お問い合わせは、この上に表示されているカテゴリーの一番右にございます。
NO IMAGE

とてもとても難しい、お金の話

  • 2021年4月21日
  • 日常
  • 2件

昨日、生まれて初めて、人にお金を貸して欲しいと頼まれました。
相手はもう付き合いも4年程になる親しいママ友さん。
お話をしていると、ぶっちゃけ私よりも良い暮らしをされているんだろうなぁと思うような方です。
「良いですね~うちなんて○△□(節約話)ですよー」なんて台詞を何度言ったことか。
初めは娘を通して知り合ったのですが、そもそも友達の少ない私としては、さらに珍しく家族ぐるみで付き合いもある数少ないお友達の一人。
金曜日まではいつも通り、読んでいて微笑ましくなるような子供達の様子をLINEで送ってくださっていたのですが。
週末に何かあったようです……
ちらりお話を聞く限りで、何となく察しがついたのですが……私の予想がもしも当たっていたら、あまりにも残酷な出来事なので、私には深く聞く事が出来ませんでした。
予想が当たっていませんようにと心の底から願い、動揺して上手く喋れなくなっているその友達に、私はお金を貸してしまいました。

昔から私は決めている事があります。
それは、例え血のつながっている兄弟でも、保証人にはならないという事。
親族であっても別の助け方をすると誓っています。
そしてもうひとつ。
人にお金を貸す時は、戻ってこないのを前提に、あげても良いと思える金額までにするという事です。
保証人の怖さは昔からドラマ等でさんざん見てきたので(火曜サスペンス劇場とか大好きな人なので)、誰に言われるまでもなく心に誓っていることですが、お金を貸す時の話は、親から言われた事でした。
人に貸した事によって自分の生活が傾いたら元も子もないという意味もあると思いますし。
貸した相手との関係が完全に破綻してしまうのを防ぐ意味もあると私は思っています。

とにかく急な出来事だったので、主人に相談する間もなく、私は自分の決めていた事に反しない額を、友人に渡してしまいました。
最低限の簡単な借用書は書いてもらいましたが。主人にその借用書を見せながら報告すると、主人はとても怒りました。
なんで相談してくれなかったのかと。
……確かに。主人に怒られて、私は主人が怒るのも当然だと思いました。
そこまで大きな額ではありませんが、少額とも言い切れません。
我が家は主人と私、それぞれお財布を別々に管理している感覚なので。意識が低下していましたが、私の貯金は家の財産でもあるわけです。
私が間違ってました。
主人に謝り、もう二度と相談せずに人とお金のやり取りをする事はしないと約束しました。

私はその友達が、私なんかにお願いをしてきた、その心境を思い、どんなに言い辛かっただろうかと思うと、細かい事は聞けませんでした。
友達のお子さん達の顔が目に浮かび、あの子達が少しでも笑顔になれるのなら…なんて。私の中にも動揺と必死さがありました。
でも、主人は言いました。
「なんで、みえちゃん(私の事)なの?あの人、他にも友達たくさんいるでしょ!うちはお金ないでしょ!」と。
確かに、彼女は友達の少ない私と対照的で交遊関係がとても広いタイプ。
ご近所にも顔が知れていますし、情報通で、私はいつも教えてもらっている側でした。
「みえちゃんが優しいから、貸してくれそうだからでしょ!他にもいっぱい友達いるくせに、ただ利用されただけだよ!」って。
主人に言われると悲しくなってポロっと泣けてしまいましたが、主人の言っている事も一理あるのです。
私は確かに甘いのでしょう。
自分で言うのも何ですが、わりと情に流されやすいタイプだと認識はしております。
主人は昔とても苦労した事がある人なので、しっかりしていますから、そうゆう人と結婚して良かったなと思うばかりです。
今後は私の最も大切なもの(家庭、子供達)を守る為にも、主人には必ず相談すると、主人にも自分の心にも誓いました。

ただ…お金を渡した時の彼女の憔悴しきった様子は本当でした。
ですから私は脳裏を過る最悪の状態になっていない事を心から祈ります。
始めた仕事の給料が入るまでの生活費が足りないのだと打ち明けてくれた。
彼女の気持ちを考えると、利用してくれて良かったんだと思ってしまう程、今も心配でたまりません。
良い方向に向かいますように。
そしてお金も返ってきますように。
そう願ってやみません。

NO IMAGE
最新情報をチェックしよう!