お問い合わせは、この上に表示されているカテゴリーの一番右にございます。

進撃の巨人展 FINAL 予想以上に楽しかった♪

週末に友達と六本木ヒルズ、森アーツセンターギャラリーにて開催中の『進撃の巨人展 FINAL』へ行ってきました。
これがものすごく楽しかった(≧▽≦)
なので、ちょっとした感想等を書かせて頂きますが、多少ネタバレ要素も含みますので、これから行かれる予定の方はご注意ください。

DSC_0161

色々と語る前に、進撃の巨人展についての表現でまずお詫びを申し上げておきます。
進撃の巨人展というか、進撃の巨人の原画について、すみません、本当に失礼な言い方なのですが、私は実物を見もせずに過小評価しておりました。
展示されていた原画の数々は私の予想をはるかに超える美しさと迫力があり、驚き見入ってしまったのです。
言い訳なのですが、進撃の巨人の漫画は初めの頃、絵がかなり安定していなかったじゃないですか
もちろん、その後ぐんぐん上手くなられたのはコミック買って読んでますから、分かっております。
分かっていたつもりですが、私は心のどこかで原作絵を軽視していた気がします。
原稿用紙に描かれた原画達は、実に細かい線がたくさん描き込まれていて、本当に感動しました。
キャラの瞳からあふれ出る涙なんかは、白の修正液のようなもので、描き加えていっている様子なども分かりました。
たくさんの線が入り、トーンが貼られ、白が加えられ…と、原稿用紙の上で立体的に積み上げられていくひとつひとつの絵。
わざわざお金を払って見にきた価値があると思いました。

DSC_0172

(写真では原画の迫力が伝わらないのがもどかしいです)

展示の中には、作者、諫山先生のコメント付きの原画もありました。

rps20190723_090312

↑この第59話の原画に添えてあったコメントが一番印象に残っています。
写真ですと見づらいので、書いてあるコメントをそのまま書かせて頂きます。
『メインキャラであるアルミン達が人を殺すシーンは、丁寧に描かないとと思って描きました。人が死にまくる漫画ですが、人殺しが重い行為であると分かるように描きたかったです。』

rps20190723_090414

↑第48話のこの原画についていたコメントも面白かったです。
『2コマ目のベルトルトの表情はやるせない気持ちを込めた顔ですが、執筆当時自分でやるせない顔をしてみて、その表情を鏡で見ながら描きました。』
このようなコメント達を読んで、私は今まで以上に諫山先生が好きになりました

そして『進撃の巨人展 FINAL』では、ジオラマシアターのブースもありました。
進撃の巨人の世界を1分の1で再現したジオラマシアターの背後に超大型スクリーンが設置されています。
そのスクリーンにはちょうど展示を見て感激していた様な原画の絵達が次々に立体的に映し出され、音声とともに戦闘シーンが再現されるのです。
巨大スクリーンと大音響のせいでしょうか、自宅のテレビでは味わえない迫力で、これまでアニメで見てきた戦闘シーンに勝るとも劣らないドキドキ感を味わう事ができ、大きな充実感が得られました。
アニメ未放送の部分でしたので、そのシーンがアニメ化されたらどんな風になるのだろうと楽しみでなりません
進撃の巨人展 FINALは一部を除いて撮影可能なので、バシャバシャ写真を撮って映像も記録してきたのですが。
やはり臨場感はその場に居ないと味わえないので、進撃の巨人好きの方には是非実際に訪れてみて欲しいと思ってしまいます。

ちなみにこの『進撃の巨人展 FINAL』のウリの1つは「最終話の音」のようです。
諫山先生が現在構想中の最終話を音だけで表現した「最終話の音」の展示。
ほとんどが撮影可能な中、こちらだけは録音も一切禁止。
順番に証明の落とされたブースに入り、ただその音に耳を傾けるというのが、音の“展示”の味わい方になります。
目玉な企画のようですが……すみません、こちらだけは私にはピンときませんでした
というか、ぶっちゃけ音だけじゃ最終回は全然分からないです。
ゴーとかザーとかシューという風の様な音や立体機動装置の様な音がずっと流れているだけです。
私は最後の最後にアルミンっぽい声で「エレン!」と聞こえた気がしたのですが、気のせいだったかなと思うレベルなので。
この『最終話の音』を楽しみにしていた方にはちょっと拍子抜けかもしれません。

まあ、『最終話の音』に関しては今ひとつでも、その他はとても充実しているので。お勧めしたい気持ちに変わりはありません。
つい原画の魅力について語ってしまった為、前後してしまったのですが、まず入場してすぐにちょっとした演出もありました。

DSC_0164

自分は壁の中に生まれたのか、壁の外に生まれたのかを選択するのです。
選択によって、壁の中ルートと壁の外ルートを進む事になります。
それぞれのコースには、壁の中の世界を描いた話の原画、壁の外を描いた話の原画が展示されており、どちらか一方しか見る事はでにません。
ただ、コースが分かれている部分は全体からするとそう多くなく、わりとすぐに合流ポイントに辿り着きます。
しかも、途中でコースを隔てている壁が崩れたような箇所があるので、選んでいないコースがどんな感じなのか、少し覗けたりも…

DSC_0166

私は壁の外の人生を選んだので、ライナーの人生を中心に追っかけているような感じでした。
壁の中はエレン中心になるのかなぁなんて思います。
それぞれの立場に立って考えると、どちらが悪とは言えなくなってくる、そんな進撃の巨人を読んでいる時の苦しい気持ちがよみがえってくる様な展示です。
面白いなと思いました。
私は今回借りなかったのですが、声優陣による録り下し音声ガイドも借りる事もできます。
進撃の巨人ファンならかなり楽しめる展示会だと思います。

ちなみに私はと言えば……もちろん進撃の巨人は大好き。
ですが、最近は別マガのネタバレをちらちら見て、すっかり読んだ気に……コミックの買っていなかった巻があった事を思い出し大反省です
さっそく家の本棚をチェックし、購入していない巻を買い揃えました
というわけで、ただいま進撃の巨人に再燃中です

DSCPDC_0003_BURST20190720105508948_COVER

どんな姿になってもアルミンは私の天使(*´▽`*)笑

最新情報をチェックしよう!