今週も木曜日がやってきましたー♪
週刊少年チャンピオン発売です!今週も弱虫ペダルがめちゃくちゃ熱い!!
ので、早くその話題を書いてアップしたかったのですが。昨日から激務だったので、わりと遅くなってしまいました…。
少し遅くなってしまいましたが、以下はその弱虫ペダルのお話に入らせていただきます。
内容や感想になりますので、本誌未読の方はネタバレにご注意ください。
『◎激しいゴール争い!! …のはずが、ピエール先生!?』と綴られ始まる今週の弱虫ペダル。
先ずは、『千葉県立総北高等学校』と書かれたバスの脇で、ミニテーブルと折り畳み椅子を出し、ドリンクを片手にくつろいでいるピエール先生が描かれています。
ピエール先生「イイ天気デスねー」
晴れ渡った空にグラスをかかげるピエール先生。
ピエール先生「本当ハ、ワインといきたいトコロデスが、運転もアリマスから、ハーブティーでガマンしまショウ」
沢田「て、先生ー!! バスが故障して止まったっていうのに、何のんびりしてるんすかー!! エンジンから何か白い煙出てますよー!! デッキチェアまで出して」
ピエール先生「ハッハー、このバスも古いデスカラネー。オーバーヒートですネー」
どうやら、エンジントラブルで総北のバスは止まってしまった様子。
慌てる総北のメンバーを尻目に、ピエール先生は一人でティータイムのようです。
沢田「グズグズしてたらオレたちゴール間に合いませんよ」
ゴリ蔵「オホッ、ハイペェス。やっぱ通司さんが借りたバンにムリヤリ乗ればよかったかな…」
ピエール先生「どうせモウ間に合いマセンヨ」
沢田「えーーー!!」
ゴリ蔵「オホッ先生!?」
沢田「オレたちゴール見れな…!? えーーっ」
ピエール先生「旅にトラブルはつきものデス。時ニハ覚悟ヲ決めて、ソノ時間ヲ楽しむコトも重要デスヨ。仲間ハ、ガンバッテイマス」
ピエール先生がデスクに置いたスマホからは、現在のレースの中継が流れてきます。
『残り1.5kmをすぎました。先頭は1名、うしろは神奈川を先頭に数名が追いかけています』
ピエール先生「空ヲ見て想いをハセテください。応援はここからでも届くデショウ」
沢田「えっ」
ピエール先生(精一杯『今』を駆け抜けてクダサイ、鳴子クン、今泉クン、杉元クン。悔いのナイ、レースヲ!!)
そして場面はインターハイ初日、ゴールを争う選手たちに移ります。
先頭を走る鳴子。そして追走集団。高田城、悠人、雉、御堂筋、今泉、杉元、東村の順で走っています。
沿道で応援する人々の声が飛び交います。
「のこり1.5kmを切ってる!!」「1400」
「後続、先頭鳴子までの差をなかなか詰められない!!」
「ここに来て再び鳴子が加速してる」
「1300!!」「1200!!」
「神奈川ー!!」「総北逃げ切れー!!」
今泉の後ろを走る杉元と東村は、俯いてハァハァと非常に荒い息です。
その様子を見た観客が口々に言います。
「見て、一番うしろの2人!」
「後続のうしろ2人、苦しいか。追走は尋常じゃないくらいペース上がってる。あの速度だと、ついていくだけで大変なんだ。さっきから何度も苦しくなって、列との間を開けてる!!」
「2人とも肩で息して苦しそう!!」
「けど、列からはぐれたら終わりだ。それはあの2人もわかってるから、前の車輪に必死に喰らいつく!!」
東村「おおお」
杉元「くあああ」
杉元は荒い息で走りながら、思います。
杉元(5回…6回…?……10回くらいだろうか。前の加速がかかるたび、さっきから何度もこうして千切れそうになって、ダッシュしてる。これが先頭の速度なのかなんて、感想を言ってる余裕もない。いっぱいいっぱいで前の車輪しか見てない。前が今、今泉じゃなかったら、とっくに千切れてる。せっかくここまで来たんだ。ガンバレ!! ガンバレ!! ボク!! さっきから頭の中に、ナゾに、定時と大昔ナワトビした時の映像が浮かんでる。まだ隣が家が建つ前で、その空地の前でよくやった)
杉元は当時の事を思い出しています。
杉元(おまえはよく、何回跳んだか数えてくれってせがんできたな)
杉元は『もーボクも数えておん、兄ちゃん』と言ってくる定時の事を思い出しています。
杉元が『わかったよ』と言うと、定時が『見ててよ見ててよ、兄ちゃん!!』と張りきって縄跳びを始める。
そんな様子を思い出す杉元。
杉元(数えてもらうと嬉しそうに跳ぶのだけど、必ず38回で引っかかった)
『また38だおん』と悔しがる定時に、杉元は『いいかい、コツを教えるよ、コツを。ヒジをね』と、コツを教えてあげたのでした。
杉元(空き地に置かれたブロックの上に腰をかけて声をかけた。その間、自分のナワトビは塀のところにひっかけてた。塀の、ところに__)
何故か昔を思い出してばかりの杉元ですが、現実は、今はインハイ初日のゴール前。
杉元は意識を無くし、観客と選手の走るコースとを隔てている板の方へ倒れそうな体勢になっています。
杉元のその状態に、前後を走っている東村と今泉は気づき、はっとします。
東村「選抜__あまりの強度に、意識がトンで__!!」
今泉(杉元!! 今、隊列を抜けるわけにはいかない)「杉…」(名前を叫ぶか__レース中のコミュニケーションはとれない)「照…」
杉元(あの次の日、定時50回跳べたんだ)
杉元の意識は戻ってきません。
東村「列を離れて壁に激突する!!」
杉元(よくやった定時。ゴールについたら、もう一度ほめてやろう。ゴールについたら、もう一度)
杉元がもう壁に激突してしまうと思われたその時!
