「赤と白を混ぜると何色になるでしょうか?」
「ピンク!」
「正解!じゃあ、赤と青を混ぜると何色でしょうか?」
「紫!」
「正解!じゃあ、青と緑は?」
「青緑?」
「正解!」
「じゃあ、今度は私から問題!青と黄色で何色になるでしょうか?」
「うーーん」
「緑だよ!今度混ぜてみるといいよ」
「やってみる~」
上の娘(7歳)と↑こんなやり取りをしていたところ、下の娘(4歳)も私に問題を出してきました。
下の娘「赤と白で何になるでしょうか?」
私「ピンクかな」
下の娘「正解~!じゃあ、赤と青と緑とオレンジと白と紫は何になるでしょうか?」
下の娘が知っている、思いついた色を片っ端から挙げたような色の羅列です。
私「うーん…色んな色を混ぜすぎると、茶色っぽい色になっちゃうかなぁ」
私は上の娘との会話同様、下の娘にも色について教えてあげる感覚で答えていました。
ですが、下の娘から返ってきたのは、私の思っていたのとは全然違う答えでした。
下の娘「ブッブッー。正解は……虹でした~!!」
あぁ、子供の発想って何て素晴らしいのだろうと感じる瞬間でした
凝り固まった私の頭からは出てこない答えです。
色んな色を混ぜると茶色や黒になってしまう…ではないのですよね。
色んな色を混ぜると虹になる。
キラキラしたこの発想が私にはとても眩しくて。
こうゆう気持ちを忘れないでいたいものだと強く思いました。
さて、話が少し変わって、こちらは大人になっても変わらない感覚のお話。
これはハロウィンに私から娘達にあげたものです。
今年は「トリック オア トリート」ってママに言ってきたらお菓子をあげるよ~が我が家のハロウィンでした
そして娘達に渡したのがこのキティのクッキー(マイメロのゴムのオマケ付き)です
大喜びだった娘達。下の娘は特にキティが大好きですので、クッキーを気に入って寝床まで持っていた程。
好評で親としても嬉しい限りでした
ですが、1つ、困った事が……
このキティのクッキー。2人ともなかなか食べてくれないのです
理由は「可愛くて食べれない」との事。
その気持ち、ものすご~く分かります!
私も同じだからです。
もう大学生になっていた頃。
近所のコンビニで棒付きのクマのゼリーを買った事があります。
ただのゼリーなのですが、クマがとても可愛くて。一目惚れでした
けっこう大きめなゼリーで1つが300円くらいした覚えがあります。
売り場に残っていたのは2つ。
どちらか選んで買って帰るのすら、2つをバラバラにしたら可哀想!なんて思いがわいてしまい、2つとも買って帰ったのでした
それ程に可愛くなってしまったゼリー達。
当時の私は可愛さのあまり食べられず。部屋に飾っておきました。
そして当然の事ですが、ゼリーの賞味期限は過ぎ、過ぎに過ぎまくり、本当の意味で食べられなくなりました。
それでもずっと飾ってあったゼリー達。
最終的には、結婚して部屋の荷物を片付ける際、母に頼んで、私の見えないところで処分してもらいました
この話、ものすごい可愛いお菓子を見ると必ず思い出す出来事です。
申し訳ない事をした、可哀想な事をしたと、今でもあのクマ2匹に対して自分のしてしまった事を悔いています。
そんな過去があるものですから。
子供達の「食べられない」の気持ちはよ~く分かる。
ですから、私はそのクマさんゼリーの話を子供達にも話しました。
キティちゃんは美味しく食べてもらえるのが一番嬉しい事なのだと。
すると…
「えー食べられなくなっちゃったの!?」
「捨てちゃったのー!?」
「ヤダヤダ~」
「ママひどーい」
子供達はグサグサ古傷を抉るような反応をしてくれましたが、私の懺悔を聞いてからは、あっさり「じゃ、食べよー」という方向へ
食べる前に写真撮って!!と頼まれて一枚
なんだかやっとハロウィンが終わった気がします。
そして、クマさんごめんなさい…に意識が向かいがちでしたが、今冷静に考えると、何年経っても“可愛いクマさん”を保っていたあのゼリー。
裏面の原材料とか、すごい事になっていたんだろうなぁとも思ったり。
どちらにしろ、さようならする前に、写真くらい撮っておけば良かったと、結局は思い出す度に後悔が募るばかりです