わりとしんどい事が続いたもので、気づいたらあっという間に一週間が過ぎていた感覚です。
今日は木曜日、週刊少年チャンピオン発売日ですね!
記事にいただいたコメントにお返事を書かせていただいて、弱虫ペダルの新しい話を読んで……という時間は、楽しくて気持ちが明るくなるので。
自分的には良い習慣だなと思います(お返事や記事のアップ、遅くて申し訳ないです)。
そんなわけで、今週も弱虫ペダルのお話、書かせていただきます。
以下は内容まとめと感想になりますので。本誌未読の方はネタバレにご注意ください。
『◎2日目がスタート!! 先頭4名は静かに探り合う…!?』という文字が綴られ始まる今週の弱虫ペダル。
沿道で応援する観客の声が飛び交う中、先頭の4人が走っています。
今泉(インターハイ2日目がスタートした。まずは登り。あの山を越える。峠までのヒルクライムだ)
そう考えながら走る今泉の前方、道の先には山々が描かれています。
今泉(インターハイの2日目以降は、登りスタートが多い。平地では集団が有利__登りだと着順スタートの差のまま、レースが進みやすいからだ)
4人が通り過ぎようとしている道の標識には、県道11号を示すマークと『日田』の文字があります。
今泉(ここから県道11号に入る。海が見えるとこまで来た。高速の入り口が見えてくる。この先は数百mの下り__そして。広い道幅はここまでだ。ここからが__このルートの本領!! コーナーのきつい登りの一本道になる!!)
今泉はこのルートの本領に入ると認識し、ペダルを回す足に力を込めますが、他の三人も待っ同様の動きを見せます。
今泉(思った通り、ペースが上がる!! 小野田たちは来てるか__鳴子は!!)
少し荒い息づかいで登りながら、今泉はチラっと後ろを振り返ります。
すると、振り返った今泉の視線の先に移ったのは、大きな御堂筋の顔です!
『うっ!!』と声をあげ、思わず自転車ごと避ける今泉。
今泉「何だ、御堂筋」
御堂筋「……。いや…べつに…ドゥ…したのかなって思って…。かなしそうにうしろを振り返ってたからァ…」
今泉「悲しそう?オレが?どんな目してんだよ?」
御堂筋「いやいや、観察してたんよ。ホラ、一緒に走っとる相手を常に観察するの、ロードレースの基本やん?調子どうかなーとか。パワーでてるかなーとか。心配事がないか…とか?」
御堂筋の言葉を、雉も悠人も黙って聞いています。
今泉「は?心配事?何だよそれ。万全だよ。チームもオレも。問題ない」
御堂筋「…。さう…か。何や…さうやったんか…。じゃ、何やったんかな?さっきのォ…じっと手を見るしぐさ…!!」
御堂筋の言葉にはっとなる今泉。
御堂筋「働けど 働けど 猶 わがくらし 楽にならざり。ぢっと手を見るしぐさァ!!」
今泉は思わずバッと御堂筋の方を見ます。
御堂筋「悲哀?想い?強い決意?手を見ておもうことは人様々…」
今泉「フン、何だろうな。そんな行動してたか?覚えてないな。グローブのほつれでも見てたんじゃないか」
御堂筋「そぉ?ボクにはふるえてるように見えたけどねェ!!」「ぷるぷるぷるぷるって!!」
至近距離で言ってくる御堂筋に、今泉は思わず距離をとります。
今泉「くだらないな。見間違いだ。石川啄木の詩まで持ち出して。大仰に語ったわりに、見当違いのエピソードか…口撃失敗だな」
御堂筋「プク…プクク。キョリとって__躱(かわ)しておいて何言うてるの?」
今泉「!」
御堂筋「躱(かわ)すということは、攻撃の手が当たる寸前やったいうこと…喰らってはいけないという無意識の防衛!! 悪いの?体調…プク。図星やないの?さっきも本当はァ、振り返って思うてたんちがうの? “小野田くん、鳴子くん、早う助けにきてぇ”って!! プル泉クゥン!!」
御堂筋は顔を左右にブンブン振りながら言います。
御堂筋「プルプルプルプルゥってぇ!!」
ここで場面は一度、後方の鳴子と高田城に移ります。
鳴子が前を引いて走っている状態です。
高田城「もう少しペースを上げられるか、鳴子」
鳴子「カッカッカ、そうやってワイの足を削って戦力下げよう作戦か、秀才くん」
高田城「ちがう。なるべく早く先頭に追いつきたい」
鳴子「なんや、悪い予感でもするんか」
鳴子の言葉に、高田城は何故か硬直し、塞ぎ込みます。
高田城「そういう勘所が、オレは鈍いんだ……昔から。直感やヤマ勘、霊感、土地勘がまるでない。方向オンチだし。だから勉強でおぎなってるんだ。がんばって」
鳴子「わーーー何やめっちゃ悪いこと言うた!? ワイ!?」
高田城「大丈夫だ、もう気にしてない」
鳴子「ほか!! ならよかった。前向きに行こ!!」
さっと気持ちを切り替えた高田城は、冷静に語ります。
高田城「先頭集団は4人いる。時差スタートだが、総北とオレたちハコガクは合流することを前提にプランを組んだはずだ」
鳴子「ああ、そうやな。当然な」
高田城が『代わる!!』と鳴子の前に出て、今度は高田城が鳴子を引きながら、話は続きます。
高田城「だが、京伏のプランを考えてみると戦況が変わる。アシストが1人うしろにいるが__」
鳴子「46番、あのでっかい1年や」
高田城「八丁堀__ヤツの体格は__登りには不向きだ」
鳴子(!)
