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別冊少年チャンピオン2月号のお話☆やっぱり箱学大好き!!

発売日は昨日だったのですが、忙しすぎで、手に入れるのが遅くなってしまいました💦
別冊少年チャンピオン❗
今月のお話は箱根学園黄金期のメンバー(私的にですが🖐)の話という事で、とにかく楽しみにしておりました😆
表紙を飾る、福ちゃん、新開、荒北、東堂。
目にした瞬間に、やっぱこれだよね!と思うと同時に、東堂の指さすポーズにもうメロメロです😍
この4人のお話がまた読める事にひたすら感謝。
神様、渡辺先生さま、ありがとう✨✨
というわけで、以下、今月の別チャン、スペアバイクの内容や感想を書かせて頂きます。
本誌未読の方はネタバレにご注意ください❗

 

 

 

SPARE.90『ウサ吉1』

ウサ吉は箱根学園3年
自転車競技部の新開隼人が
密かに校舎裏で飼っているウサギである

住まいは鶏小屋の前の小屋
それなりに広くて
ワラのベッドも心地い

なぜここに連れてこられたのか
記憶はない

けれどエサもたくさん貰えるし
主人もやさしいので満足している

ある日
扉が閉まってなかったので外に出た

ウサ吉は
外の世界にとびだした

 

そんな序章が綴られ始まる今月。
外の世界に飛び出したウサ吉が目にする世界が次々と描かれていきます。

 

ウサ吉がまず目にした人間は、箱根学園の校舎の中を歩く二人の女子生徒。
一人はのりちゃんと呼ばれる女子。そしてもう一人はその友人です。

のりちゃん「わっ」
友人「どうしたん、のりちゃん」
のりちゃん「ウサ…今ウサギがいた」
友人「あーハコガク山の中だかんねーどこ?」
のりちゃん「いや、そこ、室内!!」
友人「あはは廊下にィ?」
のりちゃん「い、今までハトとか黒猫はあったけど、ウサギは初めて…」
友人「制服着てた?」
のりちゃん「その外扉のとこに!!」
友人「あ、わかった。亀と競争してた?」
のりちゃん「信じろ!! まず!!」

 

女子生徒の近くを通り過ぎたウサ吉ですが、校舎の中をさらに進んでいきます。
現れたのは荒北。
丸めた地図2本を肩に担いで運んでいます。

荒北「ったくよォ。準備室から世界地図持ってこいってよォ。人づかい荒いんだヨ、あの先生」

1m以上あると思われる地図を担ぐ荒北は階段を登りながら愚痴ります。

荒北「今どきなんだからパソコンでスクリーンにパァーって出せつんだヨ、地図くらい」「まあ、じいさんだから仕方ねェか。しょっと」

担いだ地図をちょっと持ち直したその時、荒北は自分の登っていた階段の下の廊下を兎が過るのを視界の隅にとらえます。
思わずばっと振り返る荒北。

荒北「んお?今のぁ、新開んとこのウサ公じゃねェか?何で廊下にいたんだ。いやまあ、廊下にいる分にゃいいが。ここは自然いっぱいのハコガクだ。外に出りゃあ…もしかして」
荒北の頭の中に野犬や鷲のような猛獣が浮かんできます。
荒北「しゃっ、オレがつかまえて」
走り出そうとすると、チャイムが鳴ってしまいました。
荒北「くそっ、チャイムが。チィッ、しょうがねェ。授業のあとだ」

 

荒北が追いかけそびれてしまったウサ吉。
とある教室を覗きます。
数学の授業が始まっているその教室は、真波のいる教室でした。
教室の扉はほんの少し空いており、ウサ吉が顔を覗かせるにはちょうど良い幅です。

教室の中では、先生の解説を子守唄に机に突っ伏している真波が、ふと何かの視線を察知したかの様にぴくっと動き、顔を上げます。
少し開いていた扉から覗くウサ吉と目が合う真波。
真波(やぁ、ウサ吉)
真波が心の中で呼びかけると、ウサ吉はそれに答えるかのように鼻をひくひくさせます。
真波(散歩?ごめーん、今あそべないんだ)
ウサ吉はぴくっという動きで答えると、真波の教室を去っていきます。

