今日から子供達の新学期が始まりました。
まだ8月ですが、小学校の夏休みが終わった瞬間に、気持ちが急に秋めいてくるのが不思議です。
外に出ればまだまだ暑い夏の日差しですのに、なんだかちょっと落ち着いた秋っぽい色の服が着たくなる、そんな感覚に陥っています。
さて、『今まで平和だったと感じたこと』なんてタイトルの記事を書き始めて、『その①』から『その②』まで、だいぶ期間があいてしまいました。
今日から、もう新学期も始まりますし、遅くなりましたが 『その②』を綴らせて頂きます。
今年小学一年生になった我が家の下の娘。
4月、入学式は行われたものの、その後の緊急事態宣言を受け、小学校は休み、6月からやっと学校生活が始まりました。
うちの娘は同じ市内ではありますが、少し離れた保育園に通っていた事もあり、お友達はゼロからのスタート。
分散登校や、ソーシャルディスタンスを保つ指導もマイナスに働いてしまい、友達作りに苦戦する日々でした。
そんな中でやっと出来たはじめてのお友達。
上の娘なんて、下の娘のそのお友達の事を「お人形さんみたい」と言った程、大きな瞳の印象的な可愛らしい女の子です。
嬉しい事に、私はその子のお母さんとメールや電話をする仲になれました。
話をする中で知ったのは、娘のお友達とそのお母さんがとても頑張って、力強く生きてきたという事です。
“生きてきた”なんて書きますと、何事かと思われそうですが、まさにその言葉がしっくりくるような、私としては今までドラマでくらいしか聞いた事のないような状況下を乗り越えてこられた方々だったのです。
そのお母さんは「私は早くから働き始めたので、同じ歳の人より社会経験積んでます!」と明るく元気な方。
母子家庭で、複雑な事情があるので、生活を支える為、日勤夜勤と続け、一日の睡眠は3時間。
週に一度5時間寝れば体は持ちますと言いながら、文字通り寝ずに仕事をされています。
子供の事に一生懸命で、熱いハートを持っていて、私はとても好感を抱いています。
ところが、話を聞いていると、そのお友達親子は何故か理不尽な差別を受けてばかりなのです。
私は幸運にもそのような差別的な扱いをされた事がなかったので。
身近で親しくなった家族が理不尽な扱いを受ける様子に腹がたって仕方ありません。
どうにかならないものか、考えたりもしたのですが。
なかなかに根が深いところにあって。
私の力ではどうにも出来ないなと、軽い挫折感も味わいました。
“理不尽な差別”なんて書いてしまいましたが……
これは差別というのか……ママ友の闇みたいなものでしょうか。
あとは、申し訳ないのですが、担任の先生に不満を抱かずにはいられない状況になっています。
娘のお友達なのですが、その子は事情があって、保育園に通っていませんでした。
その事情というのは、保育園の時に、保育者からの虐めにあい、通えなくなってしまったというものです。
フラッシュバックで夜中に泣き出してしまう事もあるとか。
そんな事情ももちろん担任の先生に話をし、入学前から教頭先生や、担任の先生との顔合わせもしたそうです。
したそうですが……担任の先生との初対面は最悪なものとなってしまったのだとか。
その子のお母さんはもはや担任は信用出来ないとおっしゃっています。
細かくは書きませんが、特殊な事情を話してあったにも関わらず、まるで母親(自分)が保育園に“行かせなかった”かのような表現を使われたり、私も聞いていて、それはないなと思う事を言われてしまったようです。
うちの娘にも関係のある発言の一例を挙げますと、担任の先生は、幼稚園卒業の子は勉強も出来て手がかからない。
けれど保育園卒業の子はまず最初のスタートが出遅れているので大変だという発言をしているそうです。
そんな基準から、保育園にも通っていなかったその子は、勉強や生活面が大変だろうと言われたとの事です。
その子のお母さんはもちろん怒りの感情もあったものの、見返してやる!という気持ちで、自粛期間中の4月、5月は、仕事の合間をぬってドリルをやらせたりのお勉強をさせていたと話していました。
6月、学校が始まり、その子は「学校楽しいな」と通っていたそうです。
ところが私の娘とそのお友達のクラス。
蓋をあけてみたら、けっこうやんちゃな子が多かったようで……
ある男の子はとにかく乱暴な部分のある子で。
娘のそのお友達は帰り道に突然後ろからボコボコ殴られたり(うちの娘と帰っている時だったそうです、もちろん大泣きです)、うちの娘も廊下ですれ違い際にお腹をグーパンチされたりしました。
また、一人では学校に来れず、毎日親が廊下や教室で子供を見守り、給食が終わると午後の授業は出ずに帰る子がいたり(しかもそれが一人じゃありません!)
