5月の連休明けから、学童が嫌で涙の娘。
無理に行かせようとしても、勝手に帰ってきてしまったりと、心配が絶えません
学童ばかりか学校も“学童よりはまし”“別に好きじゃない”そうです
そんな娘のリフレッシュにと、土曜日は保育園で一番仲が良かったお友達(小学校は別なのです)と、一日お出かけをしました。
下の娘は主人に預け、上の娘の年齢に合わせたコースを設定。
横浜でガラスの絵付け体験教室、中華街散策、みなとみらいでサンリオショップ&ポケモンセンターへという内容です。
気の知れたお友達と楽しく過ごして、ご機嫌の一日となりました
娘の元気な笑顔が見れて、私も嬉しかったのは
言うまでもありません
地元駅まで帰ってきて、私は駅前のスーパーで買い物をして帰る事にしました。
「スーパー寄ってくから~」と言えば、いつも「お菓子買って!」という娘が、さすがにその日は色々買い物もしたので、お菓子は買ってもらえないと分かっていたのでしょう。
珍しく「外で待ってていい?」なんて聞いてきました。
店先から離れない、店内から見える所にいるなら良いよという内容の約束をし、私は店内へ。
買い物をし、レジに並んでいると、娘が「ママ~」と隣へやってきました。
なんとなく、ちょっと様子が変です。
「どうしたの?」とたずねれば、「今日違う方から帰りたい」と言い出したのです。
駅(&駅前のスーパー)から我が家までは2パターンの道があります。
住宅街を通る道と、駅前の商店街を通過する道。
あまり所要時間は変わらないのですが、住宅街コースの方がたぶん少し近い、1分くらい早く着くと思われます。
さらに、そちらの住宅街コースの方が、小学校の通学路にもなっているお馴染みの道の為、私達はほとんどの場合、住宅街コースを通って帰ります。
もちろん昨日もそのつもりでした。
「なんでいつもの道が嫌なの?」と聞いても「わかんない、嫌なの」と答える娘。
何か霊感的なものだったら、すごい!と思うところですが、あいにくその手の事とは縁がない我が家。
幽霊には会わずに済む日々ですが、代わりに、娘が小学校に通い初めてからは、娘の小学校の知り合いにばったり会う確率は急激に増えました。
なので、きっと娘は誰か知っている人を見つけたのだろうと思いました。
「誰か会いたくない人でもいたの?」と聞くと「違うの!わかんないの!」と声を荒げる娘。
必死にいつもと違う道で帰ると言うのみなので、私は結局それに従い、商店街コースで帰る事にしました。
住宅街コースか商店街コースか、スーパーを出て右に行くか左に行くかの違いです。
私はスーパーを出てから、本来行くつもりだった方向を凝視しました。
娘は早く行こう~なんて言っていましたが。やはり気になります。
私の見た風景。駅前の踏切の手前、ポスト付近に中学生くらいの男の子が4~5人たまっているのと、その男の子達から見ると道の反対側に位置するところにベビーカー。誰も乗っていない状態でとめてあります。
あとは足早に通り過ぎようとしている男性、買い物袋を下げた女性。
この中に娘の嫌な何かがあるのか…と考えると、いつもの町並みがちょっと歪んでしまう、切なさが込み上げます。
結局、娘の嫌がった理由は分からないまま、私はくるりと後ろを向いて、商店街コースを帰りました。
楽しく遊んで帰ってきた日でしたが、最後に胸にひっかかる出来事でした。
その後私は、もう一度だけ「誰かいたの?」と聞いたのですが、娘の答えは「分かんない」でした。
本当に私には話したくないようでしたので。私は主人に相談しておきました。
それとなく聞いておいてと。
主人も、それはきっと誰か会いたくない人に会ったんだろうねと言っていました。
翌日、日曜日、主人と娘二人は公園へ向かいました
遊具もたくさんありますし、無料で動物と触れ合えるコーナーがあったり、芝生や整備された小川もあり、そこにテントを張って休日を過ごす家族もいる場所です。
普段土日休みなんて事はまずない主人が、超珍しく土日連休だったので、せっかくだから家族皆でその公園へ行こうと誘われました。が、
私は前日の横浜散策の疲れ&たまった掃除がしたいからとお留守番をさせてもらいました
主人は「掃除なんてやらなくて良いじゃん」と言いますが。
じゃあ、あなたがやってくれるの?って感じですし(口には出しませんが)、普段サボっているので、土日どっちかくらいは掃除をしないと。家の中が大変な事になってしまんうんですよね
そんなわけで、私を抜きで公園へ行った主人達。
ママには話してくれなかった、前日道を変えたがった理由を、主人には打ち明けてくれたそうです。
思った通り、同じ学童の上級生がいたのだとか。
私が見た時は小学生は見あたらなかったので、きっと移動してしまっていたのでしょう。
もう見えなくなっていたのに、道を変えたがった娘。よっぽど苦手な子だったのでしょうか。
主人の話ですと「ちょっとこわい人」と言っていたそうです。
原因が分かったので、その点は良かったものの、気持ちは暗くなる一方です。
私にはお話してくれなかった事がまずひとつ。
