あっという間に今週ももう木曜日ですね!
週刊少年チャンピオンの発売日、大好きな弱虫ペダルの続きが読める日です♪
というわけで、さっそくですが、今週の弱虫ペダルのお話に入らせていただきます。
以下は内容や感想になりますので。本誌未読の方はネタバレにご注意ください!
今週の弱虫ペダルは巻頭カラー。
前回の銅橋と鏑木のバトルを振り返ったまとめのようなコマがカラーで描かれています。
観客「2人ともゴール前スプリントみたいに加速してる!!」
鏑木「るあああ」
銅橋「オオオ」
鏑木がパンパンという音を出しながら銅橋の前に出ます。
鏑木「今のは『白練(シロネリ)』、2段目だ。ビビったか、サンナ。当然この先、ライン前ともなれば、6段目、『山吹』を出す!!」
鏑木のセリフのあと、見開きでのカラーページに描かれるのは、雉、チームSS、銅橋の4人。
『最速の称号は誰の手に!?』という文字も綴られ、雉と銅橋の方が手前側で大きく描かれています。
そんなカラーページの後、いよいよ本編に入ります。
場面は沿道で応援する人々で始まります。
銅橋と鏑木を見送った観客が話しています。
帽子の男性「いやー、すっごい速さだったな、今の先頭争いの2人」
女性「だねー」
茶髪の男性「え?」
帽子の男性「箱根学園(ハコガク)VS総北のさ、全く同じカードってのがアツいんだよ。絶対、総北の鏑木はリベンジに燃えてるだろうからなー」
女性「すごいよねー、去年と同じって」
茶髪の男性「おい、まだ来る!!」
帽子の男性「は?」
茶髪の男性「追走!!」
帽子の男性「え、追走!?」
茶髪の男性「すごい勢いだ!! 前を走ってるのは総北、後ろのもう1人は__あのジャージは__…見たことないジャージだ!! 誰だ!!」
そんな観客の言葉とともに、猛スピードで走ってくる段竹と、それを追う雉が描かれます。
茶髪の男性「ハコガクでもない、京伏でもない」
帽子の男性「あんなのいたのか。見たことないぞ。今年、初参加か!?」
驚く3人の前を、段竹と雉が通り過ぎていきます。
帽子の男「肩のところに“群馬”ってあった」
茶髪の男性「群馬!?」
そして場面は段竹を追う雉へとかわります。
雉「ヨン♪」「ヨン♪」「ヨン♪」
一息ごとに距離を詰めてくる雉。
段竹(すぐ後ろまで来てる!! けど、こいつは行かせねェ!! 終わったと思ったオレの役目、まだ残ってる!!)
段竹は走りながら考えます。
段竹(簡単なことだ。こいつを30秒から1分、足止めすりゃあいい!! そうすれば前の2人はスプリントラインを超える!! 勝負がついちまえばいい!! 一差にリベンジを果たさせる!!)「こいつはあの日__峰ヶ山の練習の時に、空からMTBで降ってきた__MTB二連覇の!! 群馬陵成、雉弓射だ!!」
雉「ヨン♪」
段竹「今日はさすがにロードバイクに乗ってる!」
雉「ロードバイクっていいよねぇ。軽くて。反応速くて、メカの伝達ロス少なくて。何よりMTBと違って、路面が凹凸なくてフラットだから」
雉はとうとう段竹の真後ろにビタッとはりつきました。
追いつかれてしまった段竹ですが、冷静です。
段竹(よし、はりついた!! ここからが勝負だ。時間を稼ぐ!! オレが止める!!)
雉「好きな時にさ。自由にさ」
雉は段竹の後ろで、ひょいっと段竹の左側にずれます。
そして、まるで段竹の右側を抜けていくかのようにバッと体を傾けます。
段竹もすかさずそれに反応し、右側を警戒するように体を振ります。
しかし…
段竹「!」
雉は右側ではなく、そのまま段竹の左側を直進して前に出ます。
雉「自分のタイミングで加速できる!! ヨン!!」
段竹「う!! いかれた!!」(何だ今のは!! あいつは確かに右側に体を振った。右側からしかけると思って反応した。『フェイント』!! あんな斜めの姿勢からまっすぐ進めるのか。左側には狭い側溝のフタしかなかった。こいつ、どんな状況でも前に出れるのか!!)「くそぉ!!」
段竹は雉を追います。
段竹(後ろにはりつかれてほとんど直後!! ロードの選手は単独走のあと誰かに近づいた場合、必ず後ろに風よけに入る。足を休めるためだ!! 時間にして最低でも10~30秒。それをあいつ、3秒たらずで!!)「ヒィガルア!! くそ、たった3秒で足が回復するヤツなんているのかよ!!」
段竹は加速し、今度は自分が雉の後ろにつきます。
段竹(今度はオレがはりつく!!)