高田城「アシストの岸神がパンクの憂き目に遭ったとはいえ、何の準備もなく、この2日目を迎えると思うか。あの46番をおとなしく待つと思うか、御堂筋が」
鳴子(!)
高田城「おそらくヤツはこう行動する。アシストを待たない!! そして、総北やハコガクのアシストが合流するより先に__先頭集団からとびだして先行する!!」
ここで一瞬だけ、場面が変わり、まさに高田城の言葉通り、御堂筋が飛び出した様子が描かれます。
コーナーの斜度が変わったところからいきなり仕掛けたようです。
その御堂筋の動きに驚いている今泉と悠人も描かれています。
そして場面はまた、高田城と鳴子の方に戻ります。
鳴子「いや、けど、それ、1人でか!? さすがに秒差持っとるいうても、1人でのこり走りきるんは…。」「!!」
言いながら、鳴子も何かにハッと気づきます。
高田城「勘がいいな。その通りだよ……先頭には、京都と全く同じ条件のチームがもうひとついる!! 群馬だ。群馬となら2人で先行できる!!」
高田城の言葉を最後に、場面は先頭集団から飛び出した御堂筋に移ります。
一人で飛び出したかと見えた御堂筋ですが、隣には雉がいます。
雉「まーた、しかけるタイミングかぶっちゃったヨン♪」
御堂筋「プク。考えは同じやったいうことやね。なろうか?トゥモダチにィ」
雉「いやあ、昨日キミのダイブバンクを見て、オレはふるえたヨン。すごいヤツいるって!!」
雉はサングラスを外しながら言います。
雉「ゴール前も!!尊敬する。キミはすごいライダーだ!! なろう友達に!! よろしくだ!! ヨン!!」
御堂筋に握手を求めるような手を差し伸べる雉。
差し出された手を、丸い大きな目でじっと見つめる御堂筋。
そして、最後に一コマ『く!!』『2人いかれた!!』と焦る今泉と悠人が描かれて今週はおしまいです。
『◎御堂筋、じっと手を見る…!? 次号は箱根学園番外編をお届け!!』とも綴られています。
御堂筋と雉が手を組んじゃったら最強じゃないですかー!!もう無敵ですよ!!
これは予想外の流れでした!びっくりですが、それだけに、ワクワクで。面白くなってきたー!って思います。
このびっくりな流れを予想していた高田城はすごいですね!本当に秀才くんじゃないですか!
でも、そんな頭脳派っぷりを見せつけてくれたのと同時に、勘が鈍いから勉強で補ってるって告白しちゃう方向音痴の高田城。
なにこのギャップ!!惚れるー!
今週すごいキュンときてしまいました( ´艸`)
不意打ちをくらった感覚です。
先週の予告で、今泉に試練が…と書かれていたので。今週は今泉の事を心配して読み始めたのですが、予想外の展開でした。
今泉、今の段階ではまだ大丈夫でしたね。
きっとやはり本調子ではないのだと思いますが。とりあえず、まだ走れていますから一安心。このまま悠人と一緒に走っている間に、鳴子と高田城と合流して欲しいなと願います。
高田城のギャップに萌えた今週ですが、御堂筋のプル泉って表現もすごく面白かったです。
弱泉、ポキ泉、プル泉ときたかーって。笑
毎年のように試練が課される今泉ですが、彼ならきっと乗り越えて、かっこいいエース今泉でゴールを決めてくれると信じています。頑張れ、今泉ー!!です。