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発達相談所に行ってきました

  • 2017年10月13日
  • 日常
  • 2件

保育園の先生から「行かれてみてはどうですか?」と言われてしまった市の発達相談所。
娘を連れて行ってきました。

下の娘(4歳)は現在保育園に通っています。
クラス担任の先生と個人面談をした際、娘の話し方等の遅れを指摘されてしまったのです
私は全く気になっていなかったので、まさに青天の霹靂でした。
先生のおっしゃっていた“気になる点”は2つ。
1つは話し方。何を言っているのか聞き取れない事があるという点。
もう1つは、複数の指示を出した時に途中で出来なくなるという点。
どちらもうちの娘だけで、他の子は出来ている事のようです。
先生は「安心出来れば良いなと思いまして」と、市の発達相談所に行くことを勧めてくれました。

娘が“遅れている”だなんて。夢にも思っていなかった事を言われ、ずーんと気持ちが落ちました。
先生のおっしゃっていたように“安心したい”気持ちで市の相談所へと行く決意をしたのです。

予約制のこの相談所。
約束した時間に伺うと、二人の女性が現れ対応してくれました。
一人は市の職員で私の担当となった方。
もう一人は精神面なども見る専門家。
私が市の担当者と話をする間、専門家の方が娘と遊びながら娘を観察するという流れ。

市の担当職員の方も本当に会話に慣れていらっしゃって。
配慮のある受け答えでとても話しやすかったです。
たくさんお話してかなり打ち解けたムードになったところで、私の話し相手が娘を見ていた専門家の方と交代となりました。

私が話していたのは、娘が遊んでいた部屋の片隅。
話しながらチラリと見る娘は、おままごとをしたりケンケンパをしたり、元気良く楽しそうに遊んでいました。
それを横目で見ていた私は、内心、ほら、全く問題ないじゃない。職員の方々に無駄な時間割かせてしまったなぁと。そんな風に思っていました。
「心底ありませんよ」そう言われると思っていました。

ですが、専門家の方の口から出た言葉は私が望んでいた言葉ではありませんでした…
「大丈夫ですよと、太鼓判を押すわけにはいきません」
全身の血液がすーっと下に下がって行く感覚。
仕事で大失敗したのに気付いた瞬間と同じ。
ですが、仕事の失敗の方がよっぽどマシですね

「自分のクラスとか言えないですよね?」
「友達の名前は少し出てきましたが。先生の名前が出ませんね」
「数、歌のように唱えられますが、実際に物を数えると間違えますよね」
専門家の方に指摘された点、よくよく考えてみるとその通りで。心当たりがあるのです。
私は、まだまだ小さいから、出来なくても良い事だと、無意識にスルーしていた事。
確かに、言われてみれば“出来ていない”それらは、そろそろ出来ても良い頃なのだと言われました。
「上のお嬢さんと比べてどうですか?」
そう聞かれて考えるも、3歳上の娘は同じくらいの時どうだったか、すぐには思い出せないものです。
「上のお嬢さんを撮ったビデオなどを見てみると良いかもしれませんね」なんて助言も受けました……。

子供の成長も十人十色。
他者と比べすぎても仕方ない。
そう思いたかったのですが。
相談の結果は「大丈夫とは言い切れない」という曖昧なものに終わりました。
今の段階では「確かにちょっと遅いかもしれない」くらいのようです。
これからどうなるかまだ分からない。判断しかねるラインだとか。
少し遅いくらいの段階では医者に行って何かする事もないし、ドリルをやらせて訓練するような事もしなくて良いのだというお話も伺いました。
もしも本当に“遅い”となっても、少し特別な配慮をお願いして普通に小学校に通っていらっしゃるお子さんも実は多いのだとか。
色々なお話を伺いました。

私が訪れた発達相談所。
連れて行きたがらない親もけっこういらっしゃるようで。
対応してくださった方にも「勇気が要りましたでしょ。来てくださってありがとうございます」なんて言われました。
実は、私の父も行く事を拒む人の一人。大反対しておりました。
父は私に「お前は人に言われると、すぐ深刻に考えてしまうから行かない方が良いんだ!もし医療機関を紹介されても絶対無視しろ!」と言っていたのでした
そんな中でも行ってみた相談所。さすが職員の方々はベテランですね。
「まだ少し、私達と繋がりを持っていて頂けますか?」という聞き方をしてくれました。
再び年明けくらいに連絡を取り合う約束(電話をくださるようです)をして、その日は終わりました。

今の段階ではどうこうする事はないようですが。
私はやはり、大丈夫ですよ、心配ありませんよと言ってくれる事を期待していたので。
相談所を出た直後、鉛を飲んだような気分だったのは否定できません。
父が止めたのも一理あるなと思いました。
ですが、職員の方々は本当に良い対応をしてくださっているとも思えるので。私はもう少し職員の方がおっしゃっていたように、繋がりを持っていたいと思います。

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これ、先日下の娘が、私にプレゼントしてくれた“お花”です。
保育園からの帰り道、リュックの中から取り出して、「ママにあげる」と言われました。
くれる時に一度広げて見せてくれたのですが、このお花、広げると中にさらに丸く丸めた紙が入っていて。それは種なのだそうです。
「みんなで一緒に作ったの?」と訊くと「ううん。自分で」なんて答えが返ってきました。
工作の時間などに皆同じものを作ったのでなく、娘が思いついて作ったそうです。
「ママにあげようとおもって、いっしょうけんめい作ったんだよ!」という娘が可愛くて嬉しくて。
娘のおすすめするカップを選び、リビングに飾ってあります。

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傍から見たら何なのか分からない代物かもしれませんが。
私にとっては素敵な可愛いお花です

他人からどんな評価がくだろうと、愛する我が子。可愛い娘。
願わくば、年明け「大丈夫ですね」と太鼓判を押してもらえますように。

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