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波乱万丈 登校日

私の娘たちの通う市内の小学校も6月1日、昨日から再開されました。
1日からと言っても、全生徒が1日に登校するわけではありません。
1日は2.4.6年生。2日は1.3.5年生と分かれた分散登校となります。
そしてその後、3日から2週間程度は、今度はクラスをAとB、二つに分けて登校時間をずらすという分散登校となります。
学校からこの案内メールが送られてきた際、内容を理解するのに何度も読み返してしまいました。
何日から何日まで、Aグループは何時までに登校するように…などという話が文章でつらつらと書かれていたので。飲み込みの悪い私は、紙に書き出して何とか頭を整理しました。
しかも、学校に決められた時間に登校してお家に帰るお子さんでしたらまだ良いのですが、我が家は私もフルに働いておりますので、それだけでは終わらないのです。
上記した案内に加えて書かれていた、“分散登校の時間以外の子供の居場所提供”という部分が重要になってくるのでした。

お昼ご飯から午後は学童がその“居場所”となりますが、午前中は学校になる。
そして、その午前中の学校を利用するには、事前申込みが必要。
この、午前は学校、午後は学童というスタンスは、実はコロナで臨時休校が始まってから変わりません。
6月から変わったのは、その“居場所”に申し込める子供の親の職業制限の有無。
5月までは『両親が社会の機能維持に欠かせない職業の児童』なんて制限があったので、私は子供を学校や学童に預ける事が出来ませんでした。
6月から制限がなくなったので。
私も子供達を預け、晴れて仕事に行けるようになったわけです。

午前中の学校の利用申込みはインターネットで行います。
学校の居場所提供中は、学校の職員による指導はなく、外部の指導員によるものとなります~なんて注意書きも読みました。
ただ、読んだだけで、深くは考えませんでした。
申し込みの際の私は、居場所を提供してもらえる事について、なんて有り難いんだという気持ちしかありませんでした。

そしていざ、昨日。学校再開の日を迎えたのでした。

うちの娘達は上の娘が小4、下の娘が小1。
分散登校の登校日が違ってしまいましたが、学校の居場所提供に申し込んでいるので、朝、一緒に登校出来ます。
お姉ちゃんの方に、妹は登校日ではないから、一年生の教室ではないと思う。ちゃんと集合場所まで連れて行ってあげるようにと、よくよくお願いし、私は仕事に向かったのでした。

始めて学校に行く下の娘には、通常の授業とは違うけれど、学校にいけばきっと楽しいよ!
そう言って送り出したのに。
夕方、子供達を学童に迎えに行き、帰り道、子供達の話を聞いた私は大変ショックを受けました。
居場所提供は本当に居場所の提供のみだったのです…。
仕方がない。
今は贅沢な事は言えない。
分かってはいるけれど……悲しくなりました。

居場所提供で登校した子供達は体育館に誘導され、来た順番に、一定間隔をあけて座らされたのだとか。
あとはそのままトイレに行く時以外はその場待機だったのだとか。
上の娘は登校日だったので、途中から体育館の待機に加わったそうですが、終わるまで退屈で仕方なかったと言っておりました。
体育館では何か映画を流してくれていたそうなのですが、我が家の娘達があまり好きではないタイプのものだったそうです。
むしろ、映像を流すために少し暗めにしてあるので、本などが読みにくい常態だったのだとか。
近くのお友達と会話をする事もできるけれども、近づき過ぎると注意されるので、結局上の娘は、ランドセルを机にして薄暗い中でお絵描きをしていたとの事。
下の娘は登校日ではなかった為、その“居場所”である体育館での時間が長く、さらに可哀想な状態になりました。
入学式以来の始めての登校だったのですが、いきなり体育館で8時半から11時半まで、3時間の待機です。
周りも知らない子だらけですし、流れている映画も興味を持てない常態。
持ってきたのは国語と算数のドリル。
下の娘は、ひたすら退屈な3時間になってしまったようです。
あいにく昨日は雨で肌寒い日だったので。「寒かった」なんて言葉を聞くと、寒がりな私としては聞いているだけで、自分まで辛い気持ちになってきてしまいます。
下の娘自身も、本当に頑張っていたようで、私に「疲れたから寝っころがったんだけどね。冷たいから寒くなって…学校つまらない!もう行きたくない!」と話ながら、堪えていた涙がポロポロ溢れ出す始末でした。
もしも、もしも事前にそんな状態になると分かっていれば、ブランケットを持たせたのに~とか、出社時間を遅らせて学校にいる時間を減らす努力をしたのに~なんて。
私としても次から次へと後悔の念が湧き上がって止まりませんでした。

申込み時、受け入れの条件(親の職業による制限があるか否かなど)や、検温、マスクなどの注意点は書かれていましたが。
その他の事、実際、学校のどこでどのように過ごすかなどは書かれていませんでした。
おそらく、受け入れ児童の制限を無くしたせいで人数が増え、やむを得ず体育館になったのでしょう。
もし晴れていたら、校庭に出てもOKになったかもしれません。
様々な悪条件が重なってしまった中での昨日です。
仕方ない。
精一杯やってくれている。
頭で分かっていても、なかなか昨日の時点では気持ちが追いつきませんでした。

上の娘の話によれば、やはり元気な男の子などは、動き回ろうとしては指導員に注意されていたようです。
指導員の方も大変だったでしょう。
体育館で過ごした子供達や付き添っていた指導員の方々、みんなに、本当にお疲れ様ですと思いがあります。
ただ、私はもっと別の形を想像してしまっていただけに、やはりショックでした。
今日は昨日よりぐんとあたたかいですが、昨日の教訓をふまえ、ブランケットと絵本や折り紙、そしてこっそりお気に入りの小さなぬいぐるみも持たせてしまいました。

今日の学童からの帰り道。
下の娘もにこにこ笑顔でした。
今日はそもそも一年生は登校日ですので、体育館にいる時間は昨日より短いですし。
ブランケットを敷いてごろんとしていたら、他の子に良いなぁと言われたとか。
一人でも絵本を見たり折り紙を折って楽しく過ごせたそうです。
また、登校日という事で本来のクラスにも行ったので。
さっそくお友達が出来た~なんて話も聞かせてもらいました。
親としても、やっと安心出来るというものです。
頑張れ、娘達✊

帰り道、下の娘から、体育館での待機中に作ったというお手紙をもらいました。
折り紙に書かれた手紙を折り紙で包んだもの。
今日は楽しかったと書かれていました👀
ひとまず、良かったです😌

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