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現実を垣間見た4連休

  • 2020年9月22日
  • 日常
  • 4件

連休中、実家の母が私の家へ来てくれています。
当初父からは、子供達を連れて私が実家に来ないかと誘われたのですが、私が少し渋ったので、父の方から、では母を私のところへ連れて行ってやってくれと頼まれたのでした。
私が子供達を連れて実家へ滞在するのを渋った理由はいくつもありました。
今は姉に会うのが嫌だった事と、父と姉とで超険悪な状況になっている場所に子供達を連れて行くの事と、考えるだけで心が折れそうだったから。
というか、子供達というのは言い訳で……自分自身が実家に泊まると考えるだけでストレスで発狂しそうな気分になるからでした。

母は痴呆症を患っておりますが、最近急激に悪化してしまいました。
自分では「大丈夫」と言いますが、おそらくもう一人では電車に乗れません。
移動中に自分がどこへ向かっているか分からなくなってしまうでしょう。
父や姉は昔から激情型で言葉も強く口が悪いのです。
母に対するキツい言葉の数々が母にストレスや苦痛を与え、痴呆症の急激な悪化の要因になっているに違いない。
もちろんそれが全てではありませんが、少なからずあると思っています。
実際、少し前に電話した際、父の物言いが「人格を否定するような言い方で辛い」と母が泣いていました。
この連休、私が実家に行くのではなく、母を私の家に呼べるなら私にとって一番願ったり叶ったりだと感じた私は、父の頼みに二つ返事で応じました。

金曜日、会社を少し早めに出て実家へ向かい、母を連れて自宅に帰宅。
そこから土日月火と母に滞在してもらい、水曜の朝、子供達を学校に送りだしたら、その日は主人の仕事が休みなので、車を運転出来る主人(私はペーパードライバーです)に実家まで私と母を車で送ってもらう。
私は母を実家へ送り届けたら実家から会社へ出勤。
そんな流れを予定しました。
水曜の朝、出社が少し送れる事も会社には連絡済みです。
スケジュールはばっちりでした。
実は父は、母がこちらへ来てくれる事を「今回が最後かもしれないぞ」なんて言い方をしており、私としてはその言い方に少々腹立たしさのようなものを覚えながら、絶対に楽しい4日間にしてやる!と息巻いておりました。

ですが、現実はそんなに甘くはありませんでした。
母の状態は私が思っている以上に悪化していました。
もちろん、調子の良い時もあります。
ですが当然、その逆、調子の悪い時もあります。
夜が一番ハラハラします。
いつも寝ている実家とは違う部屋に寝泊まりする事になるので、ふと今の状況が分からなくなってしまうようです。
夜中にトイレに起きた際(2時頃)、母の寝ているはずの部屋から灯りがもれていたのに嫌な予感がしてノックして入ってみると、母は泣いていました。
「私は間違ってここへ来てしまったみたいなのですが」と泣いています。
一瞬、娘の私も認識出来ておりませんでした。
ゆっくり私が私だと伝え、ここが私の家であると伝えました。
一緒に家の中を歩いて見て周り、やっと私の家だと分かると「安心した」と言ってくれました。
母曰く、帰ろうにも電車ももうない。けれど、とにかくここから出ようと思っていた。
ただ、出る前に部屋にある絵が私の描いた絵に似ていたから、眺めて留まっていたのだとか。
母に寝てもらっている部屋には、私が小学校の頃描いた、コンクールで評価してもらった絵が額に入れて飾ってあったのです。
誰よりもその絵を好きだと言って誉め、額に入れてくれたのは母でした…。

徘徊させてしまう一歩手前であった事の恐怖から、私は寝れなくなりました。
幸い我が家の玄関のドア、ロックの外し方を母はすぐには分からず、開けようとすれば一定程度の音が鳴るはず。
ロックをかける事で少し、安心は出来ますが。
それでもやはり眠れるものではありません。

子供達は母の物忘れを冗談のように笑い飛ばしながら母とトランプをしたり、かるたをしたり、大好きな祖母とたくさん遊べて楽しい連休になっているようです。
母も、楽しい、何もせず楽させてもらっている等々、笑顔を見せてくれるので私も嬉しいです。
嬉しいのですが、母の混沌とした記憶から紡がれる言葉が、時に胸に刺さります。
受け止める事にまだ慣れておらず、介護の大変さの片鱗を感じています。
こんな事で同様している自分に情けなさも感じます。
色々想定して構えていたはずなのに。
心は辛さを正直に訴えてきます。胸が痛いです。

私の家に来てもらって元気になってもらおう!
そう思っていましたが。
慣れた家、慣れた部屋、母が面倒をみているペット達。
それらが今の母には必要な要素なのだろうと感じずにはいられません。
正解の見えない闇の中にいる感覚です。
自分の出来る事を探していこうと思います。

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