ウサ吉が後にした教室内からは、先生等の声が漏れ聞こえてきます。
先生「コラ、真波。よそ見をするな」
真波「はいー」
生徒「真波の場合、寝てないだけマシでしょ、先生」
アハハという笑い声が響きます。
先生「ったく、何見てたんだ」
真波「ウサギを__」
先生「ウサギ!?」

 

続いてウサ吉が向かったのは体育館。
体育館では1・2年が合同授業でバスケの試合をしています。

ドリブルしながら、相手ゴールを狙っている黒田。
そしてそんな黒田を止めようとしている銅橋。

銅橋「黒田さん!! 体育の授業で1・2年合同とか__マジ燃えますね!! ブハァ!!」
黒田「銅橋ィ!! 燃えるつのは、勝つ気かよ、オレにィ!! 2年のオレたちに!!」
銅橋「勝負は勝たなきゃおもしろくねェ!! 自転車でもバスケでもォ!!」
黒田「残念だが、そりゃできねェよ!!」
銅橋「逃さねェッ」

二人の攻防が続きます。

黒田「図体の割にゃあ機敏に動くな、銅橋。部活の出入りも機敏だけどな!!」
銅橋「ブハァ!!」
巧みなドリブルで銅橋をかわした黒田は、そのままスリーポイントシュートを打ちます。

銅橋「くそ!! こんなところからうつのかよ!! 外れろ!!」
黒田「勝つぜ、オレたちは!!」

黒田の投げたボールは、リングに当たるも入りません!
弾かれたボールを狙い、銅橋が走ります。

銅橋「よっしゃ、外したァ!!」

銅橋チームメイト「いいぞ銅橋!! とれ!!」
黒田チームメイト「あの1年、でかいのに速ぇぇ!!」

黒田「けど!! 言ったろ!! オレたちゃ負けねーんだよ!! 絶対に!! ゴール下ァ!! リバウンドだ!! 取れ!!」(葦木場!!)

銅橋(葦木場さん!!)

他の選手から抜きんでた身長とジャンプでリバウンドを取った葦木場。
ボールをそのままゴールへねじこみ、ダンクをきめます。

黒田「ナイシュ」

黒田と葦木場がハイタッチをしているその姿を見た、バスケ部員達が声をあげます。
「202cm!! 2年葦木場さん、ハコガクイチの身長!!」
「体育の授業でダンク決めるとか…」
「ああ、我がバスケ部に欲しい逸材!! くそー、誰か口説きおとしてくれ!! 黒田の方でもいい!!」
「でも自転車部なんだよなぁ、2人とも」

 

そんな様子を見ていたウサ吉でしたが、体育館を後にして、また別の場所へと向かいます。
委員長が家庭科の授業を受けている教室の前を通り過ぎ、泉田のいる教室の前も通ります。

泉田のいる教室で授業をする先生は、黒板に文字を書き、自分の話を聞いているはずの生徒達を振り返ります。
ほとんどの生徒が寝てしまっている中、一人ピンと背筋を伸ばして授業を聞く生徒、それが泉田でした。

先生(私の授業はいつも寝てる子ばっかりなのに、あの生徒だけは、いつもしっかり聞いてくれるなぁ」

そんな、きりっとした表情で黒板を見つめる泉田ですが……
泉田(授業中に集中力が切れかけた時はこれだ。フトモモをイスから浮かし、更にシューズも床から離す!! これを20秒3セット!! 腹筋が鍛えられる!! ああ我が腹筋がまた産声を上げたよアブ!! アブゥ!!)
上半身はびしっとしている泉田ですが、机の下は筋トレの為、身体がフルフルしているのでした。

 

そんな授業の時間が過ぎて行き、終了のチャイムか鳴ります。
授業が終わると、走り出したのは荒北です。

荒北が向かった先は、福富と新開の教室。
勢いよく教室の扉を開き、飛び込みます。
荒北「福チャン!! 新開ィ!!」

新開「お、どしたの靖友。今昼メシどこで食うか、ちょうど寿一と相談してたんだ。靖友も一緒にどぉ?どこにする?」

荒北はハッハッと息をつきながら、言います。
荒北「一応、校内走り回ったけど、発見できなかった……」

その言葉に反応する新開と福富。

荒北「ウサ吉が外、出てる。そのまま戻ってこなけりゃ、野犬に食われるかもしれねェ!! 連れ戻さねェとヤベェぞ、新開!!」

荒北の知らせに三人は走って教室を飛び出しました。

 

