小学校の夏休みも終わり、私としては早々と秋の感覚になったのも束の間……
暑いですね😵💦
この暑さ、いつまで続くのでしょう💦
自業自得この上ない話なのですが、昨晩は会社から出されていた課題が終わらず、ほとんど寝てないので。
なんだかこのまま溶けてしまいそうです………
……ですが、今日は木曜日なので💡
私の大好きな弱虫ペダルに元気を分けて貰いましょう✊
と言うわけで、先週から楽しみにしていた弱ペダの続き、内容や感想に入ります。
本誌未読の方はネタバレにご注意ください❗
比叡山延暦寺
京都と滋賀にまたがる
標高848ｍの
比叡山そのものを
境内とする寺院で
山頂に点在する
大小150もの堂塔の
相称でもある
平安時代の開創以来
1200年以上もの歴史をもつ
かつてのけわしい修行場も
現代では
道路やロープウェイなども整備され
観光地としても人気のスポットとなっている
琵琶湖も望める延暦寺駐車場は、観光客で賑わっています。
駐車場の前の道を、京都伏見のジャージを着た人物が自転車で走り去っていきます。
その様子を目にした子供は指をさし「あ、修行僧」と声をあげます。
親は子供の声に、指した方向を見ますが、修行僧なんてものは見当たりません。
「見えないわよ」と言えば、子供は「あっちの方、走っていった」「すごい目してた」と語るのでした。
子供が見た、すごい目をしてた人物とは、京都伏見の御堂筋でした。
御堂筋（道……道……道ィ…。道の上を走るスポーツ、ロードゥレェース。体ひとつで１日1000ｋｍ以上走る、世界で最も過酷なスポーツ。知力を使い、体力を使い、兵力を使い、誰よりも早くゴールにたどりつく。ただそれだけの闘い＿＿）
彼は今、ひたすら自転車で走っています。
御堂筋（ボクは、ゴールだけを狙い、ゴールだけを見据えて、ゴールだけを獲る＿＿つもりやった。あのインターハイで＿＿!! だけれども、ボクが手にしたゴールは＿＿『２日目』だけ。ひとつだけやった。一番大切な３日目のゴールの日は＿＿土をなめた。たった３ｋｍ。のこりわずか。３ｋｍで地面にはいつくばった!! その前の年もそうやった!!）「何やの…一体。成った…トンだ…全てを捨てたァ!! ボクは限りを尽くしたァ!! なのに、何でやの!? まだか？まだ足りんいうんか!! ボクゥの圧倒的進化が!! そういうことならァ、しゃあないワ…」
声をあげていた御堂筋ですが、ペダルを回す脚が痙攣し始めます。
御堂筋「まだ？インターハイのダメージが？ハァ？残ってる？」
痙攣しギシギシきしむ自身の脚を見つめる御堂筋。
御堂筋「そんなもの、構わんわ!! ボクは進むよ!? 限界の先までぇ!!」
痙攣を始めた足でもペダルを踏みこもうしたその時、ガチャンと自転車が音を上げます。
それはチェーンの外れる音でした。
道端で自転車を止め、外れたチェーンを戻す御堂筋。
御堂筋「…キモ……くうだらんタイミングで。チェーン外れたわ…」
直しながら、御堂筋はある事をふと思い出します。
御堂筋「そういえば、あいつが、あの時………何か＿＿言いよったな………。あの男が」
『御堂筋』『おまえに足りんものは＿＿』と、“あの男”の言葉が脳裏を過る御堂筋。
彼はインハイ３日目の事を思い出すのでした。
インターハイ３日目ゴール前、あと３ｋｍのところで倒れ、一度は救護テントに運ばれた御堂筋でしたが、フラフラしながらも救護テントを抜けだし、自転車を押しながら歩き出していました。
そこへ現れたのは卒業した先輩、石垣幸太郎です。
石垣「圧倒的な力でも、がまんでもない」
御堂筋「ハア？何でぇ…。何でキミィが、今年のこのインターハイの３日目の山の救護所にィ…おるの？」
石垣「そうや。オレはもう去年卒業した身やし、大学生や。ホントはチームやおまえには関係ない」
御堂筋「石垣くぅん!!」
石垣「どこへいく…歩くのもやっとのその体で」
御堂筋「どこっ…どこでも、ええ……やろ。ボクゥはいくよ？ボクはまだ終わっとらん…から…このレースは…………いくよ？ゴォールにィ」
そう言った御堂筋でしたが、言葉が終わるのと同時にその体は再び倒れそうになります。
押していた自転車はガシャンと音をたてますが、倒れそうになった御堂筋を石垣は受け止めるように支えます。
石垣「その体じゃ………ムリや………御堂筋。代わりに＿＿オレが連れて行ってやる」
石垣は自分の車に御堂筋を乗せ、最終ゴールの地点へと向かいます。
車の中、御堂筋は倒れたままです。
パッと見、意識があるのかないのかも分からないような状態ですが、石垣は語りかけます。
石垣「ゴールはさっき、決まったよ。放送できいた。今年も、あのメガネくんだったそうや。なあ、御堂筋。余計なお世話やいうて拒むか、オレを」
御堂筋「…………」
