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別冊少年チャンピオン9月号のお話 ☆ 金城さんが可愛い!?

すっかり遅くなってしまったのですが、別冊少年チャンピオンのお話もアップしておきたいな…と記事を書いております💨
なんせ私の勤める会社でコロナ陽性の方が続々出てしまい、お盆そっちのけで大変なことになっておりました😵
そんな多忙な時、力をくれるのはやっぱり大好きな弱虫ペダル✨
というわけで、以下は今月はスペアバイク10周年でスペシャルな内容だった今月の別冊少年チャンピオンのお話です。
本誌未読の方はネタバレにご注意ください❗

 

 

 

SPARE.119 小関翔1『再会』

今月はスペアバイク10周年記念の特別読み切り巻頭カラー。
冒頭はカラーで『神戸→静岡新富士』と書かれた新幹線の切符を手にし、列車に揺られる男が描かれます。
足元や後姿だけが描かれ続けたのち、大きくカラーで描かれるその男は、金城の慕う小関翔です。

小関「久しぶりだな。実際に会うのはもう5年ぶりになるか。懐かしいな。すっかり成長してるかな、シンゴ。ここがあいつの大学がある静岡上富士市か」

静岡新富士という駅に降り立った小関は呟きます。

 

 

そして場面は一度、ガラリと変わります。
『◇いつもの風景、穏やかな時間が流れる中、部室では異変が…!?』という言葉とともに描かれているのは、洋南大学の様子です。

 

静岡県
上富士市
洋南大学

自転車競技部
部室

 

金城「ふー、ふーっ、ふおおおお。落ち着け金城真護!!」

全く落ち着きのなくなっている金城が声をあげ、それを荒北が見ています。

金城「まだ早い。2時間ある。早いんだ。今行っても2時間待つだけ。そうだ、物理のレポートの続きを書こう。新幹線の到着時刻まであと2時間あります、何をすればいいでしょうか…と」

立ったり座ったり動き回っている金城は、そう言ってパソコンに向かったかと思うと、また声をあげます。

金城「うお。関係ないこと書いてしまった!! 何をやっている、オレ!!」

荒北「マジで何やってんだ?金城。見てるこっちがコワイぞ」

金城「荒北!!」「いたのか!!」

荒北「!?」「じゃねーわ、オイ!! いつも冷静沈着なおめーが落ち着かねーから、ゆっくり本も読めねーんだヨ!! 体に悪いモンでも食ったかァ!? つらい悩みでもあんのかヨ」

金城「ふーーー。いや…ある人から一週間前連絡があってな…。出張のついでに、この町に来るっていうことで…会うんだ。久しぶりに。5年ぶりに……」

荒北「ほぉ」

金城「この一週間浮足立ってて、それが今日当日なんだーー!!」

金城は頭をおさえながら『うおお』と叫びます。

荒北「どっちだヨ、ソレ。それ悩んでんのか、嬉しいのか!!」

金城は、すっと立って言います。

金城「嬉しい」

荒北「んだヨ!! くそ心配してソンしたぜ。珍しい動きしてたから、動画撮っときゃよかったヨ」

金城「オレは昔、一人じゃ何も決められなかった」

荒北(!)

金城「その人は、強くて大きくて、きびしかった。昔、中学時代、同じクラブチームで走らせてもらってたオレは、その人の背中を追いかけて走ってきた」

 

荒北に語る台詞の途中から、場面は金城が小関を迎えに車で駅に向かう様子へと移り変わっていきます。

金城(その人が振り返る度に、オレは力をもらった)

金城は昔を思い出しながら車を走らせます。

金城(レースでアドバイスを貰っても、意味がわからず怒りをぶつけた。それを受け止めて、優しく背中を押してくれた。転勤で会えなくなってからも、オレを気にかけてくれた。一歩は未来につながってる。絶対にあきらめるな__と)

小関との思い出を振り返りながら、金城の車は駅へと到着します。

金城(緊張する……)「ふーー」

駅の構内を歩き、改札のところまでやってきた金城。

金城(この便だ…。他のお客さんがおりてきた。もうすぐ見えてくるはずだ…)

金城は下りエスカレーターに乗ってやってくる客を緊張しながら見つめます。

金城(!)(小関さんの姿が__!!)

小関「!」

金城の顔がパッと華やぎます。

金城「小関さん!!」

駅の自動改札を飛び越えんばかりに身を乗り出して名前を叫ぶ金城。

小関「よォ、シンゴ」

金城「ごぶさたしてます。車で来たんで、乗ってください」

小関「元気そうじゃねーか」

金城「お土産を__車の中にあるんで渡します!」

小関「なんかそのバタバタした感じ、変わってねーぞ(笑)」

金城「市内を案内します、オレ」

小関「身長でかくなったじゃねーか、シンゴ。体つきもがっちりしてる」

金城「小関さん」

小関「ネットで見るレースの時の写真と実物はやっぱり違うな。けど、笑ったカオは昔のままだ」

小関が金城の頭に手を置きます。
はっとし、そして顔がほころぶ金城。

金城「荷物持ちます!」

小関「おう、悪いな」

 

場面は二人で車で移動している様子に変わります。

小関「そうか、一人暮らしも大変だな」

金城「あ、でも、寮みたいなところで飯は出るんで、それほどでもないです」

小関「しかし…すごいな、シンゴが車運転してる。オレは中学の頃でイメージ止まってるからな。中学生がハンドル握ってる感覚だよ。ははは」

金城「オレも…ここ…静岡で…小関さんを車に乗せて走ってるなんて、現実味ないですよ」

小関「安全運転だな__」

金城は笑顔で運転を続けます。

金城「つきました。ここです」

小関「ほぅー、眺めいいな」

金城「そして、準備してきました」

金城は車の後ろのトランクを開けます。

中にはちゃんと2台、ロードバイクが積まれていました。

金城「自転車を!! せっかくなんで、久しぶりに小関さんとロード乗りたくって!!」

 