そんな事になっているとはつゆ知らず、続いてウサ吉が訪れていたのは校舎の外、仲庭のようなその場所。
そこでは、美術の時間だったと思われる東堂がスケッチをしていました。

東堂「なかなかいい出来ではないか?我ながら。天は4つ目の才をあたえたのかもしれんな!!」
ハッハッハと笑う東堂の視界に、ぴょんとウサギが飛び込んできます。
東堂「ム?」「これはまた一興だな!! 野ウサギが一羽画角に入って…ウサ吉だな、あれは、新開のとこの!!」
東堂がつぶやいていると、ウサ吉は草むらに姿を消します。
東堂「あ、消えた。……。違う個体か?ウサ吉だった気がするが、試してみよう」

ごそごそと脇にあったバックの中を漁って東堂が取り出したのは、ウサ吉の大好物のキャベツです。
キャベツを手に、ひらひらと誘き寄せるような手つきをする東堂。
すると、どこからともなく出てきたウサ吉が、そのキャベツをもしゃもしゃと食べ始めます。

東堂「やはりそうか。どうした、ウサ吉。どこへいく」
東堂の問いかけにもウサ吉はもしゃもしゃとキャベツを頬張っています。
東堂「外に出たいか?未知なる世界へ。あの小屋では満足せんか?」
問いかけた東堂ですが、すっと立ち上がります。

東堂「オレは止めんよ。好きに生きるといい。おまえの限りないチャンスは、おまえのものなのだからな」

 

どのくらいの時が経ったのでしょう。
荒北、新開、福富の三人が息を切らして、ウサギ小屋の前に走って来ました。
三人が小屋を覗くと、ウサ吉が気持ち良さそうに寝ているではありませんか。
荒北「いたぁ!! 自分で戻ってやがったこいつ!! のん気にねてやがるヨ!!」
新開「ふぅ、ヒヤリとしたな」
福富「鍵がよく閉まってなかったな」

三人に見つめれるウサ吉は、くーかー寝ています。

『掃除の良き届いたフカフカのワラのベッドがお気に入りのウサ吉だった』という文字が綴られ、今月はおしまいです。

 

 

他愛もない日常の素晴らしさ。
時を忘れて永遠に読んでいたくて、読み終わってしまった時が寂しくて。
改めて、箱学OBの4人が好きすぎる自分を再確認しました。
やっぱり好きだーーー!!!って。
叫びたい感覚です。
私の最推し東堂、確かに天才肌ですが、自信たっぷり煩くて残念なところがまた好きで。心に響く言葉が出てくるところが流石です。
口こそ悪いけど優しくて面倒見の良い荒北も大好きで、本当に可愛いなぁと思いますし。
福ちゃんと新開が出てきた時の安定感は天下一品!
大学のジャージ姿も良いけれど、やっぱり箱学の制服を着ている二人が好きでニヤニヤしてしまいます。
不思議ちゃん真波も健在ですし、授業中もアブなブレない泉田も好きです。
腹筋が鍛えられるというその動き!
会社でも出来る!? とちょっと真似してみたいと思いました。
自転車ではなく、バスケで活躍する黒田と葦木場が見れたのも嬉しかったです。
対する銅橋も、荒々しい印象ですが、以外としっかり者なところが良いなと思っています。
そこは先輩でもうっかり「青八木」と呼び捨てにしちゃう誰かさんも見習うべきところですよね。笑
今月、目次のところに書かれていたプチ情報までも楽しくて。
『黒田はチーム分けのゼッケンを選ぶ時、迷わず「3」を選びました。そして葦木場に「1」を渡しました。』とありました。
OBとなってしまった4人はもちろんですが、次の世代もやっぱり箱学、良いなと思う瞬間です。
……というかもう~箱学最高過ぎでしょ😆
最初に書いた繰り返しになってしまいますが、本当にずっと読み続けていたい気持ちになりました😌
『ウサ吉1』とありましたが、『2』も期待していいのでしょうか。
ウサ吉ポジション、本当に羨ましい!
もっともっと飛び出しては箱学メンバーの日常を私達に見せて~とお願いしたいです。
キャベツ何個でもあげるからお願い!って。マジで思っています。

来月は『ファミレス編・豪華フィナーレ』とありましたが、まだあの続きがあったって事ですよね。
早くもまたワクワクが止まりません✨✨

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