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リアル高尾くん

  • 2020年12月11日
  • 日常
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小学4年生の我が家の上の娘。
娘の好きな男の子と言えば……キルア❗❗
(キルアとはHUNTER×HUNTERに登場するキャラクターの名前です)
キルア以外の名前が出てこないので、じゃあ好みのタイプは?と聞いても、「色が白くて猫目で強い、キルアみたいな人」という答えが返ってくるだけ😅
小4ともなると、お友達と好きな男の子の話で盛り上がる事もあるそうですが、そんなお友達との会話中、他の子が実在の子の話をしている時でも、娘は変わらずキルア一択のようです💦
誰に聞かれてもブレずに「キルア!」と答える、そんな娘。
それでも、現実の男の子から告白された事も何度かあるようです👀
「パパに話すと煩そうだから内緒だよ!」なんて釘を刺された上で教えてもらった事があります。
いずれも3年生の時でした。
娘は「ごめん、友達としか思えない」なんて答えているのだとか。
およそ私の小学校時代からは考えられないような“今時の”小学生ライフも楽しんでいるようです。

女子にしても男子にしても、“告白”や“付き合う”という行為が低年齢から始まっている昨今。
4年生になった娘のクラスには、もう何人もの女の子が告白しては撃沈し続けている、超モテモテの男子がいるそうです。
娘の話を聞いていると、その超モテモテ君は、まるで私と娘が少し前にはまって見ていた(読んでいた)『12歳。』という漫画に出てくる主人公の女の子の彼氏、高尾くんのような子でした。

『12歳。』の高尾くんはとにかくすごい✨
漫画のタイトル通り12歳で小学6年生。成績も良いし顔も良いし、運動神経も良いし性格もよい。
しかも、およそ12歳の男子が言えるはずのない、気遣いの言葉等々もさらっと言えてしまう、あり得ないと思う程に完璧に近い小学6年生です。
私は、そんな男の子は現実にまずいないでしょ~と思っておりました。
ところが、娘の話を聞いていますと、その超モテモテ君は、かなりその高尾くんに近い雰囲気なのです!
なので、私と娘は時々、“リアル高尾くん”なんて呼んだりしています😜

そのリアル高尾くんなんて呼びたくなる娘のクラスメイトの男の子は、2年生まで(確か2年生)イギリスやアメリカに住んでいたそうです。
なので英語はペラペラ。
娘曰わく、英語の授業になると、皆と違う喋り方をするそうです。
要するにカタカナ英語じゃないって事ですよね💡
そして、英語に限らず勉強の成績はかなり良いようです。
クラスで2位なのだとか(ちなみに私は成績1位の子(男の子)のお話も聞いており、個人的にはそっちの子推しです。笑)。
体育も得意で、最近よく授業で行うらしいハンドボールでは、普通に大活躍しちゃうタイプ。
そしてそして!顔も良いのだとか👀✨
確かに、集合写真を見てみると、整った顔立ちをしていました。
そこで、意地悪な大人の私は思いました。
そんな良いとこだらけでモテモテなら、性格は俺様になっちゃうんじゃない!? と。
ところがそんな汚れた大人の私の予想を裏切り、なんとその子は、性格まで良い子のようです😆
男の子の友達も多い人気者なうえ、女子へレディーファースト的な対応も出来ちゃうタイプ。
母の日に母親にプレゼントを買う姿も目撃されているのだとか。
友達と会って「どうしたの?」と聞かれた時「母の日のプレゼント買いに来た」と言っていた云々(貯めたお小遣いを使うらしいです!)。
もう~とにかく良い話しか出てこない!!!
普通に自分も子を持つ母として、どうしたらそんな子が育つのですか?と聞いてみたいレベルです。
そりゃあ女子からモテモテなのも納得ですよね😌

さて、そんなリアル高尾くん(とりあえずそう呼ばせて頂きます)と、我が家の娘は、今年(小4)始めて同じクラスになりました。
ところが、そもそも小3の頃から、娘の所属している学童でよく行く公園でリアル高尾くんも遊んでいたので、顔見知りになり、以来けっこう仲も良いのだとか。
娘は「3年の時は違うクラスだったから、そんな人気者だなんて全然知らなかった」と言っています💡
今年同じクラスになり、わりと話もするそうですが、
ただ、何かあると「他の女子の視線が怖い」のだとか。
娘はぶっちゃけ恋愛には無頓着……というかキルアしか眼中にありません。
けれど他の女子達は、とにかくリアル高尾くん狙いの子が多いようで。娘の話を聞いていると、まるで少女漫画の世界のようで、面白いったらありゃしません。

最近喘息のため体育は見学している娘ですが、一昨日はちょうどいつも遊んでいる仲良しの子も病み上がりで体育をお休みしたのだとか。
そしてもう一人、リアル高尾くんも風邪気味らしく、娘を含めて3人で体育を休んだそうです。
そんな体育の時間、先生から花壇の水やりを頼まれた3人。
娘の仲良しの子が水をいっぱい入れたジョウロを持とうとすると、リアル高尾くんが「重いでしょ、オレ持つよ」と代わってくれたそうです。
そんな心あたたまる一コマですが、娘曰わく、「体育中だったけど、めっちゃ他の女子がギロって見てた」のだとか。
本当にそんなマークされているものかなぁと思っていると、さらに私的には嘘~って笑ってしまう話を聞きました。

昨日の朝突然、娘にリアル高尾君が「クリスマスプレゼント何がいい?」と聞いてきたそうです(娘とリアル高尾くんは席が近いのです)。
娘が「はっ?」となり、隣にいた娘の友達もその質問の仕方に驚いて「えっ!?」となっていると、リアル高尾くんが慌てて、娘にではなく自分のお母さんにあげるクリスマスプレゼントの話だと言い直したのだとか。
その瞬間、クラスの女子達がどよめいたのだとか。
「びっくりしたー!」と口々に言っていたそうです。
娘的にも一瞬でもクラスの女子達に“プレゼントあげる関係”と思われた事をえらい迷惑な話だと笑っていました。
誤解が解けた瞬間の女子達の「は~、安心したー!」って反応がすごかったと言っていました。笑
要するにそれだけ皆、リアル高尾くんの事を意識しているって事ですよね。
そうゆうモテモテ君って本当にいるんだなぁと私は驚くばかりです。

リアル高尾くんに撃沈していく女子は多い等々、話を聞いていると、おませな女子と違って当のリアル高尾くん本人はまだそうゆう事に興味がないのでしょう。
小学生男子(4年生)なんて普通そうですよね。笑
今時らしく女子に告白する男子もいる一方、そうゆう事に興味のない男子というのが、むしろ私の感覚から言えばその年代の子の至って普通の姿に思えて。
私の中のリアル高尾くんの好感度はまた上がってしまうのでした。

今はキルアしか見ていないうちの娘。
ちょっと良いかな~くらいの子もいないの?と聞いても、「えっ、いない」と即答です。
「だってキルアの方がかっこいいもん」って。
そりゃあそうだ。笑
キルアの現実離れした格好良さは私にもよ~く分かります。
リアル高尾くん同様、うちの娘が現実の男の子の名前を口にするのも、まだまだ先の様です。

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