場面は二人ともジャージに着替えてロードに乗っている様子に変わります。
金城が前を走り、小関を案内しています。

小関「すげぇな、シンゴ。見事な景色だなー。茶畑と富士山。海も見える!この絶景は神戸にはないな」

金城「練習でここらへん来ると、ちょっと息ぬきにここ寄るんです」

小関「………」「大学レースはどうだ?そのジャージ、チームのだろ?慣れたか?」

金城「そうですね。やっぱりスピード域が違います。当たりが強かったりしますが、おもしろいですよ。思いがけないヤツとチームメイトになったりしますしね(笑) 今度、茨城の筑波山でもレースあるんです。初めての山岳レースで作戦もありますけど、どんなレースになるか楽しみです!」

小関(楽しみ__か。成長したんだな、シンゴ)

金城「小関さんは…」

小関「ん?」

金城「小関さんは神戸でも乗ってるんですか、自転車」

小関「子どもにな、地域の人に頼まれて___オレが元選手だって言いふらしたヤツがいてな(笑) 小中学生に乗りながらちょっと教えてる。レースっていうよりはまあ、礼節や安全なコントロールフィジカルのトレーニングって感じだけどな」

金城「いいな、その子どもたち、うらやましい!オレも教わりにいっていいですか小関さん」

小関「フッ、おめーに教えることはもう何ンもねーよ、シンゴ」

 

場面は自販機の近くで二人並んで休憩している様子に移ります。

金城「あん時のレース、メチャクチャおもしろかったなー」

小関「アハハ。チーム員の原さんがな__」

金城「ひとつ、最後にお願いしていいですか」

小関「何ンだ?」

金城「ここから浜田(ハマ)さんに電話かけるか?2人で」

金城「ああっ、いえ…いや__まあ、あとでかけたいですけど。そうじゃなくて。大したことじゃないんですけど、車までは来た道を戻るんで、小関さんが…前を走ってもらっていいですか」

小関「ああ、いいぜ」

 

場面は小関を前に走る二人に変わっていき、金城の心境が描かれます。

金城(やっぱりオレ__その背中を追いかけて走りたいです!! 憧れつづけたその背中を)

金城「こ…今度、同じレース走ってみたいですね」

小関「おーいいぜ、シンゴ。あっ、ヤバイな、負けるかなー」

金城「とか言って、仕上げてくるんでしょ?」

小関「もちろんだ!やるからには100で仕上げるぜ?」

金城「うわっ」

 

一方その頃
荒北は

金城のウワサ話を
楽しんでいた♡

 

荒北と待宮が食堂のような場所で話をしています。

荒北「マジですげーフワッフワでヨ!ありゃ女かもしれねーぜ。帰ったら問いつめようぜ」

待宮「ほう、そんな姿見たことないワ」

荒北「年上女性サイクリスト的な?」

『◇そして、また一歩、“未来”へと繋がる__。次号、筑波山レース決着へ!! 闘いの行方は!?』と綴られ、今月はおしまいです。

 

 

金城さんがかわいいー!!!
ほっんと、珍しい姿が見れた貴重な回でした(*´▽`*)
金城と言えば!今でこそ先輩エースをたてる一年生ですが、弱ペダファンの間では総北の主将、エースのイメージが定着している大人キャラ。
小野田のお母さんが監督と間違えた程、おぬしは高校生じゃないだろ!という見た目&喋りです。
それが、小関さんの前ではもう少年!
「小関さんとロード乗り たくって!」って。“くって!”ですよ?これは金城の台詞ですかぁ!?って思っちゃいました。
今月の話を読んだら、過去のスペアバイク、読み返したくなりました😌
なんせ私はやはり東堂巻ちゃん好きすぎて。
スペアバイクについても東巻の回ばかり読み返してしまうのですよね😅
今月の金城さん、あまりに可愛かったので。なんか新しい扉が開けそうな気がします。笑

そんな気がする今月ですが。
やはり東堂の筑波山の続きも読みたかったー!という気持ちも大きいです。
今月のスペアバイクのナンバー、118だと思っていたら119だったので一瞬混乱しました💦
よくよく来月の予告フレーズを見ると、118と119の掲載順が逆になった感じの様ですよね?
筑波山シリーズは118の筑波山7が来月に載って終わりという事なのでしょう💡
東堂が活躍するお話、もっとずっと読んでいたい気持ちも山々ですが、東堂が華麗にゴール瞬間も早く見たいので(東堂が勝つと信じてます✊)、来月を楽しみにしています😍

ちなみに!今月はスペアバイク10周年という事で、付録ポスターも最高でした✨(表紙にもなっているイラストがポスターでも付いてきます😍)

この東堂、タブレットで巻ちゃん映してる?
二人の繋がりが愛おしくて、テンション爆上がりです😆
それに、応募者全員サービスのT2アクリルスタンドもニヤニヤものでして。
スタンドの二人をさす場所を変えると、ハイタッチしている構図になるとか💓
ファン心理をよく心得ている造り、最高ですよね😍
東巻にT2に、公式にも後押しされているカップルにはまれてて幸せです✨✨

スペアバイク10周年、おめでとうー❗❗✨

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