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別冊少年チャンピオン7月号のお話 ☆ 来月が楽しみすぎるっ!!

昨日週刊少年チャンピオンを読んだばかりですが、今日は別冊少年チャンピオンの発売日💡
そもそも弱虫ペダル大好きですが、中でも特に大好きな旧3年生の話が読めるスペアバイクは格別😆
私にとってはこちらが本編と言っても過言ではないくらいです✨
というわけで、以下は今月のスペアバイクの内容や感想になります。
本誌未読の方はネタバレにご注文ください❗

 

 

 

SPARE.96 『筑士波大学3』

『◇大学で出会った“サイクリング”の世界に、田所は…!?』という文字も綴られている今月のスペアバイク。
田所の語りで始まります。

オレは
サイクリング部に
入部した

先輩たちは
皆やさしく
いい人ばかり
だった

今年の新入生で
入ってきたのは
今のところ6人

男子4名
女子も2名いる

先輩の靴野井さん曰く
「いつもよりは少ないかな
でも5月に入ってから
入部してくる子も
多いから」
だそうだ

大学の授業を受けながらもサイクリング部の事を考えてしまう田所。
田所(ふぅ、女子もいる自転車…部、か…。別世界に来てるみたいだぜ。ま、『大学』で『一人暮らし』ってだけで十分別世界か。単位の取り方とか、選択制の授業とか、勉強への取り組み方も高校と全然違うもんな。変わっていく生活の中で、唯一変わらねェのが『自転車レース』だと思ってた……靴野井さんは、『決断力が大切なのさ』とも言っていた)

田所は靴野井と話した時の事を振り返ります。

靴野井「旅てのはさ、いわば命がけなの。ケガしたり、体調悪くなったり、天候が荒れて進むか戻るか留まるか。その人が決断しなきゃならないのさ。人間は物事を選択する時に、最もストレスを感じるの。大事な物を買う時、荷物を選別する時、道を選ぶ時__脳はフル回転する。だから、つかれるし、わからなくなる。だからと言って“他人の言う通りにします”“代わりに決めて”ていうのは放棄なのさ」
田所(放棄……)
靴野井「自分で決めた道には、失敗はあっても__後悔はないのさ」

授業中もそんな靴野井先輩の話を思い出したり、とにかく自転車の事でいっぱいの田所。
授業が終わると、さっそくサークル棟の方へ向かいます。

気合い十分でズンズンと歩いていく田所。
田所(とにかくやろう。今、目の前のことを!! そうだ!! 後悔ねェように。自転車に関わってるだけでいいじゃねーか、オレ!!)「金城の洋南(トコ)には荒北がいるって聞いて…聞いて…正直メチャクチャ焦りつうか…先こされた気持ちつうか、よくわかんねェ敗北感あるけど!! オレはオレの道でレースの世界に戻ってみせる!!」
田所は一度歩みを止め、雄たけびをあげます。
田所「うおおお!!」
そして走り出します。
田所「ええい、臆するな田所迅!! 大丈夫だ、今日は、今日の部活は__待ちに待った__『練習』だ__!!」

田所は駆けながら、靴野井が木曜日に『練習をやります』と言った時の事を思い出していました。

田所(さすがに自転車で世界を旅する部活だ。そらちゃんと練習してねェと走れねェ!! どんだけハードなんだ!! 先輩にしごかれるのか!! やってやりますよ、オレは!! どんなに厳しい練習も!! 口の中が血の味するまで!! 走りぬいてやりますよ!!)「田所迅!! 遅くなりました!!」

並々ならぬ気合で集合場所に駆け付けた田所が目にしたものは……

お花畑にいるような和やかな雰囲気の部員達でした。

部員の男性「遅刻だよー(笑) 田所くん」

田所「!?」

息を切らして走ってきた田所は目が点になります。

集まっていたみんなの持っているのはクロスバイクです。

田所(クロスバイク!?)

部員の男性「15分くらい待ってたよ」
そう言う男性の背中には大きなリュック。

田所(リュック!? え!? そのデカいの背負って走るのか!?)
言葉を失います。
田所(……)

しかもそれだけではありません。
他のメンバーの自転車の中には、なんとカゴ付きのものまであるのです。

田所(カゴ付き…!!)
頭を抱える田所

田所(まてまてまてまてどういうことだ)

もはやふらっとし始めた田所を、他の部員が気遣ってくれます。
「どうしたの、田所くん」
「あー自転車忘れたの?」
「まだ買ってないの?」

田所は口をパクパクさせますが、その思いは、もはや声にはなりません。
田所(いやいやいや、あるわ。あるある自転車)「いや」(部屋にがっつりどっかり。インハイの時使ってたオレのSPECIAが!! でもクロモリじゃねェと失礼かと思って、靴野井さんに相談したら)