雉は後ろを振り返っていいます。
雉「3秒あれば十分でしょ?」
その言葉にゾクッとする段竹。
雉「MTBは1人で高出力を出しつづけなきゃなんない競技だ。それに比べて、人の後ろで休めて、人を使って前に出れるロードは、パワーを出すのなんてほんの一瞬だヨン」
雉はぐっとペダルを踏みこみながら言います。
雉「ホント、ロードは刺激と学びがたくさんだ!まじで__オモシロイヨン!!」
加速する雉。
段竹(コーナーで加速した!?)
雉が加速したのは、ちょうどコーナーに入ったところででした。
段竹(ペダルが擦らないギリギリの角度まで車体を寝かせて踏み込んで__コントロールしてる!!『タイヤ』!! MTBはタイヤのコントロールが肝だって聞いたことはある!! そいつをロードに応用してんのか!! くそ!!)「けど!! オレもだてにSSにいたわけじゃねぇ!! オレにもそれくらいのことはでき」
ガキンとペダルが地面について体勢を崩す段竹。
段竹「るわっ」
自身もコーナーで車体を寝かせながら踏み込もうとしたのですが、失敗し、バランスを崩す段竹。
段竹(ペダルを擦った!!)「く!!」
そんな段竹を見ていた観客が口々に言います。
「5番バランスしくずした」
「スピード出てるぞ」
段竹「ぐ!! オレは一差にリベンジを_」
グラグラっと揺れる車体を必死に立て直す段竹。
雉「すごい音したけど大丈夫?」
雉は段竹を振り返って言います。
段竹(え)
雉「ご安全に♪」
雉は言い残して去っていきます。
段竹「……心配された…いかれた…余裕で…あれが…雉弓射!!」
そして場面は先頭の鏑木と銅橋に移ります。
鏑木「ハハッ、サンナ!! これが3段目。『淡黄蘗』!!」
鏑木はパンパンという音を鳴らし、加速します。
銅橋「速いぜ…強ぇえじゃねぇか。マジか、オレンジ。最初てめぇらが2人で出たって聞いて、オレは正直落胆したんだ。今年もかよってな。けど、蓋あけてみりゃあ、一対一の対等勝負!! 最高だぜオレンジ!! てめェ最高にマジメなヤツだな。闘(ヤ)るぜ!! 全開のバトルを!!」
鏑木「受けて立つ!! だが先に言っておく!! おまえは『山吹』を知らないまま敗北する!!」
二人はスプリントラインまで残り2kmを示す看板を通過していきます。
『◎ラストスパート!!』と綴られ、今週はおしまいです。
銅橋と鏑木のバトル、盛り上がっているとつい、このまま二人の世界を思う存分味わわせてあげたい気持ちになります(腐女子的にはものすごく!笑)
鏑木、一学年下ですのに、銅橋にここまで言わせるなんて。本当に強くなったのですね!
1対1の対等勝負…色んな意味で萌えます( ´艸`)
しかしスプリントラインまで残り1分弱の間に、途中で雉が現れるのは必至となりました。
ドキドキしますねー(≧▽≦)
来たるその時が、楽しみでなりません!
雉、強すぎなんで。
そのままスプリントリザルト獲ってしまいそうです。
でも銅橋も鏑木も、後から来た雉にあっさりスプリントリザルトをわたすはずもないわけで…。
どんなバトルになるのか想像するとワクワクします。
段竹は……わりとあっさり抜かされてしまいましたね。
相手が雉なら仕方ないかなと思ってしまいます。
むしろ抜かされた後も食らいついていってたの、頑張ってるなと思ったくらいです。
ただ、段竹の場合は、この出来事がチキンハートを増大させる方向に進まないかが心配なところ。
まあ、段竹はこのインハイ中にチキンハート克服エピソードが必ず入ると思うので。それを楽しみにしています。
来週はチャンピオンお休みなので、続きは2週間後ですね……2週間あくの、つらい(>。<)
スプリントバトル、早く続かが読みたいです。