最近、認知症の母の事でバタバタしておりまして。少し気持ちが塞ぎがちです。
ですが、私がどんな気持ちであろうとも、時はいつも通りに流れていくわけで……気がつけば今日は木曜日!
週刊少年チャンピオン発売日なので、気持ちもちょっぴり明るくなります。
やはり好きなものの存在って良いですね!弱ペダ効果は無限大~
というわけで、今日もその弱虫ペダルのお話に入りたいと思います。
以下は内容と感想になりますので、本誌未読の方はネタバレにご注意ください。
今週の弱虫ペダルは巻頭カラー!
『◎ゴールを狙うはこの4校…!!』と綴られ描かれるのは、京伏の御堂筋、群馬の雉、箱学の悠人、総北の今泉。
4人の背中がカラーで描かれています。
そして次のページには、見開き2ページを使って、総北メンバーが走っている姿も描かれています。
『総北、ゴールに向け、走る、走る、走る』と言う文字とともに、カラーで6人が描かれます。
カラーページの後に始まる本編。
いよいよゴールまでのこり200mを切った地点です。
先頭は御堂筋、その後ろに雉。
今泉と悠人はさらにその後を走っていますが、この時点では悠人より今泉が前を走っています。
悠人「お待ちかねの、ゴールスプリントの時間だ!!」
今泉「!!」
豹変していく悠人を見て、今泉がおどろきます。
今泉(心臓が血液を体中に送って、無数の血管が浮き出てる!! 新開が__加速する!!)
今泉がそう思ったと同時に、悠人が加速します。
悠人「しゃあ、るああ」(『ゾーン5』!!)「あああ」(上がれ!! 心拍!!)
悠人の想いに呼応するように、心臓がドプンと波打ちます。
悠人の加速に観客も驚き口々に言います。
「箱根学園(ハコガク)加速!!」
「総北のうしろからしかける!!」
「マジ速えぇ」
「“のこり200m”……!! 決めてたんだハコガクは…最初から__ここから仕掛けるって!!」
「総北を引き離す!!」
観客の言うように、加速した悠人はあっという間に今泉を引き離し、前の雉をとらえます。
会場も沸きます。
「ヤベェ!!」
「ハコガク強ぇぇ!!」
後ろから追い上げてきた悠人を見た雉は思います。
雉(“鬼”?速い!!)
悠人「るしゃッ」
隣りの雉にぐっと体を寄せて走る悠人。
雉(そして近い!! ゴール前、変化するのは御堂筋くんだけじゃないのか!!)
そんな様子を後ろから見ている今泉。
今泉(新開が雉を抜く!!)
雉「!!」
悠人「しゃあ!!」
今泉が見ている前で、本当に悠人が雉を抜き去ります。
今泉(先行してる御堂筋をとらえる!!)
悠人「るああああ」
今泉(のこり__150m!!)
ここで場面は後方、集団で走る総北のメンバーへと移ります。
鏑木「たぶん、もうすぐ___すね」
小野田「うん」
鏑木「うまくやってますかね__鳴子さんと、今泉さん」
六代「も…もうすぐって…もしかして…ゴ…」
小野田「うん」
六代「はっ」
鏑木「“ゴール”だ新人!!」
六代「あわっ」
鏑木「南風に乗って歓声も聞こえる」
六代「テ~~~!! この先で、もうゴール……してるんですか……テ…。いや、前から思ってたんですっテ、オレ。うらも…お、小野田さん。前に木中くんにも話したら『そりゃそうだろ』って言われたんですけど、ロードレースって…他の…サッカーや野球やバスケとかと違って…唯一、勝敗が決まる瞬間を、チームメイトが見れないスポーツだ…テ」
六代は自分がバスケ部マネージャーとして、試合中声を張り上げ応援していた時の事を思い出しながら言います。
そんな六代の言葉には、小野田や鏑木だけでなく、段竹も耳を傾けています。
小野田「そうだね」
六代「そ、それでいいんですか~テ。あ…いや…仕方ないとはわかっています けど、応援したり…テ、声かけしたり、力になりたいのに……できないのがもどかしくないんですか…テ…て、皆さんは」
小野田「先頭で闘う人たちをボクらは見ることができない。だから、心から願うんだよ」
六代ははっとした表情をみせます。
小野田「胸に手を当てて、今までつないできた想いを思い出して、はるか前を走るチームメイトに、気持ちを送るんだ」
鏑木「信じるってヤツだ!! 精一杯な!! 小野田さんの受け売りだがな」
鏑木が自身の胸を叩きながら言います。
六代「そ、そ、そ…でも、そんなの…」
小野田「届かない?」
六代「ひっ、あわっ」
小野田「ボクも、数は多くないけど、最後のゴールをまかされた事があるんだ」
小野田はインハイの最終ゴールを競った時の事を思い出しながら言います。
小野田「とても大変でね。必死で走って、ギリギリになって。それでも顔上げなきゃって前を見た時__みんなの姿が見えたんだ。『こっちこいよ』『ゴールはここだぞ』『あと一息がんばれ』って。ほんの一瞬だったけど。それは皆さんが__たぶん、それぞれの場所から気持ちを送ってくれたんだって思った」
六代(みなさんの…お姿が…)
小野田「終わったあと、今泉くんも、自転車にはそうゆう力があるって教えてくれた」
鏑木「オレ様の念も力になったな」
段竹「本当か?一差」
小野田「届くよ、想いは」
鏑木(そうす)
段竹(はい!!)