小学校のクラスのお友達トラブルはちょくちょくお話してくれるのに。
学童の事は話したがらないのです。
学童が嫌な理由を聞いても、娘はいつも「分からない」を繰り返していました。
学童の先生にお話を伺っても「まだ緊張しているのは伝わって来ますが、お友達もいますし、仲良く遊んでいますよ」とおっしゃるばかり。
先生からも見えないところで、ちょっと嫌だなと思う体験をしたのでしょうか。
「誰か苦手な子がいるの?」と聞いても、いつも「分からない」と答えていた娘ですが。特定の“誰か”がある気もします。
私には学童の事はあまり話してくれない娘ですが、主人には話してくれる事が救いです。
また、“私にはとにかく話さない”というよりは、語りたい内容で、話す相手を選んでいるようにもみえます。
学校のクラスの事は、主人より私によく話してくれているのです。
私の気持ちが暗くなる理由のもう一つは、娘の“弱さ”です。
うちの娘は……わりと暗いし消極的です。
自分の娘にこんな言葉を使いたくはないですし、決めつけるつもりもありません。が、事実、集団に入るとそうゆう部分が大きく出てきてしまうのも確かです。
家の中、親しい人との間では、むしろひょうきん者で明るい娘なのですが。慣れない集団では、すぐその明るさをしまい込み、黙ってしまうのです。
私は、昔の自分自身を見ているような気持ちにもなります。
私も昔、おとなしくて、暗くて、お友達に話しかけるのにもドキドキしていました。
おまけに今は少し改善されましたが、小学校の頃の私は保健の指導が入るくらいにまん丸に太っていて。その為、ものすごい劣等感を抱いていました。
ですが、太っていて体育苦手な上に勉強まで出来ないのでは終わりだという意識がどこかにあって。勉強はそこそこ頑張りましたし、こんな容姿だから、せめて心は綺麗でいたいと、小学生ながらに本気で思っていました(そんな事を思っている時点で心の美しさに疑問符ですが)。
娘と同じで体育が大嫌いで。体育の前は暗い気持ちになりましたが、それでも本当に具合の悪い時以外は授業に出ました(中学生まではですが)。
親に休ませてと泣いた事はありません。
嫌な事はたくさんあったけれど、そしてたぶん逃げた時もあるけれど、基本的には逃げないでやってきたつもりです。
まあ、思い出すのは一年生の時より高学年の時の事なので。
一年生の頃の自分はどうであったか…よくわかりませんが。
ですが今、我が子を見ていると、逃げてばかりの気がしてなりません。
学童も行けていません。体育も休みたいと涙しますし、先日なんて、掃除が嫌だ「休ませて」と言ってきました。
これには驚き、真剣にお話しました。
学校生活は全てが必要な事だから、掃除まできちんとやるんだよと。そんなんじゃお友達に嫌われるよと。
娘の中で、まだ学校生活の位置付けが理解出来ていないのでしょう。毎日休みたいの連発です
お友達に叩かれた等の話も。自分で先生に言うように促すものの、なかなか言えないようです。
まだ一年生ですから。仕方ないのですが、親として心配が絶えません。
そして、私も思っていた事ですが、主人や、最近は私の母までも、こっそり私に言ってきました。
「このままじゃ、いじめられっこになっちゃうわよ」 と。
もちろん最終的には虐める側が悪いにしても、特にまだ小学一年生などは、“いじめ”という意識のない、悪意は無い、けれど人を傷つけてしまう言葉や、多少の暴力があるのは致し方無い部分もあると思っています。
お互いが痛みを経験しあって覚えていくのだと思っています。
だからこそ、相手からの言葉などをどう受け止め、自分はどう行動するかは大切で、自分次第で相手の子の行動も大きく変わるはずなのです。
今の娘は悲しい事に、やられやすい雰囲気が漂っているように思えてなりません。
私が甘いからこうなってしまったのでしょうか…。
私は、上記のような考え方もある一方、子供同士の事でも、大人が登場すべき場も多々あるという考え方を持っています。
子供の喧嘩に親が出る。そうゆう事もありだと思っています。
だから、私がこんなだから。娘に対して過保護すぎたのか……そうも考えます。
先ほど、うちの娘はわりと暗くて消極的だと書きました。
でもそれも、おっとりしていて他人の言うことを聞いてあげられる、なんて言葉にだって変換出来てきそうです。
長所短所なんて、見方ひとつでころころ変わるもの。
娘の長所をのばしてあげたい。その気持ちは常にあります。
時に溢れる弱い気持ちも、他人の痛みを理解出来る心へと繋げて欲しい。
ただ一方でやはり、もう少しだけ、強くなって欲しいのです。
そこにたとえ苦手な子がいても、堂々と道を歩いて欲しい。
逃げないで欲しい。
嫌な事にも立ち向かう強さを、身につけて欲しい。
その為に私に出来ることは何だろう。
毎日毎日考えるのですが、答えらしい答えは出てきません。
親って大変ですね。
娘に強くなれと言うばかりでなく、私も親として成長したいと思っています。
でも、難しいですね。……本当に難しい(>。<)