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“風が吹けば桶屋が儲かる”のはナゼでしょう?

  • 2017年9月26日
  • 日常
  • 2件

昨夜、子供達とお風呂に入っていた際、上の娘がなぞなぞを出してきました。

娘「顔の中にあるブタはな~んだ?」
私「えー?何?ヒントは?」

娘は目の上を指さします。
それで分かりました

私「あー!瞼か!」
娘「正解!じゃあ次!ママ出して~」

私「まいちゃん(下の娘。4歳です)が、すごく高い30階建てのマンションの一番上、30階に住んでいたとします。まいちゃんは知っての通り、階段を上ったり下ったりするのを面倒くさがります。そんなまいちゃん。一人でマンションの下まで行く時はもちろん必ずエレベーターを使うのに、帰り道、一人でマンションの30階に戻る時は何故かエレベーターを使いません。階段で上って行きます。何故でしょう?」

娘「えー?……分かった!エレベーター怖いから!」
私「行きは一人で乗れるんだよ?」
娘「じゃあ、エレベーター壊れてた?」
私「壊れてたわけではなくて。なのに、使わずに30階まで上がるの。何でだ?」
娘「えー、分かんない!答えは?」
私「まいちゃんは小さいから、1階のボタンは押せるけど、30階のボタンには手が届かないからでした~!!」
娘「あーーー。」

私からのなぞなぞは、わりと大人げない難しいものになっている気がしますが。それでもいつも娘は納得してくれています。

娘「じゃあ次!私ね!“とう”に住んでる恥ずかしがり屋の虫は?」
私「“とう”って?ラプンツェルとかのあの塔?」
娘「そう!その塔」
私「うーん、分からないな。ヒントは?」
娘「こうやって動くよ!」
そう言って、娘は体をくねくねさせています。
動きを見せてもらっても、まるで分かりません

私「分からないなぁ。答え教えて?」
娘「トカゲでしたー!」
私「塔の陰から見てる感じ??って、トカゲは虫じゃないよー!爬虫類って言うんだよ!」
娘「そうなんだー」
私「問題が間違ってるじゃーん!」
娘「じゃあ、ママ出して!」

そんな流れで次は私が問題を出す番です。

私「ペコちゃんは転んだだけで死んでしまいました……。ちょっと可哀想な話なんだけど。何故でしょうか?」
娘「え??」
私「人はね、思いっきり舌を噛むと死んでしまうんだよ。それがヒント!時代劇なんかではよく“舌を噛んで死にます!”とか言ったりしてるんだよ」
娘「うーん」
私「ペコちゃんの顔、思い出して!こんなんじゃん?」
私はペコちゃんの顔真似をしました。

娘「え~?」
私「難しかったかな?ほら、ペコちゃんはいつも舌出してるから。転んだ時に舌噛んじゃったんだよ」
娘「あーなるほどね……じゃ、次、私!」

“なる程ね~”なんて言ってはいますが、本当に分かったのかは謎な娘。
次はそんな娘が問題を出す番です。

娘「まな板の上にあるものは?」
私「まな板?まな板まな板まな板…まな板の上の鯉?」
娘「じゃヒント!」
娘はまな板の上で何やら切る真似をしています。

私「何切ってんの?うーん、やっぱ鯉しか思い浮かばない!」
娘「ブッブー!正解は包丁でした!」
私「何それ~、何のひねりもないし。まな板の上に包丁あるとは限らないじゃん!まだ鯉の方が分かるよ」
娘「だって学童の先生が言ってたもん!」
私「先生がかぁ…なら、そうかもね……」
娘「コイって何?」
私「ああ!それはお魚の鯉ね」
娘「鯉ね!」
私「好き~の“恋”じゃないよ!まな板の上に乗せられたらもうダメだって諦めて腹くくるって意味だよ。」
娘「ふーん……じゃ、次ママ!」