石垣「おまえが残り３ｋｍで倒れたて放送できいてオレは、気づいたら車とびのっとった。ゴールで待っとったんや。２日目、勝利をもぎとったおまえが、３日目も華々しくゴールする姿を見ようと思うてな……。けど、おまえは来んかった………。まあ、聞いてへんとは思うけどな…言わせてくれ。おまえは強い。たぶん誰よりも強い。オレが保証する。けど、ただ…ひとつだけ＿＿最後まで自分を、自分の力だけを、信じすぎた。見ろ、最後のゲートや。ほら、くぐるで」
石垣は車で、ゴールゲートの下をくぐります。
石垣「ロードレースにもしもはない。けど…オレはこう思うとる。もしも＿＿もしも途中で置いてきた１年生の岸神小鞠をゴールまで連れていっとったら、おまえは勝ててた!! 御堂筋＿＿おまえに足りんもんは、誰かを頼る力や」
御堂筋に語りかけた後、石垣は車を降り、携帯で山口に電話をかけます。
石垣「おう、山口か」「そや、久しぶりやな」「ああ、安心せい。今一緒におるんや」
救護テントから姿を消した御堂筋を心配するチームメイトに連絡を入れてあげるのでした。
御堂筋は倒れたまま、そんな石垣の声だけを聞いています。
ここで場面は現在の御堂筋に戻ります。
御堂筋「プア？ハァ？タヨル？チ・・・カラ？タオル？」
御堂筋は道端で呟きます。
神奈川県
箱根町
自転車を飛ばしている真波。
真波「いっやぁーっ、完っ全に遅刻だねっ。さすがに怒られるな＿＿。大事なミーティングだって言ってたもんなァ!! 前の日も、遅れるなって電話あったし。けど、新しくなったことにはかなわないでしょ!!」
そうして遅れて自転車競技部の部室棟に着いた真波は声を出しながら部室の扉を開けます。
真波「すいませーん。遅っそくなりました～。けど、見てください。新しい自転車(ﾌﾚｰﾑ)ですよ!! ブレーキもディスクですよ!!…て」
沈黙で覆われた部室に真波の声だけが響き、全ての視線が、遅れて入ってきた真波に注がれています。
１年生は顎が外れそうな勢いの驚きの表情です。
銅橋「今ごろ!!」
黒田「ちっ」
真波「そういう雰囲気じゃなっさそーだねー。すっげー、皆にらんでるし………」
小声で「すいませーん」と言った真波は泉田の髪型に気づきます。
真波「うわっ、泉田さんがボースに戻ってる!! 昨日電話で言ってた重要な話ってそれですか!?」
泉田「ちがう…ここへ来い、背筋を伸ばして表情を正せ」
真波「こうですか？」
言われた通り、背筋を伸ばして皆の前に立った真波。
泉田「あらためて紹介しよう。箱根学園自転車競技部次期キャプテン、２年 真波山岳だ!!」
「えええ」という驚きの声がわき上がります。
真波「えーーっ」
本人ですら驚く発表です。
集まっていた部員達からは「うそでしょ!?」「遅刻魔なのに!?」とざわめきが止まりません。
泉田「キャプテンだ、おまえが」
真波「へぇーっ、おもしろそうですね!!」
『◎福富から泉田へ。そして泉田からのバトンは真波山岳へ!!』という文字が綴られ、今週はおしまいです。
まさかまさかの真波でしたー！！！
箱学は銅橋だと思い込んでいたので、意表をつかれた感じです。
真波だったとは………
………確かに、次の世代で唯一、１年の時からインハイに出場していたのは真波。
王座を奪われたその年、走っていたメンバーで唯一残る真波こそ、その悔しさを誰よりも味わっている、最も王座奪還を誓うに相応しい人物という事でしょうか。
なるほど～って感じです。
……でもでもでも！真波、キャプテンの事務的作業とかこなすイメージがわかない😅(ごめんね、真波💦)
副キャプテンに任せて～って感じになるのでしょうか。
真波が戦略たてて～とかも、イメージ沸きませんー💦
真波って作戦どうこうじゃなく、直感で闘っちゃう感じじゃないですか。
って事で、その辺も副キャプテンがやるとか？
となると、お飾りキャプテンになってしまいますし。
真波がびしーっと部を統率していくのでしょうか。
うーん、想像がつかない………
想像がつかないだけに楽しみです❗
そして、箱学が真波という事は、総北は小野田って可能性も十分すぎる程出てきましたよね💡
実際総北は誰になるのか……気になります～！
今週、総北の方まで読みたかったぁ😣
早く来週になって欲しいです！
それからそれから！今週前半に出てきた御堂筋の方のお話。
インハイ最終日に石垣さんが御堂筋をゴールまで連れて行ってあげてたとは。
ファンとしては嬉しいこんなエピソードが隠されていたのですね！
御堂筋の倒れっぷりが、相変わらず人の範囲を超えそうな感じに笑いつつ、石垣の振る舞いに胸が熱くなりました😌
本当に優しく大きな存在ですよね💓
もはや御堂筋の保護者な感じがします。
石垣のアドバイス通り、頼る力を手にしたら。
確かに最強じゃないですか！！
小鞠以外にも、また有能な新入生も入るかもしれませんし。
京伏がどんな布陣でくるのか、これは早くもインハイが楽しみです✨
やはり弱虫ペダル、ロードに戻ってきたのが嬉しく楽しくて、あっという間に今週分も終わってしまった感覚です。
やっぱり弱ペダはこうでなくちゃと思います😄
