今日は良い天気な上に木曜日!週間少年チャンピオン発売日です。
楽しみにしていた弱虫ペダルの続きが読める~♪気持ち上がるというものです。
ということで!早速ですが、今週の弱虫ペダルのお話に入らせていただきます。
以下は内容と感想になりますので、本誌未読の方はネタバレにご注意ください。
今週の弱虫ペダルは『◎「逃げ」を追う集団!!』という言葉が綴られ始まります。
悠人「見えましたァ高田城(ジョー)さん!! 前!! 200m先に京伏!! その100m先に鳴子さん」
高田城「代われ悠人!! あとはオレがやる!!」
悠人と高田城が先頭を交代する様子を見た観客が言います。
「ハコガク先頭交代する。前に出たのはゼッケン12番。箱根学園の司令塔、3年高田城礼だ!!」
雉(わお。素早い先頭交代!! へー。上手い。先頭交代ってこうやるのか。ムダがない。今、この高田城って人、11番にぶつかりそうなスレスレを左から上がって、相手の減速に合わせて滑るようにするりと前に出た。使い慣れた服のポケットにスマホでもしまうように。ロードレースはMTBと違って、かなりの時間、風の抵抗をうける。前の人のうけてる風の抵抗の60%で走れるうしろは、エネルギーのロスが少ない。競技時間の長いロードレースでは、ロスは積み重なる。交代する時の小さな所作でさえ、エネルギーのムダを省いた方がいいんだ。しかも今、彼がやった『交代』は、それだけじゃない。加速で前に出て、一瞬うしろとの間隔をわざとあけてる。それをうめるために__うしろは踏まされる」
悠人と高田城の先頭交代のタイミングで、雉や今泉、杉元や東村が一瞬の加速にはっとし、僅かですが、箱学との間に生じた間隔を詰めるために加速した様子が描かれています。
雉(地味にエネルギーを消費させられる。交代しながら攻撃もしてる。この人、結構、頭使って走るタイプだヨン!!)
高田城(さて、どうするか。距離200、その先100。京伏が鳴子をつかまえるタイミングまで待って飲み込むか、わざと減速して、うしろの群馬に前を追わせるか、京伏のように、うしろを引き千切って前にジョインするか)「よし、ここでクイズだ悠人。前のつかまえ方は次のうちどれが正しいか」
悠人「ちょまっ、高田城(ジョー)さん」
高田城「3択だ!!」
悠人「レースが佳境になってきた時、ニコニコしながらクイズ出すクセやめた方がいいすよって前に言ったでしょ?」
高田城「…。言ったっけ?」
悠人「つか、答えあるんなら、ソレやってください。マジで佳境なんすよ、今。ゴールまで__2kmっす!!」
悠人の言った事を証明するように、沿道から誰かの声が響きます。
「インターハイ1日目。ゴールまでのこり2kmォ!!」
「追走、前の3人を追う!!」
「距離100mくらい!! 神奈川ァ!!」
「速っや」
「視界にとらえる!!」
そんな声を聞いてか、高田城が言います。
高田城「確かに」
悠人「でしょ!!」
高田城「惜しかったな。悠人の戸惑う表情(カオ)を見たかった。クイズの答えは3択の__」
悠人(オレの?戸惑う?ハァ!?)
高田城「どれでもない。4番目の__」
ここで、高田城がいっきに加速します!
瞬く間に前の京伏二人に並び、自分の頭を人差し指で指すようなポーズを取りながら高田城が言います。
高田城「京伏だけを、つかまえる」だ。
この高田城の加速に、観客も驚き声をあげます。
「ハコガクが一気に加速…!! 前を__…前の京伏をとらえた!!」
「何だ、あの12番の四角メガネ」
「おそろしく速ぇぇ!!」
悠人「いや!! クイズはいいけど、加速するならオレに合図くださいよ!!」(マジで戸惑うわ!!)
高田城に追いつかれた八丁堀は驚きます。
八丁堀「…み」
ショックを隠せない表情の八丁堀。
八丁堀「…み」
御堂筋「!」
八丁堀は下がってしまいます。
八丁堀「赤に……追いつけ…なかった……み」
絶望顔の八丁堀は御堂筋の後ろへと沈んでいきます。
御堂筋「八丁堀クゥン…」(!!)
八丁堀「どころか……うしろに追いつかれた…。…み」
御堂筋(この男__このカオ__!!)
八丁堀「すみ…ま、せん」
御堂筋「プク。仕事はまだあるよ?」(まずい)「八丁堀クゥン」(再生!!)「こんなところで」(再生ィ!!)「落ちてどう…」(この男__目標を失っとる!!)「チィッ」
そんな様子を見ていた観客は口々に言います。
「京伏の46番千切れる!!」
「どういうこと!?」
「目標を失ったのさ…!!」
「ロードレースは体力と精神力を極限まで高めて走ってる!! 特にゴール前は!! 選手にとって“目標”はその精神を支えてるんだ。それがなくなったら__!! 彼が落ちたのはそういう理由さ」
高田城「ゆえに、最も警戒すべきは、目標をもっている者だ!!」
ここで場面は一度、先頭の鳴子へと移ります。
鳴子「うそやろ、マジか。京伏飲まれた。ワイを追っとったはずの京伏が。あれがハコガク、メガネジョー!! 鏑木(カブ)が言うとったヤツか!! おるあああ!!」
鳴子は声を上げながらペダルを踏み込みます。
しかし、同時にボトボトと大量の汗が流れます。
そして場面はまた高田城に戻ります。
高田城「京伏の狙いは“先頭の吸収”__これを達成させてからでは遅い。事象の完遂は次の目標を生んでしまう」
高田城は自身の頭を指さすようなポーズをとり、続けます。
高田城「だから先に京伏を吸収した!! もう数百mもすれば、鳴子は自然と吸収できる」
悠人(く!! 腹立つくらい考えてる、この人!!)