またしても分かったのかどうか、微妙な返事をしたかと思うと、すぐさま私の番だと言う娘。
次は私の番なのですが、私はふと、とある問題を思いつきました。

私「じゃあ、次の難しいよ~!“風が吹けば桶屋がもうかる”って言葉があります。何故風が吹いただけで桶屋が儲かるんでしょうか?」
娘「???」
私「桶屋って、このお風呂で使ってる桶、昔うちのも、今のコレじゃなくて、木で出来た桶を使ってたでしょ?それをイメージしてね。その桶を売ってるお店屋さんに、風が吹いただけで、皆が桶を買いに行く事になっちゃうんだよ。何ででしょうか?」

私は7歳の娘が知っているはずのない問題を出したのでした。

娘「風で桶が飛ばされちゃうから!」
私「わりといい線行ってるかもよ?」
娘「風で桶が壊れるから!」
私「これは難しいんだよ~。今からお話してあげるから、覚えとくと良いよ!」

そう言って、説明を始めました。

風が吹けば桶屋が儲かるとは……

風が吹いてちりが舞うと、それが目に入って、目が見えなくなってしまう人が増える。
昔は目の見えない人の職業と言えば三味線を弾いて歌ったりする事だった。
目の見えない人が増えると三味線も多く必要になる。
三味線の材料になるのは猫の皮。
三味線を作るために猫を捕まえ猫が減る。
猫が減ると天敵のいなくなったネズミが増える。
増えたネズミが桶をかじる。
で、桶屋が儲かる。

だいたいこんな感じですよね

娘に一番通じなかったのは“三味線”です。
「要するにギターみたいな楽器ね!」と、超大雑把に説明をしてしまったところ、その後娘は三味線の事を専ら“ギターみたいな楽器”と表現するようになってしまって……
三味線とギターじゃ全然違うので我ながら説明が荒すぎたと反省です

私が「これ、パパでも答えられないかもよ?あいちゃんの年齢で覚えてればすごいって言われちゃうよ!」と言ったところ、
「うん!覚える!」と娘。

「ストーリーで覚えてね!」とアドレス通り、頑張って覚えておりました

わりとすぐに覚えられた娘。
昨夜は主人も遅くならず帰宅してくれたので、主人が帰ってくると、すかさず「パパ~!風が吹くと何で桶屋が儲かるんでしょうか?」と問題を出していました。
主人に得意げに説明する娘の言葉に聞き耳を立てていたところ、途中やはり三味線が出てこなくなっていました
三味線という単語が出ず、“ギターみたいなやつ”で済ませた娘。そらでは猫に繋がらないですね
後から「ギターみたいな楽器って、“三味線”でしょ?」と言っておきました

その夜、娘が寝た後の事。
娘とのなぞなぞタイムで、風が吹けば~を面白がって覚えてくれて良かったなぁと思い返しておりました。
ペコちゃんの死因なんてブラックなのは辞めて、ことわざとか、これからはもっといつか役立ちそうな問題をなぞなぞにしよう!と、さっそくいくつか考えていた私。
考えていて、ふと、思い出しました。
風が吹けば~の、肝心な“意味”を娘に全く話していませんでした(´Д`)

風が吹けば~は、昔ならではの話ですので、娘に説明するのは少し大変でした。
本当に理解出来たかは謎(あまり理解していないかも)ですが「うん分かったー」の返事に一人達成感を覚えて、肝心な意味の話をするのをすっかり忘れていたのです

今日のお風呂タイムは何で桶屋が儲かるか~の復習から入って、意味まで話さないとなぁと思っています

ところで、その意味について。
何故桶屋が儲かるか分かれば、なんとなく意味は分かっていると言えるかもしれません。
私は『とある事が意外なところで影響を及ぼす』とか、『些細な事が大きな事になる』というバタフライ効果的な方を主流で考えていました
娘に意味を説明する前に、念の為ググってみると、『あてにならない出来事を期待する』という意味や『因果関係が無理矢理』という意味でもわりとよく使われるようですね
使うシチュエーションで全く違ってくる。
言葉って、面白い

ですが。
娘に意味を説明するとなると、大変そう
2つの意味。両方とも正解なんだよ~と。上手く伝えられるのでしょうか。
言葉って、難しいですね(^-^;

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