今泉の声が響きます。
今泉「経験者ァ!!」
突然の叫びに観客は驚き『へ!?』『え!?』『何?叫んだ。経験者?』と困惑の声をもらします。
周りの者には分からないその単語。しかし、今泉のその言葉は、しっかり杉元に届くのでした。
杉元「ボクのことかい!?」
杉元ははっと意識を取り戻します。
壁の方へと倒れ込みそうになっていた杉元ですが、壁に肩をぶつけることで、体勢を起こし、隊列へと戻ります。
杉元「くあああ」(声がした。叫び声が。今泉の!!)
ゴグッと苦しそうな声をもらす杉元。
杉元(肩が痛い。なぜだかジンジン痛い。けど、そのおかげで__目が覚めた!!)
東村「………」
杉元の一連の動きに、東村は口をあんぐり開けて驚いています。
今泉「バカヤロウ」(心配かけんなよ、杉元。ついてこいよ。おまえは、一緒に入部した同じ学年の中で、オレたちの練習に3年間ついてきた男なんだ!!)
今泉は背中に後ろを走る杉元の気配を感じながら思います。
今泉(正直に言えばな、杉元。オレは今、おまえの頑張ってる姿に力もらってる。この過酷なインターハイをゴール前で、全身使って必死で踏ん張るおまえの姿に、オレは、背中を押されてるんだよ!! さっきから!!)
まるで杉元に背中を押されているようなその感覚に、胸が熱くなる今泉。
今泉(ついてこいよ、おまえはオレの)「相棒(バディ)なんだよ!!」
杉元(すまない。すまないよ、今泉。心配かけるなよって、だぶん今思ってる。どうやらボクはカベに当たったらしい)
沿道で応援する人々の『壁に当たったぞ、あの白ジャージ』というザワつく声が聞こえているのか、いないのか。杉元は考えています。
杉元(ありがとう、今泉。がんばるよ…でも、今のではっきりした…。いや…もうすこし前から、ボクは自分では気づいていたのかもしれない。ボクには、もうゴールを争う力は残ってない。次にダッシュがかかったら__きっと、それが最後だ)
誰かの声が響きます。
「ゴールまでのこり1kmのフラムルージュが見える!!」「更に速度が上がるぞ!!」
『◎静かに決める覚悟。』と綴られ、今週はおしまいです。
いやーーーっ!杉元ぉぉぉ(>。<)
こ、これは…来週にはゴール争いから離脱!?
今週はヤバいくらいに今泉との絡みで腐女子的にはもうニヤニヤしっぱなしだったんですよ!なのに……(T_T)
今週、今泉が選抜チームである杉元とレース中のコミュニケーションはとれないからと、名前のかわりに『経験者ァ!!』と叫ぶシーン、めちゃくちゃ良かったです。
今泉かっこいいぃ!って惚れ直しますし、『ボクのことかい!?』って杉元にちょっと笑いつつキュン死しそうになっておりました。
杉元、あのまま倒れてしまっていたらかなりの怪我もしそうですし。大変な事になっていたと思うので。
機転を利かせて経験者呼びした今泉、本当に素敵(*´▽`*)
そこからの~オレはおまえの頑張ってる姿に力もらってるんだというこの展開、待ってました!
実際に背中に触れているわけではないけど、背中を押されているって描写。
触れていなくても相手を感じてる様子。
コレですよ、コレ!欲しかったやつです。
渡辺先生ありがとうー!!って、私の気持ちもクライマックスって時に!間もなくの離脱を匂わす杉元の言葉……残酷です(>_<)
まだインハイ初日なのに、気持ち的にはもはや最終日の選手を見守ってるみたいになっております。
あと1キロですよ!頑張れ杉元ぉ!って、思いますけども。まだあと2日ありますし、もう十分過ぎるくらい頑張っているわけですよね。
納得しなくてはいけないのですが、やはり見るのは辛いですね。
杉元が千切れていく姿、出来れば見たくないです……見たくないけれども、それでもしっかり見届けなくてはですよね。
たとえゴール争いからは離脱しても、選抜メンバーとたてた目標は十分に達成出来ているわけですから。すごいよって、まだレース中ではありますが、お疲れ様って言いたいくらいです。
来週は涙必至な気がしてきましたー!ドキドキですよ(>。<)
そして!私としてはもう一人、ものすごく気になっている東村。
彼はどうゆう動きを見せるのでしょうか。
今のところ実況中継以外の事していないですよね!?笑
杉元に同時タイミングで離脱はないと思うので。一花咲かせるところを見せてくれると信じて応援したいと思います。
先頭を走る鳴子はどうなるのか、テクニカルなコースで何が起ころうとしているのか、気になることはてんこ盛り!
早く続きが読みたくて仕方ないです。
それから、最後に一言!!
ピエール先生、すみません。私は先生の事、きれいさっぱり忘れてました。笑