悠人は前を走る高田城に言います。
悠人「にしても3択で4番目が正解って、エグすぎません?」
高田城「4番目はあえて準備した。ロードレースは常に予測の上をいく事態がおこるからな」
悠人(言ってることはよくわかんないすけど)「やっぱ前髪垂れてる高田城(ジョー)さんはキレてますね」「ところで、さっきの加速すごかったすけど、名前あるんすか?」
高田城「ああ。“音速のユークリッド”」「原子は常にユークリッドだ!!」
『◎確信する勝利の方程式!? 次号、灼熱巻頭カラー特大27P!!』と綴られ今週はおしまいです。
高田城かっこいいですねー!!速い!!
必殺技は音速のユークリッドですか!
ユークリッドってなんぞや?って。思わず調べちゃいましたよ。
Wikipediaでさらっと読みましたけども、アレクサンドリアのエウクレイデスという数学者、天文学者で、エウクレイデスがギリシャ読みで、ユークリッドが英語読みなのだとか。
彼はユークリッド幾何学の祖で、ユークリッド幾何学とは幾何学体系のひとつ。Wikipediaには『言うなれば直感的に納得できる空間の在り方に基づく幾何学』とあり、色々と説明が書いてありました。
私はバリバリ文系人間でそっち方面の知識がないので、へーーーって感じです(“直感的に納得できる”とあるだけあって、何となく分かる気持ちになる話でした…何となく。真の理解は出来てません!笑)。
お勉強になりました、高田城ありがとう!
というわけで、弱虫ペダルの話に戻りますが、なんか高田城らしい知的なネーミングですよね。
“音速”の“ユークリッド”、私には結局あまり理解出来なかったですが、高田城がとにかく速いのは分かりました!
必殺技発動中のシーンでは、声など描かれる事なく、無音って感じの描写だったので。その辺りが“音速”なのでしょうか。
高田城、速い!しかもとても頭を使って走っているんですね。
ちなみに、それを細かく分析出来ている雉もかなり頭を使っているよねとも思うところです。
高田城、八丁堀を一瞬で捉えてしまったところ、さすがでしたが、対する八丁堀がちょっとあっけない沈み方なのは、まだ一年生という感じで、仕方ないかなとも思いました。
八丁堀くん、メンタル的にヤバそうですが、御堂筋がちゃんとコントロールして2日目3日目も走れるのでしょうか?
御堂筋、使えなくなった者は切り捨てるイメージなので。メンタル的な部分をフォローしてあげるイメージがわかないんですよね。まぁ、フォローというか、きっと何か新たな目標設定をしてあげるのでしょう。
ちなみに高田城の音速のユークリッド、悠人はもちろんついてきているわけですが、雉、今泉も反応し、しっかり後ろに張り付いていました。
今泉の後ろの杉元、東村ですが、少し、距離が生じているのでは!?ともとれる描写もあるので心配です。
けれど、まだこれが杉元と東村だろうと分かる影が描かれいるくるいの距離なので。そこは杉元がまた食らいついていくのだと信じて応援するしかないですかね。
心配と言えば鳴子もで。今回、私にはかなり疲れてが出てきてしまっているように見えました。
高田城にも『もう数百mもすれば、鳴子は自然と吸収できる』と言われてしまって。何か悔しくなるのです。
さすがにインハイで県予選のような逃げ切りゴール厳しいだろうとは思っていましたが、出来れば鳴子にゴールを決めて欲しかったので。
最後のコマ、高田城を後ろから描いており、高田城の前には鳴子がしっかり描かれていたので。
確かにもう追いつくのは時間の問題かもしれませんが。このままさらっと吸収されるのは何かとても悔しい気がします。
鳴子、かなり疲れが出てきているような感じではありましたが、例え追いつかれてもゴールを今泉と競うくらいの感じで頑張って欲しい!
そして杉元はゴールまで今泉と一緒に行って欲しい!願わずにはいられません。
ただ、冷静に現実的に考えると……ゴール前は悠人、今泉、雉、御堂筋でしょうか…?
頑張れ、鳴子、杉元!そして東村!!
東村、唯一の役目になっている実況中継も出来ていないので心配です。
次回こそ、レースの状況は観客からではなく、東村から聞きたいものです。笑
次回も早く読みたいのに、次はゴールデンウイークで二週間後になってしまうの、辛いですね(>。<)
間が開いてしまうので。せめて今までのレースの流れを復習しながら待ちたいです。