなビジュアルも、大大大好きです😍
というわけで、今回のスペアバイク、最高でした。
が!ただ!!分かってるんですよ。冷静に考えると、チームの人数面でも絶対不利な状況で、先輩エースに勝つとか、無理だよね…と、理解できるのですが!!
私としては東堂が勝つと信じて疑っていなかったので、それはちょっとしたショックでもあります。
東堂って巻ちゃん以外には負けないって、そう思ってたんですよね。
まあ実際、今回はチーム戦。1対1の勝負で負けたわけではないのですが。悔しさは残ります。
……東堂ファン、東巻ファンとして、悔しい……悔しいのですが!冷静に考えれば、この結果、周りも驚いていた程にすごい事で。
東堂の大学デビューは素晴らしい結果に終わっているという事で、納得したいと思います。
東堂に、筑士波大のメンバーに、闘っていた選手達に、お疲れ様ー!と言いたいです🍀
そんなこんな、今回はかっこ良い東堂に、改めて私は東堂好きだー!という気持ちを確認させられた感じでしたが……
東堂と言えば!巻ちゃんへの愛!!
これも彼の絶対に外せない魅力ですよね✊(ぶっちゃけ私は巻ちゃんラブな東堂が一番好きです😍笑)
今回は素晴らしい活躍をした東堂ですが、東堂的には負けたと感じているようなので、巻ちゃんへの報告はしないのでしょうか。
大学のレースに出たこと、懐かしいメンバーとも走れたことなんかは手紙に綴るのでしょうか?
気になりますねー👀
最後に田所っちが、どっかメシ屋で~なんて話していましたが。その食事の際は、明早や洋南も皆も一緒ですかね?
巻ちゃんとはどうなのよ?ってな話、出ないのですかね。
そんな野暮な質問はないのかなぁ。
私的には荒北辺りに聞いて欲しい😆
洋南と明早と筑士波大のメンバーで、以前のファミレス回をまた描いて欲しいです❗
てかそんなファミレスに居合わせたら天国と勘違いしてしまいそう😍
想像するだけで幸せになれますね😌💓
いつか描いて欲しいです❗
来月の別チャンは付録が最高なのは分かったのですが、お話の方は誰の話になるのでしょう。
スペアバイクも週刊誌ペースでお願いしたいくらいです。
続きが楽しみで楽しみでなりません♪