田所は相談した時の事を思い出します。
田所がアルミは持っているがクロモリの方がいいかと相談すると、練習当日は部室の古いのを使うといいと言ってくれたのでした。

田所「て…いうか」
言いながら、靴野井の方を見ると、靴野井は自転車を磨いてくれていました。

靴野井「そろそと出ようか、田所くん。キミはこれに乗って」
そういって、磨いていた自転車を差し出してくれます。

田所「今日…えっと…これ練習なんですよね!?」

靴野井「そうだよ?」

田所「クロス…リュッ…カゴ…えっと…彼らはあのままで練習なんですか!?」

靴野井「そうだよ」

田所「どんなメニューの練習なんですか」

靴野井「まあ、ついてきたら、わかるよ」

 

そこから場面は実際の練習の様子に変わります。
田所だけが自転車用のジャージを来ていますが、他の者は普通の服で、まさに本当にサイクリングです。

靴野井が『景色は楽しんでいいけど前には注意してねー』と言えば、新入生達が『はーい』とこたえる。
道端の花を見たり、遠くの景色を見たり、和やかなムードで進んでいきます。
曲がる際のハンドサインの説明なども受けています。
筑波山についての豆知識なども教えてもらい、田所も思わず、へーっとなりますが、自身に『へーじゃない!! 靴野井先輩「練習」は!?』なんてつっこみも入れています。

そんな田所としては練習とは言えない走行が続いていましたが、最後に、筑波山の中腹まで登る事となりました。
それを聞き、『きた!! ついに!!』と喜ぶ田所。

そして、筑波山の登りがこれから始まろうという地点で靴野井が言います。

靴野井「大きな赤い鳥居が見えたらゴールだよ」

他の部員「はーい」「はい」「きつそう__」

田所は一際大きな返事をします。
田所「はいっ」(きた!! いくぜ!!)「オラオラオラァッ」(登るぜぇ!! 誰よりも速く!!)「オラオラオラァ!!」

飛び出した田所は先頭をきって登っていきます。
田所「登りは嫌いなはずだったのに。久しぶりに誰かと走るてのは心躍るぜ。くそ!! 苦しいのに楽しい!! ガハハハ」

田所は頭のなかで、靴野井に『速いねーキミすごいよ。サイクリング部のエースだよ』なんて言われる事を想像し、気分良く坂を駆け上がります。

田所「なんつってな!! ガハハ」

ですが、そこでハッとして、後ろを振り返ります。

田所の目に飛び込んで来たのは、坂を登る部員に声をかけている靴野井でした。

靴野井「がんばってー。ゆっくりゆっくり、自分のペースでいいよー」

靴野井は、時間をたくさんかけて良い、歩いて自転車を押しても良いのだと、部員に声かけをします。

そうして、田所以外の部員もなんとか、全員走破するのでした。

筑波山さんの中腹、目的地につき、息を整える部員達。

靴野井「全員自転車と一緒に目的地まで来れた。覚えといて。これで100点だ」
親指を立てて語る靴野井。

田所「……」

靴野井「景色はたのしめたかい?」

部員達は口々に言います
「はい」
「ありがとうございます」
「はいっ」

靴野井「それで200点だ」

靴野井のその言葉を聞いた田所はブルッと何かを感じるのでした。

靴野井「そいじゃあ、そっちの原っぱに移動して。今日の、小さな目標達成を祝して、コーヒーを淹れよう」

持ってきたアウトドア用品で湯を沸かし、コーヒーを淹れる靴野井。

靴野井「自然に感謝しながら美味しく頂こう」

部員「はーい」「いただきまーす」

田所も他の部員達同様に、淹れたコーヒーを飲みます。

そんな田所の様子を靴野井は黙って見守っています。

最後は再び田所の語りで終わります。

その日のオレは
途中まで
「なんで速く走らねーんだ」
と思っていた
正直 期待したのと
全然違う
『練習』だった
だけど
最後のコーヒーを飲んだ時
なぜだか 心から
ほっとしていた

『◇次回、スペアバイク100話記念企画カウントダウン開始•表紙&巻頭カラー!!「DG」とのコラボ表紙で、スーツを纏った巻島が登場!! ふろくは表紙カットの超BIGポスター!! 本編では、遠く海を越えた地で“あの男”が…!?』と綴られています。

 

 

とりあえず田所っちがレースじゃない、スピード勝負ではない自転車の世界を満喫してて。
良かったね~って事で!
今月注目すべきは来月の予告!!!
予告に全て持ってかれましたよー😆
来月は巻ちゃんが出てくるって事ですよね!?
じゃあ東堂も出てくるのでしょうか!?
筑士波大の話をしているんだから。期待しないでって方が無理ですよね。
100話記念企画って何でしょう😆
今月のスペアバイクの内容はふっとんで、来月への期待で頭がいっぱいになってしまいました😣✨
あぁぁもうぅ早く来月号が見たいですっ!!!

って、すみません💦
あまり感想にもなってないですね😅
田所っち、ふぁいとー!って事で✋

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