椅子に座っていられず、いつも机に座っては怒られ、泣き声がうるさすぎて廊下に出される子がいたり。
まあまあ、大変な事になっているようです。
それでも、娘のお友達は「学校は楽しい」と通えていたそうです。
ちなみにうちの娘はお腹グーパンチの時はもちろん、ちょっと何かあれば(無くても)「学校はイヤ~勉強はつまらない」と言っていました。
一番楽しい授業は給食で、次は中休み、その次が体育だそうです。
グーパンチされた時ですが、もちろん私は直ぐに先生に伝えました。
先生は親御さんにも連絡しました等々、きちんと対応してくださったのですが………
娘のお友達が帰り道に後ろから複数回殴られた時の話を聞いてびっくりしました。
もちろんそのお母さんもすぐに先生に言ったそうです。
ところが、先生の第一声は「子供の間でよくある事じゃないですか」だったそうです。
そのお母さんは、先生がそうおっしゃるなら、私は直接相手の親に電話をかけます(連絡網は配られています)と言うと、先生から、そんな事をしたら、うまく収まる事も収まらなくなるから~なんて宥められたのだとか。
そのお母さんは先生の対応にますます腹を立て、もうダメだ、今後は頼らないとおっしゃっていました。
担任の先生も、毎日親御さんが来ていたり(毎日が授業参観状態ですよね😅)、大変だなぁと思います。
面倒はよしてくれ~って時もあると思います。
が、それにしても私の時と、そのお友達の時と、対応が違う気がしてしまいます。
何故なのでしょう……
そんな何故なのでしょう……な出来事は続くのです。
うちの娘とそのお友達、毎日一緒に登下校しているのですが、もう一人、同じ方向に帰る子に、一緒に帰ろうと声をかけていたそうです。
でも、いつも断られてしまいます。
ある日また、一緒に帰ろう!と声をかけたところ、「ママに○○ちゃん(娘の友達)とは帰るなって言われてるの」と言われたそうです。
私もこの話はとてもショックでした……
そうゆう事を言う方、本当にいるんですね……
その子のお母さんは、きっと自分は地元のママ集団に目を付けられている~なんておっしゃっています。
訳あり部外者とは関わりたくないのだろうと語っていました。
確かに、色々な事を抱えてらっしゃる方なのです。
ですが、誰だって大なり小なり“訳あり”な部分は持ち合わせているものでしょう。
同じ地域に住んで頑張っているのに、部外者なんて思って欲しくないのですが、ご本人がそんな気持ちにならざるを得ない状況に何度となく直面しているそうです。
過去には公園で無視されたり、お手伝いをしている店の店主と仲良く話していたらジロジロ見られたり、そうゆう事はよくあるのだとか。
何故なのでしょう……
そのお母さんがとても若いから?
シングルマザーだから?
色々抱えてそうだから?
だとしたら応援こそすべきなのに。
私は今はそういう気持ちでいっぱいなのですが。
例えばもし仮に、私がそのお母さんと個人的に仲良くなる前に、別の方を経由してそのお母さんの話を聞く事があったら、彼女に対する見方は変わってしまったのでしょうか?
見方が変わってしまうような言われ方を、しているのでしょうか?
私はどう受け止めたのでしょうか。
娘のお友達は、一緒に帰ってくれなかった事について「私が悪いんじゃないし、誰も悪くない。そうなったのは、仕方がない事なんだよね?ママ?」なんて聞いてくるそうで。
そのお母さんは辛いなぁと漏らしていました。
親が子供のクラスメイトの誰かを特定して一緒に帰るなとか、関わるな的な発言をした場合、それは容易に虐めにも繋がります。
百歩譲って親に何かあっても、子供とは関係のない話であり、誰々と関わるな~という発言は、してはいけない発言のはずです。
小説やドラマでは聞いた事のあるそんな台詞。
自分の身近で本当に聞く事になるとは思っていませんでした……
「学校は楽しい」と言い続けていたその子ですが、夏休み直前、その出来事があってから、「学校イヤだなぁ」と漏らしはじめたそうです。
子供同士のいざこざで、それを先生が仲裁したり、相手の親御さんに伝え、家庭でも注意したりして解決するのは、相手の親御さんに偏見(思い込み)がない状態なのが前提です。
子供の、その親にも原因がある場合、闇はとてつもなく深く、用意には解決出来ません……
私には何か出きる事はないのか……
考えてしまいます。
私にもっと地元の知り合いが多ければ、そうゆう輪の中に入ってきてもらうとか、出来たのでしょうか。
ですが、あいにく私はそうゆうグループ的なものは好きではないので(面倒に感じてしまうのです💦)出来ませんし、おそらくそのお母さんも、そうゆう事を面倒だと感じるタイプでしょう。
子供の為に一生懸命頑張る素敵なお母さんなのだと、他の人にも好感を持ってもらえるようなきっかけが、作れれば良いのに。
そう考えた瞬間、そうゆう自分の考え方もまた上から目線になってしまっているのではないか。
失礼なのではないかと悩んだりもします。
私に出来る事はないのか、悩みます。
ただただ、子供達が「学校楽しい!」と言って通える日々になって欲しい。
本当にそれに尽きるのです。
今日から始まった二学期。
娘も、娘のその友達も、もっと仲良い友達が増えますように。
笑顔の日々になりますように。
そう願ってやみません。