小野田「だから六代くんも、前を走る鳴子くんや今泉くんに、送ってあげて。心から。想いを!!」
六代「はい!! っテ!!」
そして場面はゴール争いをしている今泉へと移ります。
今泉(のこり150m!! 京伏先行。それを狙う新開、はりつく群馬。状況は悪くない!! 待ってたんだ、この時を。『のこり150m』が来るのを!! 1回しか使えないからな……最後の最強の一発は!! 今だ、外れろ、制限(リミッター)!!)
今泉は髪が逆立つような気迫に満ちます。
そしてとうとう、加速しました!
今泉のその速さに、観客も驚き声をあげます。
「総北、150mのところから加速!!」
「スプリント開始する!!」
「まて…あれ…速えぇぞ!!」
今泉は走りながら何かを感じています。
今泉「は!! わかってるって!! 心配すんなよ。やるよ、仕事は。キッチリな。けど、その想いありがたくもらっとくぜ!!」
言いながら走る、そんな今泉の背中を、まるで今押しているかの様に描かれる小野田、鏑木、段竹、六代。
今泉「総北のエースとして!!」
想いを背負った今泉が猛スピードで前を追います。
前には雉、悠人、御堂筋の背中が見えています。
今泉(いける、これなら。全員、仕留められる)
ここで再び場面が変わります。
描かれるのは今泉より後方に沈んだ鳴子です。
すでに体力を消耗しきってしまった鳴子は俯き加減に荒い息で初日ゴールを目指しています。
鳴子「ゴールを…見れんからこそ言える言葉もあるんや。カッカッカッ。今日のところは、エース譲ったるわ、スカシ、スカせ…力の限り。ゴールポーズ、見せてみろ!!」
天に向かって拳を突き上げる鳴子。
『◎次号は総北特別編!!』と綴られ、今週はおしまいです。
今泉かっこいい!!!(*´▽`*)
全員仕留められるって言葉!背中を押す総北メンバー!
この演出ってもう今泉がゴール確定なんじゃないの?って。思っちゃいますよね!? 実際どうなんでしょ~~!
ブログにいただくコメントを通して、弱ペダ好きの方とお話させていただいてるうちに、この初日のゴール、悠人くんでも良いなって気持ちに傾いてきていたんです、実は。
なんせ悠人は新開の弟ですから。鬼の様な形相で、2年前兄が負けてしまった御堂筋を抜いてゴール決めたら、それめちゃくちゃかっこいいなって。そんな展開を期待し始めてしまっていました。
ですがやっぱり今週のお話を読んだら、今泉行けー!獲るんだー!って気持ちがまた大爆発ですよ。
ころころ変わってすみませんって感じですが、総北応援したくなっちゃいますよね。
今週のタイトル、『総北の想い!!!!!!』って、『!』が6個連なってて。タイトルからもう総北応援しましょう~って感じじゃないですか。
話しの前半は悠人くんの見せ場だったのに、後半の今泉への期待感に全て持っていかれてしまった感じです。
欲を言えば、総北メンバーだけでなく、杉元の想いも背負って~みたいな表現も欲しかったのですが。杉元は選抜チームですからね。
ただ、もし今泉がゴールを決めてくれたら、杉元が喜ぶ様子も描かれるかなと。選抜チームなので、あからさまな表現は出来なくとも、心の中で今泉の事を思うシーンなら期待できそうだなと、考えてしまいます(というか、是非お願いしたいシーンです)。
ゴールまであと150m。150mって、走っても一瞬な距離ですよね。その中で爆発的な加速で追いつき追い越すんでしょうか。
前を走る3人はいずれも強敵ですから。いくら最後の最強の一発と言っても、そう簡単にゴールを獲らせてはくれなそうです。
とは言え初日のゴール、いよいよ決まりそうで。ワクワクですね!
来週も本編の続きが読みたいのですが…総北特別編って、また売店の話とかでしょうか。
もちろん早谷さんとかのお話も好きですが、今はインハイ初日ゴールの方が気になります。早く本編の続きが読みたいです。
それから今週は、久々に今泉以外の総北メンバーを見た感覚でした。
六代とゴール前の応援について話すシーンを読んでいると、このインハイ中、六代自身も、小野田の言っている想いが届いて力になる瞬間を体感する場面が出てくるんだろうなと考えてしまいます。
そのシーンがどこになるのか…六代の活躍が見れるのもより楽しみになりました。
本当に、早く続き、読みたいです!!